犬の問題行動とは?問題行動の種類や原因と対処法をご紹介

犬はさまざまな原因で無駄吠えや攻撃行動などの問題行動を引き起こすことがあります。ここでは、犬の問題行動について、原因や対処法をご紹介します。 2022年08月11日作成

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犬の問題行動にはどんなものがある?

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犬は問題行動と呼ばれる、飼い主を困らせる行動をすることがあります。犬の問題行動は悪化すると近隣トラブルを引き起こす可能性もあるため、問題行動には何らかの対処が必要です。
ここでは、犬の問題行動にはどんな物があるのかご紹介します。

無駄吠え

犬の問題行動の中でも多いのが、無駄吠えとなります。無駄吠えは飼い主の静止も聞かず吠え続けます。昼夜問わず吠え続けられてしまうと睡眠不足となり、精神的にも辛くなります。さらに、無駄吠えは近隣トラブルを引き起こす可能性もある問題行動です。

無駄吠えは飼い主の行動で助長されることがあります。無駄吠えは一度癖になると直すことはとても難しいです。犬が吠えた時に要求をのんでしまうとさらに無駄吠えが悪化してしまいます。無駄吠えはできるだけ早く対処することが必要です。ただ、対処をする時には無駄吠えを悪化させる可能性もあるため注意しましょう。

攻撃行動

犬の問題行動で困ってしまうのが、攻撃行動です。犬の攻撃行動には、唸る、噛む、家具や家を壊すなどがあげられます。攻撃行動は散歩中に他の犬や人に対して吠え、噛みつこうとするケースもあります。さらに、動物病院で暴れてしまうこともあるため、できるだけ攻撃行動は控えさせるようにしましょう。

犬に噛まれて何針か縫う大怪我をする場合もあります。さらに、小さいお子様がいる時は犬により怪我をする可能性もあるため危険です。

粗相

犬の問題行動で困ってしまうのが、犬の粗相です。トイレがあるのにも関わらずトイレを失敗してしまうことがあります。トイレを失敗してしまうと掃除がとても大変です。カーペットにしてしまうと丸洗いができないものだと捨てなければいけないということもあります。
粗相はストレスで引き起こされることや単純にトイレトレーニングができていない場合でも起こります。

犬の問題行動の原因とは?

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犬の問題行動には必ず原因があります。問題行動は原因を知らなければ、ふだんの行動から問題行動を助長させることにもつながります。
ここでは、犬の問題行動の原因についてご紹介します。

犬の要求に従ってばかりいる

犬の問題行動の原因として、犬の要求に従ってばかりいるということがあげられます。犬に何らかの要求があった時に飼い主がその要求を応えると、こうすれば飼い主は言うことを聞いてくれるというふうに認識をします。特に無駄吠えはこれをすることによりさらに悪化していき、どんなに犬の行動を無視しても言うことを聞いてくれるまで吠え続けるようになります。

犬の要求に応じることは問題ありませんが、タイミングがとても大切です。犬が何らかの行動を起こした時に要求をかなえるとその行動が強化されます。犬が行動している時はできるだけ無視をし、落ち着いてから要求に応えるようにしましょう。

ルールがコロコロと変わる

犬の問題行動の原因として、ルールがコロコロと変わることがあげられます。犬をしつける時にはルールを決めてそれに従うよう教えていくものですが、ルールがコロコロと変わってしまうと犬は混乱してしまいます。
例えばお座りにしても、しっかりお座りの状態でご褒美を与える時もあれば、おすわりをしていないのにも関わらずご褒美を与える時もあると犬はなにをしていいのかわからず、「お座り」といってもお座りをしなくなります。

さらに、犬には「今日だけ特別」ということはあまり通じません。ご飯を食べなかったから特別におやつを与えたということがあると、次の日からおやつが出るまでご飯を食べなくなります。できるだけルールは統一し、犬が混乱することのないようにしつけていきましょう。

ストレス

犬の問題行動の原因として、ストレスがあげられます。犬は環境の変化、食事が足りない、睡眠不足、病気、運動不足などの原因によりストレスが溜まります。他にも、飼い主が構ってくれないもしくは構いすぎることもストレスの原因となります。

ストレスが溜まると問題行動だけでなく、免疫力が下がる、病気にかかりやすくなるなどのデメリットもあります。ストレスを全く溜めないことは難しいです。そのため、こまめに解消させてあげることが必要です。

犬の問題行動の対処法とは?

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犬と一緒に生活していると犬の行動により困ってしまうことはありませんか。犬の問題行動は放置しても改善することはありません。そのため、しっかり対応することが必要です。
ここでは、犬の問題行動の対処法についてご紹介します。

家族間でルールを決める

犬の問題行動の対処法として、家族間でしっかりルールを決めることが大切です。しつけに関しては認識の違いからトレーニングがうまく行かないこともあるため、迎え入れる前から話し合っておくことをおすすめします。
他にも、犬が食べてはいけない食べ物について認識を共有しておくことも望ましいです。犬が食べてしまうと命を落とす可能性がある食べ物は多くあります。特に祖父母や子供にはしっかり伝えておきましょう。

犬の要求に応えない

犬の問題行動の対処法として、犬の要求に応えないようにしましょう。もちろん最終的には犬の願いを叶えなければいけませんが、犬が要求したタイミングで応えないようにしましょう。
特に無駄吠えの時には犬のことを無視し続けることが大切です。途中で要求に答えてしまうと余計に直すことが大変になるため、部屋からでていくことや犬を一人にすることもおすすめです。

運動不足を解消する

犬の問題行動の対処法として、運動不足を解消しましょう。犬の問題行動はストレスが原因となっている場合があり、体力があり余っているからこそ問題行動を引き起こす場合もあるからです。
1日の運動量の目安として、小型犬は30分~1時間半、中型犬は1~2時間、大型犬は2~3時間程度がおすすめです。犬の体調や体力に合わせて調節しましょう。

犬を迎え入れる前にしっかり勉強しておこう

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ここでは、犬の問題行動について、原因や対処法をご紹介しました。犬の問題行動はいくつかあり、無駄吠え、攻撃行動、粗相、分離不安などがあげられます。これらの問題行動の原因は飼い主の行動が原因になることがあります。そのため、普段からしている行動は犬の問題行動を助長していないか注意しましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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