犬の伏せはどうやって教える?しつけ方や注意点について解説

犬のしつけの基本のうちのひとつとして挙げられるのが、「伏せ」です。
伏せは、犬を落ち着かせるときにも効果的なので、かならず教えておきたいしつけのひとつといえるでしょう。
この記事では、犬の伏せのしつけ方や、しつけをする際の注意点について解説します。 2021年04月12日作成

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犬の伏せのしつけ方

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まずは本題である、犬の伏せのしつけ方について見ていきましょう。
とても簡単で、コツを掴めばすぐに犬も伏せを覚えてくれるはずです。

犬にコマンド(命令)を出す

犬のしつけには、すべてコマンド(命令)を出す必要があります。
そのため、伏せのことを一切教えていない犬に対しても、はじめは大きな声で「伏せ」とコマンドを出しましょう。
おそらく犬は何をいわれているのかわからずキョトンとしているでしょうが、はじめのうちはそれで問題ありません。

犬を伏せの姿勢に誘導する

犬に伏せのコマンドを出した後は、犬を伏せの姿勢に誘導しましょう。
飼い主は手に犬の好きなおもちゃやおやつを持って、犬の鼻先が地面に付くように誘導します。
犬はおもちゃやおやつが気になるため、飼い主の手元に鼻をすり寄せるでしょう。
お尻を上げながら鼻先を地面に付ける姿勢は苦しいため、犬は楽な姿勢になろうとお尻を下げるはずです。
お尻を下げたときに伏せの姿勢になっているため、そこで思い切り褒めてあげましょう。
そして、褒めた後にはご褒美を与えます。

犬を伏せの姿勢に強制する

犬によっては、誘導しても伏せの姿勢にならないこともあるでしょう。
そんなときには、伏せの姿勢に強制します。
犬の首輪を持ち、そのまま首輪を地面に付けるように下に持って行きましょう。
そして、伏せの姿勢になった瞬間に思い切り褒めてあげます。
ここで大切なことは、普通に褒めるよりも大袈裟に褒めることです。
犬は強制されることで少なからずストレスがかかるため、思い切り褒めてご褒美を与えることで、ストレスを緩和することができます。
これを何度も続けることで、犬は強制されるのが嫌で自然と伏せを覚えてくれるはずです。

犬の伏せをしつけする際の注意点

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犬の伏せをしつけするのはとても簡単ですが、注意しなければならない点もあります。
犬がしつけを嫌いにならないように、注意点はしっかりと守るようにしましょう。

かならず最後にご褒美を与える

犬のしつけは、すべてご褒美を与えて終了します。
ここでいうご褒美とは、犬の好きなおもちゃやおやつのことです。
ただ、「よし!」といいながら犬にご褒美を与える人を見かけることがありますが、それはしつけとして間違っています。

ここでの間違いはふたつあります。
ひとつが「よし!」は犬を褒める言葉ではなく解放する言葉だということです。
そのため、犬を褒めるのであれば「そうだ!」や、「えらい!」などの言葉を使うと良いでしょう。

そしてふたつ目の間違いが、褒めながらご褒美を与えている点です。
褒めながらご褒美を与えると、犬は何でご褒美をもらえたのかわからなくなり、ご褒美をもらうことをモチベーションとしてしつけに取り組むようになってしまいます。
そうではなく、かならず犬を褒め終わってからご褒美を与えましょう。

褒められた後にご褒美をもらうことで、犬は自分の行動に対して褒められたことを理解するようになります。

伏せの姿勢を覚えさせる

犬が伏せを覚えたと思っても、実際は「座っている状態からの伏せ」を覚えただけに過ぎない可能性があります。
犬に伏せを教えるということは、「どんな姿勢であっても伏せをしなければならない」ということです。
そのため犬に伏せを教える際は、立った状態や足を横に流して寝ているときなど、さまざまな姿勢からはじめてみましょう。

犬が考えているようであれば待つ

犬が伏せを徐々に覚えてきているときは、すぐに誘導や強制をするのはやめましょう。
「伏せ」のコマンドを出した後に犬が考えているようであれば、次の犬の行動を待ちます。
そして、おそるおそる犬が伏せの姿勢になったときに、思い切り褒めてあげましょう。
犬が「これでいいのかな?」と伏せをしたときが、はじめて飼い主のコマンドに反応して伏せが成功した瞬間です。
犬へ飼い主の喜びが伝わるように、プライドを捨てて思い切り褒めると、犬は「これで良かったんだ!」と自分の行動に自信を持つようになります。

しつけは1回5分!

犬は、意外にも集中できる時間が短い動物です。
そのため、1回のしつけは5分以内に留めておきましょう。
1度しつけをしたら、1~2時間の休憩をとることをおすすめします。

犬の伏せをしつけするときにおすすめのご褒美4選

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犬のしつけは、最後にかならずご褒美を与えなければなりません。
絶対におやつでないといけないわけではありませんが、ここではおすすめのご褒美として犬の喜ぶおやつをご紹介します。

(1)やわらかおやつのおたのしみセット

ビーフステーキ、おいもキューブ、まぐろキューブなどの5種類のおやつがセットになった商品です。
犬のしつけは日々繰り返し行われるため、ひとつのおやつでは飽きてしまう犬もいるでしょう。
ご褒美として与えるおやつの種類を毎日変えることで、犬はモチベーション高くしつけに取り組むことができるはずです。


やわらかおやつのおたのしみセット

(2)国産おやつ チキンジャーキー

丸鶏の美味しさを、ぎゅっと詰め込んだおやつです。
小型犬でも食べやすい細切タイプで、手軽にご褒美として与えることができるでしょう。
小さくちぎって少しずつご褒美として与えることで、肥満の心配もありません。


国産おやつ チキンジャーキー

(3)ひとくちダイス ビーフ

牛肉の旨味が詰まった、約1cm四方のダイスタイプのおやつです。
伏せのしつけのときは、何度もおやつを与えるタイミングがあるでしょう。
このおやつであれば小さくちぎる必要はありませんし、しつけに最適なサイズであるといえそうです。


ひとくちダイス ビーフ

(4)おいしい角切りラム

風味豊かなラム肉を50%使用したおやつです。
ビーフやチキンのアレルギーが気になる犬には、ラム肉のご褒美を与えてみると良いかもしれません。
においが強いため、伏せの誘導をするときにも重宝しそうです。


おいしい角切りラム

犬の伏せのしつけは根気良く取り組もう!

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今回は犬の伏せのしつけについて解説してきました。
犬の伏せは、慣れるまでは大変かもしれません。
何度も誘導や強制をしても、なかなか犬が覚えてくれないこともあるでしょう。
そんなときには、自分の誘導や強制をするタイミング、褒めるタイミングを見つめ直してみてください。
コツを掴めば、伏せのしつけは簡単にできるはずです。
しっかりと教えて思い切り褒めることで、犬は徐々に伏せを覚えるでしょう。

参考サイト

ペット食彩館(参照日:2021-03-18)
https://item.rakuten.co.jp/petshoku/10019507/

快適ペットライフ(参照日:2021-03-18)
https://item.rakuten.co.jp/petworldone/526421/

爽快ドラッグ(参照日:2021-03-18)
https://item.rakuten.co.jp/soukai/4976555817461/

charm 楽天市場店(参照日:2021-03-18)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/245229/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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