犬が無駄吠えをする理由とは?
出典:https://www.shutterstock.com
まずは、犬が無駄吠えをする理由について見ていきましょう。
愛犬が無駄吠えをする理由がわかれば、その理由を取り除くだけで無駄吠えが解消されることもあります。
なにかを要求している
犬は、なにかを要求するときに飼い主に吠えることがあります。
例えば、「散歩に連れて行ってほしい!」や、「ご飯ちょうだい!」などでしょう。
ここで、飼い主が要求に応えることにより、犬は無駄吠えをするようになります。
犬は飼い主に吠えることで要求が通ってしまったら、「吠えたら飼い主が動いてくれる!」と理解するでしょう。
これは、まさにしつけの際に飼い主が犬に要求することと同じです。
「おすわり!」とコマンド(命令)を出した後に犬が座るのと同様、犬に命令された飼い主がせっせと動いていることになります。
これを続けると無駄吠えが増えることはもちろん、上下関係も逆転してしまう可能性があるため注意しなければなりません。
警戒している
窓の外を見ながら無駄吠えをする犬がいますが、あれは窓の外にあるものを警戒して吠えているものだと考えられます。
見たことのない犬や人が歩いていたり、大きな音を出すバイクや車が走っていたりすると、犬は警戒するはずです。
そのため、吠えて相手を威嚇しているのかもしれません。
興奮している
犬は興奮しているときにも無駄吠えをします。
散歩に行く前や食事前に吠えるのも、興奮していることが理由でしょう。
体調不良
犬は言葉を話すことができないため、飼い主に吠えてなにかを伝えようとすることがあります。
それは要求吠えかもしれませんが、もしかしたら体調不良が理由かもしれません。
体調不良のときの犬は、元気がなくぐったりしているため、日頃から犬の様子をチェックしている人であればすぐに気が付くことができるでしょう。
犬の無駄吠えのしつけ方法
出典:https://www.shutterstock.com
次に、犬の無駄吠えのしつけ方法をご紹介します。
集合住宅などで犬の無駄吠えが多いと、近隣住人とのトラブルに発展する可能性もあるため、早めにしつけをすることが大切です。
無視をする
犬の無駄吠えの効果的なしつけ方法としては、無視をすることが挙げられます。
特に要求吠えの場合は、「吠えても意味がないんだ」と犬が理解するでしょう。
犬は飼い主に構ってもらうために吠えているため、吠えても飼い主に無視をされるとなるとわざわざ吠えることはしなくなります。
また、無視をするのは犬が興奮しているときにも有効です。
犬が興奮することに対して飼い主も同じように興奮するのは、犬がさらに興奮する原因になってしまいます。
静かになったらご褒美を与える
犬の無駄吠えがやんで静かになったときに、ご褒美を与えましょう。
それを繰り返すことで、犬は吠えることが無駄なことで、大人しくしていればいいことがあると理解するようになります。
また、日頃から犬が大人しくしていたら名前を呼んで褒めてあげたり身体を撫でてあげたりするのも効果的です。
動物病院へ連れて行く
犬が異常に吠えているようであれば、念のため動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
もしかしたら、犬は病気や怪我が原因で吠えているのかもしれません。
犬の病気や怪我は、早期発見が大切です。
犬の健康を守るためにも、犬に異常が見られたときには早急に対処しましょう。
犬の無駄吠え防止グッズ4選
出典:https://www.shutterstock.com
最後に、犬の無駄吠え防止グッズをご紹介します。
これらのグッズをうまく活用しながら、愛犬の無駄吠えを止めさせるしつけにチャレンジしてみましょう。
マナーコール
犬の無駄吠えに悩まされている人は、このグッズを使用してみましょう。
このグッズは、犬の注意を引く音である超音波が流れるため、犬が気を取られて無駄吠えをしなくなることが期待できます。
無駄吠えはもちろん、散歩中の拾い食いなどにも効果的でしょう。
Bark Control
このグッズは、犬の無駄吠えに反応して超音波を発します。
超音波は犬にとって不快であるため、無駄吠えがすぐに収まるでしょう。
壁に取り付けて使用することから、取り扱う上で邪魔になることもありません。
無駄吠え禁止ちゃん
このグッズも、犬の無駄吠えに反応して超音波を発します。
可愛らしい犬小屋のデザインの無駄吠え防止グッズは、電気ショックなどの犬に苦痛を与えるしつけをしたくない人におすすめです。
コンパクトで場所も取らずに、インテリアとしても違和感のない無駄吠え防止グッズを探している人には、これがよいでしょう。
犬用 口輪
外出先で犬が執拗に無駄吠えをする場合には、口輪をするのもひとつの手段です。
口輪は、無駄吠えはもちろん散歩中の拾い食いを避けることもできます。
また、興奮しやすい犬であれば、ドッグランなどで興奮してほかの人や犬を噛むなどの事故も予防することができるでしょう。
ただし、犬は口輪をしていると水を飲むこともできずにストレスが溜まることが考えられます。
そのため、犬に口輪を着けるのはドッグランなどのほかの人や犬に迷惑をかける可能性があるときのみにしましょう。
犬の無駄吠えはしつけで改善できる!
出典:https://www.shutterstock.com/
犬が無駄吠えをするのは、かならず理由があります。
大切なのは、無駄吠えをする理由を取り除くことです。
飼い主が犬からの要望に応えるのが原因なら、それを止める必要があるでしょう。
また、犬の無駄吠えが収まらないようであれば、無駄吠え防止グッズを使用するのもおすすめです。
犬の無駄吠えはしつけで改善することが可能なので、早めにしっかりとしつけに取り組むようにしましょう。
Pets Village(参照日:2021-09-07)
https://item.rakuten.co.jp/kurosu/10006619/
VOOPH(参照日:2021-09-07)
https://item.rakuten.co.jp/ringo0812/3ay-712d14/
ベストアンサー(参照日:2021-09-07)
https://item.rakuten.co.jp/bestanswer/ba025-160401/
Happy Smiles(参照日:2021-09-07)
https://item.rakuten.co.jp/happysmiles/r1803-001/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。