猫につくダニの種類
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ダニの種類は非常に多いです。猫に寄生するダニの種類から見ていきましょう。
マダニ
世界中で800以上の種類が報告されており、日本には47種類が存在すると言われています。
寄生方法は、吸血するためにまず皮膚の柔らかい部分に噛み付き、その後セメント物質を流し固着するというものです。
そのセメント物質で肌に固着してしまうとブラシなどで取り除くことができなくなるので、医療機関での除去が必要になります。
ヒゼンダニ
こちらは激しい痒みや皮膚炎を起こす、皮膚病の原因として警戒が必要なダニです。
皮膚の上を歩き回り、皮膚同士の接触で簡単に移ってしまいます。
寄生された猫を抱き上げたら一時的に人に移ってしまうということもあります。
ミミヒゼンダニ
耳朶から鼓膜までの外耳道というところに寄生するダニです。
こちらも猫から人へ移る可能性があります。
ネコツメダニ
皮膚の上で卵を産み増殖し、皮膚疾患を起こします。
人が咬まれてしまうと発疹、および強い痒みを伴うとされています。
その他
ダニの寄生によって起こる感染症としていくつかあげられるのですが、たとえば原因不明の発熱や、嘔吐などの消化器官の症状、倦怠感などがあるのですが、今のところ対症療法しかありません。
他にもライム症という眼症状や関節炎などを引き起こすもの、貧血や脱水症状を起こす猫ヘモプラズマ感染症などがあります。
ダニ対策の方法
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ダニを予防する薬があるのですが、スプレータイプやスポットオンタイプ、猫の体に薬剤を垂らすものなど様々です。どの種類が飼い猫に合うのかは、獣医師と相談して決めるのが安全でしょう。
また薬剤を使用したあとは、猫が毛繕いをしたり違和感を覚えて体を舐めたりしないように、何かしらの対策をしておきましょう。
ブラッシング
固着してしまったダニは難しいですが、予防という点で手軽でこまめにできるのがブラッシングでしょう。猫に散歩をさせて外から帰ってきた時などは、真っ先にブラッシングをしてあげましょう。
こまめなブラッシングで、咬まれる前にダニの寄生予防が期待できます。毛玉の予防にも繋がるので良い方法ですね。
シャンプー
猫は自ら毛繕いをする為、シャンプーは必須という訳ではありません。
シャンプーを行う際は、マダニなどが着いていないか、撫でていて違和感はないかなどを気にしながら洗ってあげましょう。
しかしここでマダニを見つけたときにやってはいけないことがあります。
それは「マダニを指で潰す」という行為です。マダニを潰すと体内の病原体がねこや人に感染する恐れがあります。
またダニの予防にと毎日シャンプーをすることもやめましょう。皮脂を落としすぎて、逆に皮膚炎の可能性を高めてしまいます。
シャンプーが嫌いな猫もいますので、こちらは水に苦手意識のない猫におすすめです。
猫のダニ対策用品おすすめ5選
①アース薬用 ダニ・ノミ退治
動物用医薬部外品で、効果が出たという反応も多かった商品になります。
使用する際に注意すべきこととして、ペットに直接かけるものでは無いということです。
カーペットなど猫の行動範囲に散布し、掃除機で吸い取ってください。猫の活動範囲なので、畳やキャットタワーにも可能なようです。
②薬用ペッツテクト プラスフォースガード
こちらは猫に直接皮膚に滴下するだけでよいものとなっています。皮膚に垂らすと体表に成分が広がっていき、ダニを駆除する効果がおよそ1ヶ月ほど続きます。コストパフォーマンス的にも有難い商品ですね。
③ノミダニ取りスプレー
猫に対してスプレーする際は毛並みとは逆方向から、被毛全体を湿らせるように噴射してください。ムラが出ないように気をつけましょう。
長毛の猫は、毛を逆立たせてください。皮膚に届くようにスプレーすることが大切です。また顔や目などの粘膜にスプレーしないように気をつけてください。
効果はおよそ1ヶ月です。
④アース薬用 ノミマダニとり&蚊よけ首輪
生後3ヶ月以下の猫や妊娠授乳期、体力の衰えたペットには使用しないようにしましょう。
アレルギー体質や外傷などがある場合も控えましょう。
効果は約半年間続きます。
⑤ライオンペットキレイ のみとりリンスインシャンプー
泡立ち、泡切れともに良く、フローラルな香りの仕上がりとなっております。無着色、弱酸性で肌にも優しく、基本的にはどの猫にも対応できるでしょう。
被毛をふんわりと仕上げてくれるだけでなく、丁寧に洗えばノミやダニを落としてくれるものとなっています。
猫の体調を十分考慮しよう
ご覧のように環境のダニ取り対策、ペット自身の体にかける薬品、またシャンプーまで様々あります。
しかし、ペットに直接かけるものなどは、ペットによっては健康状態に何かしらの異常が起きる可能性もないとは言いきれません。
基本的にはかかりつけ医や獣医師に相談してから決めるか、処方されたものを使用するのが最も安全な方法と言えるでしょう。
家の中を清潔に保つことが大切
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ダニというのは、いくら清潔に保っていても家の中に存在しています。
完全に排除することは出来ませんので、最低でも猫や人に寄生させない努力をしましょう。
猫が健康に長生きするため、予防できる病気は防いでおきたいですよね。
前述したおすすめのダニ予防グッズを使用して、被毛に取り付いたダニを除去しましょう。
爽快ペットストア(参照日:2021-03-02)
https://item.rakuten.co.jp/nyanzaq/4994527732901/
PET World アミーゴ楽天市場店(参照日:2021-03-02)
https://item.rakuten.co.jp/lic-amigo/000-4976555941982/
PETIO Online Shop 楽天市場店(参照日:2021-03-02)
https://item.rakuten.co.jp/petio-online-shop/4903588237546/
おとどけスマイルワン(参照日:2021-03-02)
https://item.rakuten.co.jp/pa-smile1/4994527745307/
楽天ビック(ビックカメラ×楽天)(参照日:2021-03-02)
https://biccamera.rakuten.co.jp/item/4903351001855/
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。