犬は馬肉を食べても大丈夫？馬肉を与えるメリットを解説

まずは本題である、犬は馬肉を食べても大丈夫かどうかについてご説明します。
また、もしも与えても良いのであれば、どのような与え方をすればよいのでしょうか？

結論からいうと、犬は馬肉を食べても大丈夫です。
むしろ、正しい与え方をすれば犬にとってメリットの多い食材といえます。
ちなみに、子犬やシニア犬にも馬肉を与えることが可能ですが、子犬やシニア犬は消化不良をおこしやすいので、与えるとしても少量にしておきましょう。

私たちが食べている馬刺しを、犬に与えても問題ありません。
ただし、人間が食べる生食用として販売されている馬肉でなければ、生で与えるのは避けましょう。
もしも生食用の記載がない馬肉を犬に与える場合には、かならず加熱してから与える必要があります。

ただし、犬用に販売されている生食用の肉には、注意しなければなりません。
なぜなら、ペット用の生肉は人間を対象とする食品衛生法と畜場法の対象外となるからです。
犬用に販売されている生食用の肉は、大腸菌やサルモネラ菌に汚染されている可能性も否定できません。
そのため、犬に人間が食べている生食用の馬肉以外のものは、加熱してから与えたほうが無難です。

犬に馬肉を与える際には、量に注意しましょう。
与える量が多いと満腹になってしまい、主食のドッグフードを食べなくなってしまう可能性があります。
普段与えているドッグフードの10～20%程度の重さであれば、馬肉を与えても問題ありません。
また、手作りご飯として馬肉を与える場合には、肉が全体の50%程度になるように調整しましょう。

次に、犬に馬肉を与えるメリットについて見てみましょう。
特にアレルギーに悩んでいる犬を飼っている人は、馬肉のメリットをチェックしておくことをおすすめします。

馬肉は、低脂肪・高たんぱくの食材として知られています。
特に、私たちが普段手に入れることができる馬肉は、赤身肉が多いです。
そのため、ドッグフードにトッピングをしてたんぱく質を増やしたいのであれば、馬肉は最適な食材といえるでしょう。

馬肉は、ほかの肉に比べて低アレルゲンの食材といわれています。
しかし、犬によっては馬肉アレルギーを持っている可能性もあるため、はじめのうちはごく少量の馬肉を与えて様子が変わらないかチェックしたほうがよいでしょう。

一般的には、アレルギー症状として下痢や嘔吐、皮膚の痒みなどが挙げられます。
犬に少量の馬肉を与えてからこれらの症状が現れた場合には、一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

馬肉は、ほかの肉に比べて栄養素が豊富に含まれています。
鉄分は牛肉や豚肉の3～4倍、カルシウムは約3倍、そして肥満の原因にもなる脂質は鶏むね肉と同等と、栄養豊富でありながらヘルシーな肉であることがわかるでしょう。

生の馬肉をそのまま食べさせることに抵抗がある…という飼い主もいらっしゃると思います。
そこで、馬肉を使ったおすすめのドッグフードやおやつをご紹介します。

このドッグフードは馬肉をメインに使用している珍しいドッグフードです。
小粒サイズで小型犬でも食べやすく、消化にも優しいです。
AAFCO（米国飼料検査官協会）の基準を満たした総合栄養食ですので、犬にこのドッグフードと水を与えるだけで健康を維持することができます。

フランス産馬肉を使用した犬用のジャーキーです。
フランスから取り寄せた馬肉を国内の工場で丁寧に製造しています。
低温でじっくり10時間かけて乾燥させ、添加物や保存料を加えることなく素材そのものを活かしたジャーキーに仕上げています。

馬肉を角切りにして、スープでじっくりと煮込んだ缶詰です。
着色料や発色剤は添加しておらず、安心して犬に与えることができます。
犬の食欲がないときに、スープごとドッグフードにトッピングして与えることで、スープのにおいから食欲が回復することが期待できるでしょう。

馬肉を食べやすい厚さにスライスした、犬用のおやつです。
柔らかく手でちぎりやすいので、しつけをするときのご褒美としてもおすすめです。
食品用の馬肉を使用しているため、安心して犬に与えることができます。

馬肉は、低脂肪・高たんぱくで犬にとってメリットが多い食材といえます。
また、牛肉や豚肉のアレルギーに悩んでいる犬にもおすすめです。
動物性たんぱく質を摂取しなければ、犬は健康を維持することができません。
そのため、ほかの肉にアレルギーの不安がある場合には、馬肉を使用したドッグフードや手作りご飯を与えてみてはいかがでしょうか？