猫が床で転がる理由
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まずは、猫が床で転がる理由を解説します。
飼い主としては理解できなくても、猫の行動には猫なりの理由があるのです。
安心しているから
猫が床で転がるのは、安心しているサインです。
床でごろごろと転がっている時は、猫はお腹を出しています。
猫にとってお腹は急所なので、まわりが危険だと感じていればお腹を出してごろごろと転がることはありません。
咄嗟に逃げられる姿勢ではないことから、猫が床でごろごろと転がっている時は、安心しているのだと考えられるでしょう。
飼い主のことを信頼しているから
猫が床で転がる理由としては、飼い主のことを信頼しているという点も挙げられます。
先述したように猫にとってお腹は急所なので、飼い主に危害を加えられる心配をしていれば、猫がお腹を見せて転がることはないでしょう。
ちなみに、子猫は母猫にお腹を見せて転がることがありますが、そうすると母猫にグルーミングをされたり遊んでもらえたりします。
猫も飼い主のことを母猫のように信頼しているため、転がってお腹を見せているのでしょう。
暑いから
猫は、部屋の中が暑くても床でごろごろと転がります。
人間も暑ければ床でだらだらと過ごしたくなりますが、猫も同様なのでしょう。
また、お腹を出すことで体内にこもった熱を排出しているのです。
日向ぼっこをしたいから
猫は、日向ぼっこをしたいから床にごろごろと転がっているのでしょう。
猫好きであればご存じでしょうが、猫は暖かい場所が大好きです。
そのため、窓際で猫がごろごろと転がっている場合は、日向ぼっこをしているはずです。
遊んでほしいから
猫は、飼い主に遊んでほしい時にも床を転がることがあります。
これは、床でごろごろと転がることで、飼い主の気を惹こうとしているのでしょう。
また、過去に床で転がっている時に飼い主に構ってもらえたことのある猫は、過去の出来事から学習して床で転がっているのかもしれません。
興奮しているから
猫は、マタタビのにおいなどを嗅いで興奮した時にも、床を転がることがあります。
これは恍惚状態になった時にみられる行動ですが、マタタビの与えすぎは猫にとってあまり良くはないといわれているため、ほどほどにしておきましょう。
発情期だから
猫は、発情期を迎えると床に転がることがあります。
これは自分のにおいを床につけていると考えられ、野良猫でも発情期になるとアスファルトの上でごろごろと転がっている姿を目にすることがあるでしょう。
また、猫の発情期は独特の大きな鳴き声で鳴いたりオス猫に積極的に近づいたりするようになります。
猫が床で転がる際の注意点
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猫が床で転がる際は、いくつかの注意点があります。
注意点を理解して、猫が怪我をしないようにしましょう。
異物に注意!
猫が床を転がっている時は、たいていリラックスをしています。
そのため、床に転がっている異物に気が付かないことがあるでしょう。
シチュエーションとしてはあまり考えられませんが、万が一床に画鋲などが落ちている時に猫が転がると、身体に画鋲が刺さってしまう可能性もあります。
万が一のことも踏まえて、猫がいつでも好きなだけ床でごろごろと転がることができるように、床は常に清潔を保ちましょう。
衛生面
猫が床でごろごろと転がると、床に抜け毛が散らばります。
抜け毛をそのまま放置しておくのは、衛生的にも良くないでしょう。
特に飼い主が日頃から寝る布団や枕の上でごろごろと転がっている時は、定期的に洗濯や掃除をすることをおすすめします。
猫が床で転がる時の対処方法
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猫が床で転がる時は、飼い主としてどのような対処をすれば良いのでしょうか?
正しい対処をして、猫が快適に過ごせるようにしましょう。
放っておく
猫が床でごろごろと転がっていても、放っておいて良いでしょう。
なぜなら、猫は現在の環境に安心しているからです。
飼い主がむやみに触ってしまうと、猫は驚いてリラックスできなくなる可能性があります。
基本的に猫は一人の時間を好む動物なので、床をごろごろと転がっているだけであれば、心配する必要はありません。
優しく撫でてあげる
猫が飼い主のほうを見ながら床に転がっている場合は、優しく撫でてあげても良いでしょう。
身体を優しく撫でてあげることで、猫はリラックスできますし飼い主とのコミュニケーションにもなります。
ちなみに、猫によってはお腹を触られることを嫌がることもあるでしょう。
そのため、猫が床でごろごろと転がっている時は、猫の頭や首元、背中などを優しく撫でることがおすすめです。
構ってあげる
猫が飼い主のことを見ながら床に転がっている時は、構ってあげるのも良さそうです。
猫じゃらしなどでいっしょに遊んであげると、運動不足やコミュニケーション不足解消に繋がります。
猫にとって運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足はストレスの原因にもなるため、猫が甘えているようであれば積極的に構ってあげても良いでしょう。
また、ブラッシングもおすすめです。
ブラッシングは猫の被毛や皮膚の健康維持はもちろん、飼い主とのコミュニケーションにもなります。
猫が床でごろごろと転がるのも理由がある
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猫は、床でごろごろと転がっているからといって暇なわけではありません。
当然ながら暇でごろごろと暇つぶしをしている可能性もあるでしょうが、リラックスをしていたり飼い主にアピールをしていたりと、床で転がる理由はさまざまです。
飼い主としてできることは、放っておくか構ってあげることでしょう。
猫がリラックスしているようであれば放っておいたほうが良いですし、飼い主の目を見ながら床を転がっているのであれば、遊んだり撫でたりしてあげると喜ぶはずです。
猫が考えていることを理解して、飼い主として正しい対処をしてあげることで、信頼関係の構築にも繋がるでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。