【日本でも人気なあの犬種も!?】フランスを原産国に持つ犬種4選

近年ではペットショップなどでも、日本以外を原産国とする犬種を見かけることが多くなりました。そのなかでも大人気の犬種が多いフランス原産の犬種は、その優雅さやかわいらしさから絶大な人気を誇っています。そこで今回は、フランスを原産国とする犬種をご紹介します。 2022年08月20日作成

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フランスを原産国とする犬種には日本でも大人気なあの犬種も含まれています。あなたの愛犬もフランス原産の犬種かもしれませんので、ぜひこの機会に調べてみましょう!

【フランス原産の犬種①】フレンチ・ブルドッグ

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フランスを原産国に持つ犬種の1種目はフレンチ・ブルドッグです。

歴史

フレンチ・ブルドッグの起源には諸説ありますが、ほかのマスティフタイプの犬種と同じように、ローマ帝国のモロシア犬種がその由来とされています。

フランスへの持ち込みは、18世紀にフランスへ移住したイギリス人が小型のブルドッグを連れてきたことに始まります。

そこから少し時間が流れ1880年代になると、パリの下町で熱心なブリーダーによる異種交配が盛んになり、現在のフレンチ・ブルドッグが作出されました。

当時のフレンチ・ブルドッグは肉屋や卸者に飼われることが多い犬種でしたが、その特徴的な風貌が話題となり、徐々に上流階級や芸術家の間で広まっていきました。

1898年、フランスKC(ケネルクラブ)による公認を受け、正式な犬種として認定され現在に至ります。

特徴

ブルドッグやパグのようにくしゃっとシワの入った顔が印象的で、鼻が短い短頭種に分類されます。

フレンチ・ブルドッグの耳には、コウモリのような形と大きさを持つ「バットイヤー」と、後方にクルっと巻き込まれたような「ローズイヤー」の2種類があります。

小柄ながら筋肉質であり全体的にがっちりとした体型が特徴です。

毛色

フレンチ・ブルドッグの毛色には、フォーン・ブリンドル・ホワイト&フォーン・ホワイト&ブリンドルなどがあります。

性格と飼育時の注意点

社交的で好奇心旺盛な性格をしており、飼い主への忠誠心も高いです。
その一方、独占欲が強いという性質もあるため、攻撃性が出ないよう適切なしつけが重要となります。

短頭種であるフレンチ・ブルドッグは排熱能力が低いため、熱中症の危険が高い犬種です。
夏場だけでなく全季節を通して、気温の変化に気をつけた飼養が求められます。

【フランス原産の犬種②】パピヨン

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フランスを原産国に持つ犬種の2種目はパピヨンです。

歴史

パピヨンの祖先はトイスパニエルというスペイン原産の犬種だといわれています。

フランスのルイ14世王朝時代にあたる16世紀になると、上流階級の間で人気がではじめました。その結果、イタリアのボローニャ地方において繁殖が盛んとなり、高額での取引が行われるようになったようです。

パピヨンという名前はフランス語で「蝶」を意味しており、パピヨンが持つ特徴的な耳の形が蝶に似ていたことが由来となっています。

そのことから、英名ではバタフライ・スパニエルとも呼ばれています。

特徴

名前の由来ともなっている、大きく飾り毛のある耳がパピヨンの特徴です。耳だけでなく尻尾にも飾り毛があり、気品のある風貌をしています。

小型犬ながら運動能力に長けていることから、ドッグスポーツにも適した犬種です。

毛色

パピヨンの毛色には、ホワイト・セーブル・ホワイト&ブラウン・ブラック&ホワイト・レッド&ホワイトなどがあります。

性格と飼育時の注意点

利口で温厚な性格をしているため飼育難易度はそこまで高くありません。しかし、長毛種であることから、定期的なブラッシングなどのケアが必要です。

人懐っこく飼育しやすいのが特徴ですが、プライドが高い一面を持っています。そのため、飼い主との信頼関係ができていないとわがままな個体になってしまう恐れがあります。

【フランス原産の犬種③】プードル

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フランスを原産国に持つ犬種の3種目はプードルです。

歴史

プードルの起源にはさまざまな説がありますが、ドイツを原産とするバルビーが祖先だとする説が有力です。

フランス語の「caniche(プードル)」の語源は牝のアヒルを意味する言葉であり、泳ぎが達者で水辺の狩猟に用いられていたプードルの姿と合致していたことから、名前の由来になったといわれています。

16世紀になると小型化や優美性を求めた改良がおこなわれ、現在主流となっているサイズの違いや被毛のバリエーションが完成していきました。

特徴

プードルのサイズには、「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」の4種類が公式に認められており、体高や体重によって細かく分類されています。

ティーカッププードルとタイニープードルに関しては、トイプードルに分類されているため、公式のサイズとしては認められていません。

毛色

プードルの毛色には、ホワイト・ブラック・クリーム・セーブル・アプリコット・ブラウン・ブルー・グレー・レッド・ブラック&ホワイトなどがあります。

性格と飼育時の注意点

プードルは、ボーダーコリーに次いで頭が良いとする研究結果があるほど知的な犬種です。そのため、しつけによってトイレなどを覚えさせるのも比較的容易だといえます。

毛玉ができやすいため被毛を短くカットするか、毎日のブラッシングが必要です。
また、太りやすい体質であることから、ご飯やおやつの量を飼い主がきちんと管理してあげなければなりません。

【フランス原産の犬種④】グレート・ピレニーズ

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フランスを原産国に持つ犬種の4種目はグレート・ピレニーズです。

歴史

ピレネー山地周辺にて古くから確認されており、14世紀の本には城館の番犬をしていたとする記載が残っています。

17世紀になると、護衛犬としてフランスの上流階級に寵愛されるようになり、ルイ14世やマリーアントワネットなどの歴史上の人物にも愛されました。

しかし、外敵である熊やオオカミが減少したことでグレート・ピレニーズの人気が低迷。一時は絶滅の危機に瀕していましたが、愛好家の努力によって改良・繁殖が行われ、どうにか絶滅を免れました。

特徴

もともと山岳地帯にて飼養されていたことから、寒さに耐えられるようダブルコートの被毛で体中を覆っています。

後ろ足に狼爪(ろうそう)と呼ばれる2本の爪が存在しています。これは本来オオカミにみられる特徴です。そのことから、グレート・ピレニーズはオオカミに近い犬種であるといわれています。

毛色

グレート・ピレニーズの毛色には、ホワイト・グレー・タン・レッドなどがあります。

性格と飼育時の注意点

穏やかで優しい一方、独立心が強い性格をしています。

グレート・ピレニーズは暑さにとても弱い犬種のため、エアコンなどを活用した気温調整が必要不可欠です。

また、週1~2程度のブラッシングと被毛の美しさを保つための定期的なシャンプーも重要です。

原産国の歴史と犬種の誕生は密接に関係している 

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今回紹介したフランス原産の犬種もそうですが、犬種の誕生には原産国の歴史が関係していることも多くあります。

あまり気にすることのない犬種の原産国について、ぜひこの機会に調べてみてはいかがでしょうか?

愛犬の犬種がどのように誕生したのかを知り、原産国の歴史とのつながりを感じてみましょう。

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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