グレートピレニーズとは?

名犬ジョリーのモデルにもなった美しく純白な被毛に包まれグレートピレニーズの魅力をまとめてみました。優しく魅力的な性格にも迫ってみました。 2018年04月29日作成

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1.グレートピレニーズの基本情報

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超大型犬に分類されているグレートピレニーズは、一般的に飼育することは場所等の問題から日本国内でも稀です。そんな体格は、オスの場合で体高70~80cm・体重50~60kg、メスの場合体高60~75cm・体重40~50kgまで成犬になると成長を遂げます。

極寒の山地で活躍していたため、分厚く密集したふわふわな被毛と強靭な筋力を持っています。オオカミに近い犬種であり、後ろ足に「狼爪(ろうそう)」と呼ばれる独特の爪がありますよ。

2.グレートピレニーズの特徴・性格・飼い方

グレートピレニーズは大きな体をしていますが、のっそりと動くというイメージではなく、俊敏に動いて優雅な雰囲気を周りに見せるふるまいも魅力的な犬種です。文字通り巨体ですが、恐ろしいという雰囲気ではなく、優しく穏やかな性格が体全体から伝わってくるような雰囲気を持ち合わせています。体格はとにかくがっちりとして骨太体質です。大きな頭と垂れ耳がトレードマークで被毛はダブルコートで厚い毛で体全体が覆われています。

姿形から優雅な姿からおっとりした性格をしている犬種と思われがちですが、番犬や牧羊犬としての働きを本能として持っているので持ち前の防衛能力を働かせて自分から積極的に行動を起こす場合があります。

そもそも、さらなる運動能力の向上を求めて繁殖を繰り返されていましたが、近年は少しずつ家庭でも暮らせるようにと警戒心の強さは少しずつ弱められている傾向もあります。この部分は個体差がどうしてもあるので一概には言えません。ただ、自分で何でも自分で考えようする洞察力が強いのです。飼い主よりも先回りして判断をして行動する面は、やや困った一面でもあるのです。

3.グレートピレニーズの歴史について

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グレートピレニーズは、アジアに生息していた「チベタンマスティフ」を起源としてます。その後紀元前6世紀ごろに欧州に輸入され活躍しました。ヨーロッパでは紀元前1,800~1,000年頃の遺跡にグレートピレニーズが描かれていたという記録があります。昔から人間と共存してきた犬種だと言えます。

過去にはピレニー山脈での牧羊犬として人間の使役を達成するために活躍していました。その目的は家畜をオオカミやクマから守るためでした。見事にこの役割を全うして人間の役に立つ犬として重宝された歴史があります。実際に地域によって呼び名が違い、イギリスやヨーロッパでは「ピレニアンマウンテンドッグ」アメリカや日本では「グレートピレニーズ」と呼ばれているのです。

4.グレートピレニーズ・気を付けるべき病気について

大型犬の中でも骨肉腫を発症する犬としてグレートピレニーズが挙げられます。ゴールデンリトリーバー同様に発症率が高いのです。腫瘍(がん)の病気は、どんな犬種でもシニア期には腫瘍の発症は多くなるのですが、ピレニーズに限って骨肉種が中年齢くらいから発症する場合があります。体調の変化にはくれぐれも注意をしてください。飼い主が常に体に触れて体調チェックを欠かさないようにしておいてください。歩き方の異常などを早期発見ができれば重篤な病気も早く治療にかかれます。

5.グレートピレニーズ・食べ物の注意点

関節の病気が多いグレートピレニーズには、グルコサミンやコンドロイチンが含まれているドッグフードが望ましいとされています。日常的にグレートピレニーズには「膝蓋骨脱臼」を予防する必要があるからです。

また、体を健康に保つためにもグレインフリーのドッグフードを選ぶ目を飼い主が持つことも大切です。

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UCHINOCO編集部

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