犬は落ち込むことがあるの?
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犬は気ままに生活しているように思いますが、落ち込むことはあるのでしょうか。いたずらをして怒った時でも時間が経つとケロッとしていることもあれば、ズーンと落ち込んだような仕草がみられることもあります。
ここでは、犬は落ち込むことがあるのかご紹介します。
飼い主に怒られた時
犬は飼い主に怒られた時に落ち込むことがあります。特に犬が失敗した時などに怒られてしまうと、犬は落ち込んでしまいます。
怒られた時には、犬は飼い主に対して恐怖心を感じて萎縮してしまいます。
犬がいたずらをした時や何らかの失敗をした時は、怒らずに無視をしましょう。犬に直接怒ることでトラウマになってしまったり、失敗を繰り返す可能性があるためです。特にトイレを失敗した時に怒ってしまうと、排泄をしたことに対して怒られている感じることがあります。そのため、怒らずに淡々と掃除をしましょう。
留守番や飼い主が構ってくれない時
留守番や飼い主が構ってくれない時にも、犬は落ち込むことがあります。
留守番は仕方ないことですが、犬が構ってほしいと来た時にはなるべく遊んであげるようにしましょう。
留守番をする時にあまりにも落ち込んでしまう場合は「分離不安症」になっている可能性があります。分離不安を解消するトレーニングを取り入れてあげることをおすすめします。
期待したことが叶わなかった時
犬は期待したことが叶わなかった時に落ち込むことがあります。例えばおやつをもらえると思ったのにもらえなかった、散歩につれていってもらえなかったなどです。
犬には嘘や冗談は通じません。おやつをあげると伝えたのであれば、おやつを与えてあげましょう。
犬は毎日のローテーションをだいたい覚えています。ごはんであれば時間を覚えていても問題ありません。しかし、散歩の時間は毎日決まった時間に連れ出していると時間を覚えてしまうことがあります。
時間を覚えてしまうと雨などの天候不良により散歩に連れ出せない時にストレスになる可能性があるため、できればバラバラの時間で散歩に連れ出してあげることがおすすめです。
犬が落ち着いている時の仕草とは?
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犬は怒られた時、構ってくれない時などにも落ち込むことがあります。では、犬が落ち込むとどんな仕草をするのでしょうか。
ここでは、犬が落ち込んでいる時にみられる仕草についてご紹介します。
背中を丸めてうつむく
犬は落ち込むと、背中を丸めてうつむく仕草をします。顔を下げて背中を丸めるため、パッとみても落ち込んでいるようにみえます。さらに、できるだけ体を小さくみせるために丸くなることもあります。
原因によって異なりますが、犬はこれから「怒られるかもしれない…」と感じて落ち込みます。飼い主の様子をうかがう時には、上目遣いでじっとみつめることもあります。
しっぽをお腹側にしまう
この仕草は怯えている時にも見られます。しっぽをしまう以外にも、しっぽを噛んだり、手や足を噛むもしくは執拗になめることなどが見られることがあります。
地面にニオイを嗅ぎ回る
犬は落ち込むと、地面のニオイを嗅ぎ回りなめ続けることがあります。犬に声をかけても聞こえないふりしてニオイを嗅ぎ続けます。怒られてすねている時にもみられることがあり、気持ちを切り替えてあげることが大切です。
他にも、壁や家具を引っ掻き回すこともあります。犬により性格が異なるため、犬が落ち込んだ時の仕草は違います。
犬が落ち込んでいる時の対処法とは?
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犬が落ち込んでいても時間が経てばケロッとしていることもありますが、しばらく落ち込んでしまうこともあります。あまりに落ち込んでいる時間がながければ、病気などの危険性もあります。
ここでは、犬が落ち込んでいる時の対処法についてご紹介します。
原因を解消してあげる
犬が落ち込んでいた時には、落ち込む原因となったものを解消してあげることが大切です。犬の落ち込む原因は異なるため、犬の様子や状況をみて判断してあげましょう。
犬が何かいたずらをした時には怒ることはせず、原因の解消に努めましょう。他にも、犬の落ち込む原因を取り除くようにします。さらに、犬が期待して落ち込むことがないように配慮しましょう。
原因がわからない場合は、犬の気持ちを切り替えることが大切です。おもちゃなどで遊んであげたり散歩に連れ出してあげましょう。
犬がいたずらすることがないように工夫する
犬が落ち込んだ時には、犬の気持ちを切り替えてあげることが大切です。しかし、犬が落ち込むことのないように工夫することも大事となります。
まず家の環境を犬がいたずらしないように整えましょう。犬がいたずらしてしまいそうな場所は片付けます。
ストレス解消できるようにする
犬が落ち込んだ時には、ストレス解消できるようにしてあげましょう。ストレスを解消するためには、散歩や運動に連れ出す、おもちゃで遊んであげるなどの方法があります。
ストレスはたまってしまうと、攻撃的な性格になることや問題行動の増加、精神的に不安定になるなどの症状がみられることがあります。
愛犬には優しく接してあげよう
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ここでは、犬が落ち込むことがあるのか、仕草や原因についてご紹介しました。犬が元気に奔放に生活しているようにみられますが、落ち込むこともあります。飼い主に怒られた時、留守番や飼い主に構ってもらえなかった時、期待したことが叶わなかった時などにも落ち込みます。
落ち込んだ時の仕草は背中を丸めたり、上目遣いで飼い主をじっとみつめることなどの仕草がみられます。
犬が落ち込んだ時には原因を解消し、犬がいたずらすることがないような工夫をするなどの対策法がおすすめです。
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。