1.パピヨンの基本情報
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フランス原産の超小型種のパピヨンは体高20~28cmで、体重は2~4kgが平均的な大きさです。前身のバランスが良く、耳の飾り毛はこの上なく高貴な雰囲気が漂うのがパピヨンの魅力です。耳の飾り毛は風が吹くと美しくなびきます。その様子は優美そのもので、尾の飾り毛も一緒に揺れるときにパピヨン最大の美しさを感じさせます。手足が長く、スタイルの良さも魅力の一つと言えます。
2.パピヨンの特徴や性格について
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パピヨンは気位の高い犬という印象がありますが、実は人懐っこい部分を持ち合わせるチャーミングさもあります。パピヨンは甘え上手なので飼い主も癒されるでしょう。警戒心はそれなりに強い部分も持ち合わせているのですが、チワワのように吠えてそれを警戒するという「無駄吠え」があまり見られないのも、パピヨンならではの性格です。
飼い主の言葉はその聡明な頭で理解し、冷静沈着な部分も持ち合わせています。優雅な雰囲気を漂わせ、パピヨン自身も貴族のような雰囲気をまとっています。また自己主張が強く、明らかにわがままだと判断できる場合には正してあげれば良いのですが、何か伝えようとしている場合には、飼い主も耳を傾ける余裕が必要です。
飾り毛のお手入れについて
耳の飾り毛はパピヨンの代名詞のようなものです。そして、飼い主が丁寧にお手入れをしてあげることで、常に美しい毛並みを保つことができます。
コームを使い整えていくのですが、いきなりコームだけでは被毛を傷つけてしまいます。ブラッシング用のスプレーを少量使い、細い毛が切れないように優しくとかしていきましょう。耳の飾り毛は静電気の影響を受ける場所なので、毛玉もできやすいのです。美しい被毛を保てるように、毎日少しずつコームを入れて美容にも気を配ってあげましょう。
3.パピヨンの歴史について
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スペイン原産のトイ・スパニエルは、パピヨンの先祖と言われています。最初はイタリアで産出されました。その後はフランス貴族に愛され長い間寵愛を受けてきました。中世の絵画には、王侯貴族達と共にモデル犬として度々登場しているのです。王妃マリー・アントワネットが心底愛した犬がパピヨンだったというのは、あまりにも有名な話です。
現在パピヨンは完全に立ち耳の状態で、高い耳の位置からしだれるような飾り毛の様子があまりにも美しいとされています。立ち耳を持つスピッツと繁殖をすることで、蝶のような立ち耳を持つようになります。
4.パピヨンの気を付ける病気について
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パピヨンが注意するべき目の病気では、進行性網膜萎縮症(眼瞼内反症)が圧倒的に多いと言われています。また、骨や関節の病気にもかかりやすく、膝蓋骨脱臼にも注意が必要です。
5.パピヨンの食事で気をつけること
パピヨンの豊富な被毛の健康を考えたときには、栄養価が高いドッグフードがおすすめです。また、骨が弱い傾向もありますのでビタミン、ミネラル、カルシウム、リンが含まれているものを選ぶのが良いでしょう。
骨が細いパピヨンに必要なのは、カルシウムとリンです。美しい被毛を保つためには亜鉛も必要です。このような成分がたっぷりと配合されているプレミアムフードを選ぶとバランスが保てます。
パピヨンは愛しい存在
パピヨンは強い家族愛を感じるタイプの犬種です。常に家族の一員としての扱いを受けることに喜びを感じますので、家族旅行などに出かけるときは至福の笑顔を見せてくれるものなのです。
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UCHINOCO編集部
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