犬が室内でマーキングをする理由
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まずは、犬が室内でマーキングをする理由についてご説明します。
さまざまな理由があるため、愛犬のマーキングがどれに該当するか考えてみましょう。
縄張り意識
犬がマーキングをする一番の理由は、縄張り意識によるものです。
おしっこで自分のにおいをつけて、まわりに存在をアピールするために、マーキングは行われます。
特に散歩中などの外であれば、相手よりも高い場所にマーキングをすることで、「自分はこれだけ大きな身体をしているんだぞ!」と主張しています。
縄張り意識の強い犬は、室内であっても自分の縄張りを主張するためにマーキングをしているのでしょう。
ストレス
犬は、ストレスを感じることでも室内でマーキングをすることがあります。
ストレスが原因によるマーキングは、生活環境の変化によるものが大きいでしょう。
引っ越しなどで生活環境が大きく変わったときに、犬は居心地が悪くなってしまいます。
犬は、「身近に自分のにおいのするものがない!」と感じて、マーキングにより少しでも自分のにおいを広げようとしているのでしょう。
また、新たな犬を迎え入れたときや赤ちゃんが産まれたときなども、犬にとってはストレスとなる可能性があります。
新たな家族を迎え入れることで、自分に気が向かなくなったと感じて、寂しさからマーキングを行います。
分離不安症
犬が飼い主に依存している場合は、分離不安症という精神的な病気を発症することがあります。
分離不安症は、飼い主と離れることでパニック状態になり、問題行動を起こしてしまう病気です。
主な問題行動としてはマーキングのほかに、家具や家電の破壊、無駄吠えなどが挙げられます。
犬が室内でマーキングをするときの対処方法
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次に、犬が室内でマーキングをするときの対処方法をご紹介します。
室内でマーキングをさせるのは衛生面に問題があるのは当然ながら掃除も大変なので、早めの対処が大切です。
犬の縄張りを狭くする
家の中が広ければ、犬は縄張りが広くなってしまい、自分の縄張りを主張するためにマーキングをしてしまいます。
そのため、犬が室内でマーキングをする場合は、行動範囲を狭めてしまえば良いでしょう。
特に、室内にケージやクレートが設置されていないと、犬は自分の縄張りがわからないため、マーキングにより精神の安定を図ろうとします。
ケージやクレートがあれば、「この中にいれば安心」と感じて、ケージ以外での縄張りを主張しなくなるでしょう。
ストレス解消をする
犬のマーキングの原因であるストレスを解消させれば、自然と室内でマーキングをすることはなくなります。
犬の主なストレス解消方法としては、ドッグランで思い切り走らせたり飼い主とおもちゃの引っ張り合いをしたりすることです。
犬との時間を確保してあげることで、犬は心が満たされてストレスを抱え込まなくなるでしょう。
マーキング防止グッズを使用する
市販されているマーキング防止グッズを使用するのもおすすめです。
主なマーキング防止グッズとしては、消臭グッズが挙げられます。
犬がマーキングをした場所をしっかりと消臭することで、再度同じ場所でマーキングされるのを防止することができるでしょう。
ほかにも、犬に入ってほしくない場所に設置する柵など、犬のマーキング防止グッズはたくさんあります。
おすすめの犬用トイレ4選
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犬は、用を足しやすいトイレがあれば室内でマーキングをしなくなるかもしれません。
最後に、おすすめの犬用トイレをご紹介します。
iDog インテリアトイレ HACK
デザイン性の高さと使いやすさが魅力の、犬用トイレです。
ストレージボックスのようなデザインは、部屋の隅に設置しても違和感がないでしょう。
ワイドサイズのトイレシートに対応しているため、それなりに大きな犬でも使用できそうです。
クリアレット プレミアム
透明なトイレトレーで、おしゃれなデザインが特徴です。
また、丸洗いすることが可能で、常に清潔なトイレを保つことができます。
ゴム製ストッパーでしっかりと床面を固定するため、犬が排泄をしていてトイレシートがずれる心配もありません。
アイリスオーヤマ フチもれしにくいペットトレー
オーソドックスなタイプの、トイレトレーです。
トイレシートのフチが立ち上がる構造になっているため、トイレシートの裏側におしっこが回る心配がありません。
トイレシートも、簡単に交換することが可能です。
アイリスオーヤマ ペットサークル PWSR-1260L
トイレトレーニングがされていないのであれば、ケージやサークルを使用してしつけを行いましょう。
このサークルは、木製の温かな雰囲気が特徴です。
また、トイレトレーニングが終わった後は半分をトイレ、半分を寝床にして留守番用のサークルとして使用できます。
犬の室内のマーキングは早めに対処しよう
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犬が室内でマーキングをする理由はさまざまですが、やはり縄張りを主張するという意味合いが強いでしょう。
早めに対処をしなければ、室内でのマーキングが癖になってしまうため、気を付けなければなりません。
消臭スプレーや柵などのマーキング防止グッズを使用しながら、犬のマーキングをやめさせましょう。
I DOG & I CAT(参照日:2022-06-09)
https://item.rakuten.co.jp/idog/14824/
オゾンアソシア(参照日:2022-06-09)
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Pet館(参照日:2022-06-09)
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快適ペットライフ(参照日:2022-06-09)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。