優しい性格の犬種が知りたい!犬種の歴史と特徴を解説します

「犬を飼ってみたい!」そう思っても、どの犬種がいいのか迷ってしまいます。犬種を選ぶ際は、犬の特性や飼育環境を考え、本当に飼うことができるかを軸に判断しなければなりません。そこで今回は、犬種の特性のひとつといえる、性格が優しい犬種について解説します。 2022年02月21日作成

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優しい性格の犬種は数多くいます。性格が穏やかな犬種は飼いやすいというメリットがあるので、これから犬を飼いたいと思っている方はぜひ参考にしてください。

世界にはどれくらいの犬種がいるの?

世界にはたくさんの犬種がいますが、みなさんは全体でどれくらいいるかご存じでしょうか?

現在、世界中の犬種は非公認のものをあわせて、約700~800種ほどいるといわれており、2020年3月の時点で国際畜犬連盟(FCI)によって認定されているのがそのうち352種類です。

日本において犬種の保護や登録、血統書の発行、ドッグショーの開催など、さまざまな愛犬活動を行っている団体「一般社団法人ジャパンケネルクラブ」は、FCIが認定した犬種のうち約200種を登録しています。

おおよその犬種数がわかったところで、つぎの章から優しい性格をしている犬種をご紹介していきます。

優しい性格の犬種① ゴールデンレトリバー

出典:https://www.shutterstock.com

【基本データ】
原産国:イギリス
体重:29kg~34kg
毛色:ゴールド、ホワイト、ブラック

≪ゴールデンレトリバーの歴史≫

ゴールデンレトリバーはニューファンドランドとウェイビー・コーテッドレトリバーを交配させ誕生した、黄色の被毛を持つ犬が基礎となって創出されたといわれています。

名前の「レトリバー」というのは、水鳥の狩りの際に獲物を“Retrieve(回収する)”する役割を果たしていたことが由来となっています。

1903年にイギリスケネルクラブに初めて登録されたときは、フラットコートゴールデンという名称になりました。

しかし、すでにフラットコートゴールデンという犬種が確立されていたことから、ゴールデンレトリバー(または“イエローレトリバー”)という名称に変更。

その後、イエローという部分が削除され現在のゴールデンレトリバーに名称が統一されました。

≪ゴールデンレトリバーの特徴・性格≫

ゴールデンレトリバーは長いゴールドの被毛が特徴の犬種です。
もともと猟犬として発展してきた犬種のためスタミナが豊富で泳ぎも得意です。

温厚で優しい性格をしており、その性質から盲導犬や介護犬などとして活躍しています。

とても頭がよく飼い主を大切にします。子供好きなため良き遊び相手にもなってくれます。

優しい性格の犬種② ラブラドールレトリバー

出典:https://www.shutterstock.com

【基本データ】
原産国:イギリス
体重:30kg~36kg
毛色:イエロー、ブラック、チョコレート、レバー

≪ラブラドールレトリバーの歴史≫

ラブラドールレトリバーは16世紀頃カナダのニューファンドランド半島に入植者が持ち込んだセントジョンズレトリバーを祖先に持つ水猟犬です。

1800年代になると、猟犬としての活用方法を見出したイギリスの貴族によって改良がおこなわれ、現在のラブラドールレトリバーに近い姿となりました。

ゴールデンレトリバーと同じように、名前のレトリバーは「回収する」を意味するRetrieveが由来となっています。

≪ラブラドールレトリバーの特徴・性格≫

ラブラドールレトリバーはもともと猟犬として活用されてきた犬種で、頑丈な体と高い運動能力を持ち合わせています。また、水猟犬だったため泳ぐのがとても得意です。

優しくまじめな性格をしていることから、アメリカやイギリスなどを中心に家庭犬としても不動の人気を誇っています。

思慮深く賢い犬種のため、盲導犬や救助犬、警察犬など幅広い活躍をみせています。

優しい性格の犬種③ ボーダーコリー 

出典:https://www.shutterstock.com

【基本データ】
原産国:イギリス
体重:14~22kg
毛色:ブラック&ホワイト、ブルー&ホワイト、レッド&ホワイト、トライカラー など

≪ボーダーコリーの歴史≫

ボーダーコリーの祖先はもともとトナカイを管理する牧畜犬をしていました。

8世紀になってバイキングの手によりスコットランドへ持ち込まれてから、ラフコリーや土着の牧羊犬を交配し、19世紀頃に現在の姿が定着したといわれています。

1987年にFCIに犬種として認定されたばかりであり、歴史のわりには比較的新しい犬種ともいえます。

≪ボーダーコリーの特徴・性格≫

ボーダーコリーは全犬種のなかで最も知能が高いといわれています。そのことから、牧羊犬としての能力が秀でており、仕事の確実性や判断力も極めて高いのが特徴です。

牧羊犬として仕事をする際にヒツジを気遣う素振りをみせるなど、穏やかで優しい反面、繊細な性格をしています。

活発に動き回ることを好む犬種のため、ストレスがたまらないよう十分に運動する機会をあたえる必要があります。

優しい性格の犬種④ パグ

出典:https://www.shutterstock.com

【基本データ】
原産国:中国
体重:6~9kg
毛色:フォーン、ブラック、アプリコット、シルバー

≪パグの歴史≫

パグの起源には諸説あり、紀元前400年ごろの中国に存在していた、または紀元前2000年ごろにはすでに存在していたなど、さまざまな説があります。

マスティフ系の犬が祖先といわれており、それがヨーロッパなどに広まっていったとされています。

マスティフ系の大型犬種から、パグのような姿へ変貌した理由や経緯は現在のところ明確になっていません。

≪パグの特徴・性格≫

ぺちゃっとした鼻と深いシワを持ち合わせた顔をしており、体格は小型犬ながらがっちりと筋肉質です。

優しく明るい性格をしており、とても活発に行動します。しかし一方で頑固な一面も持ち合わせており、甘やかしすぎると無駄吠えなどをするようになってしまいます。

とても甘えん坊なため、長時間の留守番には向いていません。

犬種だけでなく愛犬の個性も大切にしましょう

出典:https://www.shutterstock.com

優しい性格の犬種をご紹介しましたが、犬種による違いもさることながら、個体による違いにも目を向ける必要があります。

同じ犬種であっても性格は異なっており、それは犬の個性とも呼べます。

「愛犬が同じ犬種の犬たちとちょっと違う…」と思っても、そこを個性のひとつとして大切に見守ってあげるようにしましょう。

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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