子猫の乳歯の生え変わる時期
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まずは、子猫の乳歯の生え変わる時期についてご説明します。
併せて、乳歯の生え変わる時期にみられる症状についても見ていきましょう。
生後3~6ヶ月で生え変わる
子猫の乳歯は、生後3~6ヶ月で生え変わり、最終的には30本の永久歯が生え揃います。
ちなみに、子猫の乳歯は生後2週間ごろから生え始め、生後3~6週間もするとすべての乳歯が生え揃います。
子猫の抜けた乳歯が見つからない?
人によっては、「子猫の抜けた乳歯が見つからない」と考える人もいるでしょうが、特に心配する必要はありません。
子猫の抜けた乳歯は、そのまま飲み込んでしまうことがほとんどです。
また、飲み込んだ乳歯も便として排出されることから、子猫の乳歯が抜けたことに気が付かない人は多いでしょう。
乳歯が抜けていないときには早めに動物病院へ行く
子猫によっては、永久歯が生え変わってきているにも関わらず、乳歯が歯茎に残っていることがあります。
通常であれば、そのまま乳歯が抜け落ちるため、放っておいても問題ありません。
しかし、生え変わりの時期を過ぎても乳歯が抜けない場合には、早めに動物病院へ行く必要があります。
うまく抜け落ちない乳歯のことは残存乳歯と呼ばれ、放置しておくと噛み合わせがずれてしまう、咬合異常という状態になってしまいます。
噛み合わせが悪くなると、食べカスが歯に詰まりやすくなり歯周病や虫歯の原因にもなるため、気を付けましょう。
生え変わりの時期にみられること
子猫の歯が生え変わる時期になったら、歯茎がムズムズするため、おもちゃや家具などに噛みつくような行動がみられるようになります。
人間の手や足も噛むことがあり、「いままで噛むことはなかったのになぜ?」と感じるかもしれませんが、それは歯の生え変わりの時期がやってきたからといえるでしょう。
また、乳歯と永久歯が同時に生えている時期は、食べカスが歯に詰まりやすくなるため、いままで感じることのなかった口臭がみられることもあります。
猫の歯磨きを始める時期・頻度
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猫の口腔ケアは、健康を維持するためにも大切です。
次に、猫の歯磨きを始める時期や頻度について解説します。
永久歯が生え揃ったら歯磨きを始める
猫は口内を触られることを嫌がることが多いため、永久歯が生え揃ったタイミングで歯磨きを始めるようにすると良いでしょう。
また、猫が嫌がらないように、乳歯のうちから口まわりを触る練習をしておくのもおすすめです。
猫の歯磨きは週2~3回
猫の歯磨きの頻度としては、週2~3回が理想です。
なかなか猫の歯磨きをする時間が取れない場合でも、最低週2回は行うようにしましょう。
歯磨きをすることで、歯周病や虫歯の予防に繋がります。
猫が歯磨きを嫌がるときの対処方法
猫が歯磨きを嫌がる場合には、歯ブラシではなく歯磨きシートや綿棒を使用するのがおすすめです。
また、猫用の歯磨きガムを与えることで、暇つぶしをしながら歯磨きをすることができます。
無理やり歯ブラシで歯磨きをすると、飼い主に抱っこされることを嫌がるようになってしまうため、歯ブラシ以外の歯磨きの方法も試してみると良いでしょう。
猫の口腔ケアに役立つグッズ4選
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最後に、猫の口腔ケアに役立つグッズをご紹介します。
これらのグッズを使用しながら、猫の口内の健康を守っていきましょう。
シグワン 歯ブラシ
直径11.7mmと小さな歯ブラシなので、猫でも問題なく歯磨きをすることができます。
また、ブラシ部分は0.06mmの超極細毛が約2万本使用されているため、しっかりと口内の汚れを取り除くことができるでしょう。
360度歯ブラシは、取り扱いがしやすいため便利です。
プロバイオミスト
大豆たんぱく質を利用して発酵させた、280種類の善玉菌を保有した水と、アルカリ性イオン水を使用したスプレーです。
このスプレーを猫の口に直接噴霧することで、口腔ケアをすることができます。
天然原料のみで作られているため、人間の赤ちゃんがいる家庭でも問題なく使用することが可能です。
丹波なた豆茶 ねこのための歯磨きガム
歯磨きを嫌がる猫には、このガムを与えてみてはいかがでしょうか?
丹波産なた豆を使用したガムで、噛むことで牛皮の繊維が歯の汚れを掻き落としてくれます。
着色料や保存料、酸化防止剤などの添加物は使用していないため、安心して猫に与えることができるでしょう。
ライオン ペットキッス 指サック歯みがきシート
歯ブラシを嫌がる猫は、歯磨きシートを使用するのがおすすめです。
人差し指にシートを巻き付けて使用することで、しっかりと猫の歯の汚れを取ることができます。
2種類の網目が交互になったストライプ構造シートは、細かい汚れも逃しません。
猫の口腔ケアはとても大切
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子猫は、生後3~6ヶ月を目安として永久歯に生え変わります。
その際に乳歯が残ったままだと噛み合わせが悪くなるため、生後6ヶ月を過ぎても乳歯が取れていないようであれば、動物病院へ連れて行きましょう。
また、日頃の口腔ケアは、歯周病や虫歯を予防するためにも大切です。
猫が口を触られて嫌がることのないように、子猫のうちから口のまわりを触っておくと慣れていくでしょう。
ひなたぼっこ(参照日:2022-01-25)
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犬と猫のJohn&Coco(参照日:2022-01-25)
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こやま園(参照日:2022-01-25)
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ホームライフ(参照日:2022-01-25)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。