猫のこんな仕草を見たら気持ちが分かる!?可愛い仕草が示すものとは

猫の仕草は、見ているだけで心が和むほど愛らしいものです。その仕草に、猫の気持ちを表すヒントがあるのであれば、とても気になりますよね。ここでは、猫の仕草からわかる気持ちについてご紹介します。 2022年03月11日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす
  • VIEW:10,062

猫は全身を使って気持ちを示している

猫は大きなリアクションをしないまでも、実はちょっとしたことでも体を使って気持ちを表していることがあります。目や耳、尻尾、全身の毛、ヒゲ、声…。猫の体の部位ひとつに注目しても、たくさんの反応がありますよね。こうした特定の部位だけでも読み取れる気持ちはたくさんありますが、仕草からわかることも多いです。

甘えている時に猫が見せる代表的な仕草

出典:https://www.shutterstock.com

では、まずは飼い主さんに対して甘えたい時に見せる代表的な仕草から見ていきましょう。

甘噛みをする

飼い主さんの指などをゴキゲンに舐めていたかと思えば、ちょっぴり歯を立ててガブり。そしてまたナメナメ…。または、チュウチュウと吸っているかと思えばガブり。そんなに驚くほど痛いものではないものの、どうして噛むの?とその反応に困ることはありませんか?
これは、飼い主さんのことを母猫のような存在として認識し、甘えている行動だと考えられています。猫にとっては、子猫の時の気持ちを思い出すとても幸せな時間ですので、できる限り甘えさせてあげたいものですね。

モミモミ、ふみふみ

夜など、飼い主さんのお布団やお腹の上でモミモミタイムが始まる、という家庭は多いのではないでしょうか。前足を交互に踏んで行うこの仕草。とっても可愛いですよね。これも、子猫の時に母乳をもらう際に行う行動で、大きくなっても飼い主さんに対して甘えたい時によく見られるとされています。

構って欲しい時に猫が見せる代表的な仕草

出典:https://www.shutterstock.com

飼い主の邪魔をする

新聞や雑誌を読んでいるとその上に乗る、パソコンのキーボードの上に乗るなど、猫にとってはそんなつもりはないかもしれませんが、飼い主さんの邪魔をするのは構って欲しいという気持ちの表れかも。「こっちを向いてよ!」とアピールしていると思えば、許してしまいますよね。

モノを落とす

机やタンスなどに置いているものを、わざわざ落としてしまうのは、飼い主としてはちょっと困りますよね。大きな音に驚いたり、壊れてしまったりと、ハラハラする場面でもあります。このモノを落とす行動、構って欲しいときに見せるという説もあれば、刺激が欲しかったり落ちる様子を見て楽しんでいるという説も。落とされて困るものは高い場所に置かず、片付けた方が良さそうです。

安心したい時に猫が見せる代表的な仕草

出典:https://www.shutterstock.com

体をこすりつける

飼い主の体や家具、新しく購入したものなどに猫がすり寄って自分の体を押し付けるようにする仕草は、自分の匂いをつけて安心したいという気持ちの表れかもしれません。猫は、縄張りを大事にすることから、自分の匂いがついているものに安心感をおぼえます。

毛繕いをする

毛繕いは、もちろん毛並みを整えるといった意味もありますが、安心感を得るために行うことも多々あります。ちょっと驚いた後に、いきなり座って毛繕いを始めるといった行動は多くの飼い主さんが目にしたことがあるのでは。

爪研ぎをする

毛繕いと同様に、爪研ぎも気持ちを落ち着かせたり気分転換をしたりする際に行うことがあります。爪研ぎによって匂いをつける、つまりマーキングを行うことで安心感が得られるようです。爪研ぎには、その他にも「構って欲しいアピール」やストレス発散などの意味もあり、その時々によって猫の気持ちも変わってくるでしょう。

出されたモノの匂いをかぐ

猫の鼻先に手を出すと、その匂いを嗅ぐような仕草を見せることが多いですよね。特に、初めて出会った人や新しいモノに対しては匂いを嗅いで確認する仕草がよく見られます。猫同士の挨拶は「鼻ツン」と言われるように、お互いに匂いを嗅いで鼻でキスをするのが通例。人間相手だと、まず匂いを嗅いで、気に入ったらほっぺたを擦り付けるといった仕草に移ることも多いです。

他にもある!不思議な行動の意味や気持ちとは

これまでにご紹介した以外にも、猫の可愛い仕草や行動はたくさんありますね。もしかすると、その猫特有の仕草もあるかもしれません。 

獲物をわざわざ持ってくる

おもちゃを飼い主さんの前や近くまで持ってくるのは、犬のそれとは違う意味があるのかもしれません。犬は、しつけによって飼い主の元へ取ってくる、そしてまた遊んでもらうという意味がありますが、猫の場合はそれだけとは限らないという説も。特に、地域猫のお世話をしている人の場合、玄関先にネズミやモグラ、ヘビ、小鳥などの獲物が置いてあってビックリなんてことも。
この行動は、猫が飼い主に対して、狩りの成果を自慢したり、教えたり、大事な場所に獲物を持ち帰る習性が関係しているとも考えられています。

キャットフードの周りをかく

キャットフードの器の周りを、まるで砂場の砂をかけるようにカリカリと前足でかく仕草。これは、もうお腹いっぱいだから残りは隠しておこうという気持ちからくる行動のようです。実際に家の中では砂をかけることができませんが、そうしたくなるのは習性なのでしょうか。

香箱座りでウトウトする

猫が、前足を折りたたむようにして座る姿を、香箱座りと呼びます。これは、ネコ科の動物では珍しい猫特有のものでもあり、そのシルエットはとても愛らしいものです。香箱座りは、瞬時に動くことが難しいことから、リラックスできる環境でないと見られないとされています。そのため、猫が香箱座りでウトウトしているのであれば、それは「ここは安心だよ」という気持ちの表れともとることができます。

猫の気持ちは仕草からでも分かる!

出典:https://www.shutterstock.com

今回は、猫の仕草が示す気持ちについてご紹介しました。飼い主さんにとっては、ちょっと困った仕草でも、猫からすると友好的な気持ちの表れだったり、甘えたかったりすることが分かれば、笑って許せるような気がしますね。あまり気にしていなかった仕草でも、実は猫の気持ちが表れていることが分かれば、コミュニケーションに役立てることもできるようになります。ぜひ、どんな仕草を見せてくれているのか、日頃の生活の中で少し意識して確認してみませんか。

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

オススメ

新着記事