ボーダーコリーのしつけは難しい?コツや注意点など

ボーダーコリーは、数ある犬種の中でもっとも頭が良い犬種として知られています。
そのため、しっかりとしつけをしなければ手のつけられない犬になってしまう可能性もあるでしょう。
この記事では、ボーダーコリーのしつけの大切さや、しつけのコツや注意点についてご紹介します。 2021年04月21日作成

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ボーダーコリーのしつけが大切な理由

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「頭が良い犬種」と聞くと、しつけを簡単にすることができると感じる人もいるかもしれません。
ですが、頭が良い犬種だからこそ、しつけが難しいのです。
まずは、ボーダーコリーのしつけが大切な理由について見てみましょう。

運動能力が高い

ボーダーコリーは、頭の良さに加えてアジリティーやフリスビーなどのドッグスポーツでも活躍をしています。
その運動能力をドッグスポーツで発散することができれば良いですが、飼い主との信頼関係を築くことができなければ、引っ張り癖や飛びつき癖などの問題行動として表れてしまいます。
中型犬で力の強いボーダーコリーに引っ張られたり飛びつかれたりすることで、怪我をする可能性もあるでしょう。
特に子どものいる家庭だと、子どもがボーダーコリーに飛びつかれて大きな怪我をしてしまうことも考えられます。

察しが良い

ボーダーコリーは、頭の良い犬種だと先述しました。
それは、簡単にしつけができるというわけではありません。
犬の「頭が良い」というのは、つまりは「察しが良い」ということです。

例えば、お座りのしつけをしていたとしましょう。
しかし、飼い主がお座りのしつけ方を間違っていたとしたら、犬は「多分こうしてほしいんだろう」と、お座りや伏せをします。
この察しの良さによりボーダーコリーのしつけは簡単だと考えられがちですが、察しが良いからこその不安もあります。
吠えたときに散歩に連れて行ったりご飯を与えたりすると、犬はすぐに「吠えたら希望どおりになる!」と理解し、吠え癖が付くようになるでしょう。

上下関係が逆転しやすい

頭の良いボーダーコリーは、家族の序列を判断するのも早いです。
一度「この人は自分よりも下だ」と感じられると、手のつけられない犬になってしまう可能性があります。
ボーダーコリーのしつけは厳しくしようといわれるのは、このためです。

ボーダーコリーのしつけのコツ・注意点

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ボーダーコリーのしつけには、いくつかのコツや注意点があります。
それらを守ることで、ボーダーコリーと良い関係を築くことができるはずです。

アメとムチを使い分ける

ボーダーコリーは、ほかの犬種に比べてある程度厳しくしつけをする必要があります。
しかし、ひたすら厳しくしつけをしていると、飼い主に攻撃的になったりしつけに対して消極的になったりするでしょう。
そのため、アメとムチを使い分けることが大切です。
「ダメなものはダメ」としっかりルールを作り、しつけが成功したら思い切り褒めてあげます。
アメとムチを上手に使い分けることで、ボーダーコリーは飼い主のことを徐々に信頼するようになるはずです。
しつけをした後は、かならずおもちゃなどのご褒美を与えます。
ご褒美を与えて犬と一緒に遊ぶことで、犬は「この人と一緒にいると楽しい!」と感じるようになるでしょう。

飼い主が先導する

ボーダーコリーは頭が良いため、主導権を握らせてはいけません。
散歩のときでも、ボーダーコリーの行きたい方向に進むことは避けましょう。
ボーダーコリーの行きたい方向に進むことで、犬は「自分の散歩に飼い主が付いてきている」と感じるようになります。
そうではなく、あくまで「飼い主の散歩に犬が付いていく」という風にしましょう。
しつけでも、飼い主のコマンド(命令)をする前に犬に行動をさせずに、かならず飼い主のコマンドにより犬が反応するようにしつけをする必要があります。

しつけを失敗しても叱らない

アメとムチを使い分けると先述しましたが、犬がしつけを失敗しても決して叱ってはいけません。
まだしっかりとしつけのできていない犬が失敗をすることは、仕方のないことです。
チャレンジ精神を持たせるためにも、しつけの際は叱るタイミングを考えましょう。
例えば、「伏せ」のコマンドを出したのに犬が座った場合には、叱る必要はありません。
犬を、伏せの姿勢まで誘導すれば良いだけです。
ある程度しつけを理解してきたときに、飼い主のコマンドを聞かずにほかのことに気を取られているときなどに叱りましょう。

ボーダーコリーのしつけにおすすめのグッズ4選

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最後に、ボーダーコリーのしつけにおすすめのグッズをご紹介します。
しつけが成功したときにはかならずご褒美が必要になるので、これらのグッズを与えてみてはいかがでしょうか?

(1)音が鳴るボールタイプトイ

野球やサッカー、ラグビーボールの形をしたオーソドックスなおもちゃです。
ご褒美としてボールを投げると、犬は喜んで取りにいくでしょう。
しっかりとした素材で、犬が噛むとピーピーと大きな音が鳴ります。


音が鳴るボールタイプトイ

(2)メジャードッグ フリスビー ミニ

手の平タイプの、フリスビー型のおもちゃです。
ボーダーコリーに、フリスビーの興味を持たせるのにも最適です。
ロープ部分で引っ張り合いの遊びもできるため、しつけをする際のご褒美としても良いでしょう。


メジャードッグ フリスビー ミニ

(3)コング

天然ゴム100%の丈夫なおもちゃです。
投げると不規則に転がるため、犬はどう動くかわからないおもちゃに夢中になるはずです。
中にフードを入れることも可能で、おもちゃに興味がない犬へ与えることもできるでしょう。

(4)コング スクイークエアー

テニスボール型の、オーソドックスなおもちゃです。
鳴り笛が入っているため、犬は喜んでボールを追いかけるでしょう。
よく弾むため、ボーダーコリーの運動不足を解消するにもうってつけです。


コング スクイークエアー

ボーダーコリーのしつけは適当にしない

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ボーダーコリーのしつけは、ルールを作ってしっかりと行いましょう。
適当にすると、あっという間に飼い主との上下関係が逆転してしまいます。
厳しくしつけをすることも大切ですが、厳しいだけでは犬との信頼関係を築くことはできません。
大切なのは、アメとムチです。
時には厳しく、褒めるときには思い切り褒めるというメリハリを付けることが、ボーダーコリーのしつけで何よりも大切なことといえるでしょう。

参考サイト

Inuya(参照日:2021-03-19)
https://item.rakuten.co.jp/inuya/idt-036/

ZenPets(参照日:2021-03-19)
https://item.rakuten.co.jp/zenpets/mdtk_frisbeemini1326/

COPET(参照日:2021-03-19)
https://item.rakuten.co.jp/1096dog/w-159871-00-00/

charm(参照日:2021-03-19)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/189175/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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