犬がティッシュを食べてしまう理由とは?
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犬がティッシュをボロボロにしてしまって、家に帰ってきた時に部屋中が大惨事だった…なんて経験はありませんか。
ここでは、犬がティッシュを食べてしまう理由についてご紹介します。
いたずらの延長線
犬はいたずらの延長線で、ティッシュを食べてしまうことがあります。犬も興奮状態になっているので、飼い主に見つかり注意されると誤って飲み込んでしまいます。ビリビリに破いていても、食べていない場合もありますが、食べていたら大変です。犬がティッシュにいたずらしないように対策を施す必要があるでしょう。
ストレス
犬はストレスによりティッシュを食べてしまうことがあります。犬はストレスが溜まっていると、イライラし、性格も攻撃的になります。ティッシュもむしゃくしゃし、食べてしまうことがあるため、犬がティッシュをくわえている姿を見かけた時には、落ち着いて口から抜き取りましょう。
食べ物だと認識している
まれに犬はティッシュを食べ物だと認識していて、食べてしまうことがあります。子犬の頃やシニア犬になった時に、間違えて食べてしまうことがあるためより注意が必要です。
食べ物だと認識している場合は、ティッシュは食べ物ではないと再認識させる必要があります。中にはゴミ箱から漁ってしまうケースもあるため、ティッシュは犬の届かない場所に捨てるようにしましょう。
食事量が少ない
犬は食事量が少ない時にティッシュを食べてしまうことがあります。犬の食事量が足りておらずカロリー不足の状態では、犬は何でも口にしてしまいます。散歩中でも自分の糞や石、雑草など何でも食べてしまうため、腸閉塞の危険性が高くなります。
カロリー不足は特に子犬の時に起こりやすいため、子犬の時期はこまめに体重測定をして、カロリーが足りているか確認しましょう。
他にも、食事をとっても栄養にならずに体外に排泄されてしまうという病気もあります。食事量が十分にも関わらず、ティッシュを食べてしまう場合は動物病院を受診することをおすすめします。
犬がティッシュを食べてしまった時の対処法
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犬がティッシュを食べてしまうと、胃や腸に詰まってしまい、最悪の場合手術になってしまう可能性もあります。そのため、ティッシュはできるだけ食べさせないようにすることが大切です。
ここでは、犬がティッシュを食べてしまった時の対処法についてご紹介します。
食べた量を確認する
犬がティッシュを食べてしまった時は、食べた量を確認しましょう。ティッシュをどのくらい食べたのかで、動物病院にすぐ受診するべきか様子を見ても問題ないかがかわります。ほんの少量であれば便と一緒に排泄されることが多いですが、大量に食べてしまうと胃や腸に詰まってしまう可能性があります。
胃や腸に詰まってしまうと、腸閉塞を引き起こし、詰まった場所にもよりますが、動物病院で手術が必要になるケースもあります。
犬の体調を確認
犬がティッシュを食べてしまった時は、犬の体調を確認しましょう。犬の元気がない、食欲がない、嘔吐、下痢、腹痛などの症状がみられる場合は、念の為動物病院を受診しましょう。
ティッシュの量が少量の場合は便から排泄されるかどうかしっかり確認しましょう。
心配な場合は動物病院を受診する
犬がどれくらいのティッシュを食べたかわからない時や心配な場合は、迷わずに動物病院を受診することがおすすめです。ティッシュはレントゲンにはうつらないため、動物病院でも自宅で様子を見るよう言われてしまうこともあります。
ただ、一度相談しておくことで、万が一体調が急変した時に対応してもらいやすくなります。受診まで行かないけど少し気になる場合は、かかりつけの動物病院に電話などで相談してみてもいいかもしれませんね。
ティッシュを食べるのをやめさせる方法
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飼い主がどんなにティッシュを食べないようにしても、飼い主がみていない間などに食べてしまう可能性もあります。犬がティッシュを食べるのをやめさせることが大切です。
ここでは、ティッシュを食べるのをやめさせる方法についてご紹介します。
ティッシュを犬の届かない場所に置く
ティッシュをあらかじめ犬の届かない場所に置くことが効果的でしょう。ティッシュが犬の目に付く場所や届く場所に置いておくと、何度しつけても繰り返される可能性があります。できるだけ犬がいたずらをしないように生活環境を見直しましょう。
ティッシュ以外にも、犬がいたずらしそうなものはすべて片付けておくことで、誤飲などを防ぐことができます。
ストレスを発散させる
犬はストレスは溜めてしまうと、家具や家を壊すことや、攻撃的になること、無駄吠えなどの問題行動も増えてきます。
愛犬の運動量は足りているのか見直し、散歩時間を少しずつ増やすことがおすすめです。
室内での遊びも積極的に取り入れることで、ストレスをある程度発散させることができます。
留守番の時はケージにいれる
留守番の時はケージに入れておくことで、物理的にティッシュに近づけなくするのもいいでしょう。ティッシュを食べる以外の問題行動やいたずらも防ぐことができます。さらに、脱走や怪我なども防ぐことができるため、子犬の頃からケージに慣れさせておくことが大切です。
ティッシュはできるだけ食べないように
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ここでは、犬がティッシュを食べる理由や対処法、やめさせる方法についてご紹介しました。
ティッシュを食べる原因はさまざまです。いたずらをしていたらそのまま食べてしまうこと、ストレス、ティッシュを食べ物だと思っていること、普段の食事量が足りていないなどがあります。原因を突き止め、ティッシュを食べることがないように、犬の届かない場所に置くことを忘れないようにしましょう。
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。