犬に豆乳を与えても大丈夫?メリットとは?
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犬に人間の食べ物を与える際には注意が必要です。では、健康や美容に良いと言われる豆乳はどうでしょうか。
結論から言うと、犬は豆乳を飲んでも基本的に大丈夫です。豆乳は大豆からできているのでタンパク質やマグネシウム、イソフラボン、サポニンなどの栄養が豊富に含まれています。
ここでは豆乳を与えることのメリットについてご紹介します。
豊富な栄養を摂取できる
豆乳を飲むことにより、豆乳に含まれる豊富な栄養を摂取することができます。豆乳にはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は体を作るための大事な栄養素です。
犬の食事は高タンパク低炭水化物食が理想だと言われており、タンパク質をしっかり摂取すると、皮膚を健康に保て、被毛にも艶が見られるようになります。
しかし、タンパク質は肝臓や腎臓などに何らかの障害があるときには与えるのを控えたほうが良いので、かかりつけの動物病院で相談することをおすすめします。
基本的には総合栄養食を与えていれば、犬にとって必要なタンパク質は摂取していることになるので、必ず豆乳を与えなければいけないわけではありません。
豆乳の与え方とは?注意点とは?
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豆乳には豊富な栄養や犬の体にとって良い効果が期待できる食材です。しかし、与え方や与える量などには気をつけなければいけません。ここでは、豆乳の与え方や、注意点についてご紹介します。
無調整豆乳を与えよう
犬に豆乳を与えるときには、無調整調乳を室温に戻してから与えましょう。冷たいまま飲ませてしまうと、犬がお腹を壊してしまう可能性がありますので、注意しましょう。
豆乳には砂糖やフルーツなどを加え、飲みやすくした調整豆乳などもありますが、犬に与えるとカロリーオーバーになってしまう可能性があります。
摂取し過ぎには注意が必要
豆乳を与えるときは、基本的に1日の摂取カロリーの10%をオーバーしないように与えます。少しの量でも毎日過剰に与えてしまうと、肥満になる可能性があります。
さらに、豆乳にはマグネシウムという成分も多く含まれています。豆乳を摂取することでストルバイト結石症を引き起こしてしまう可能性もあります。摂取量に気をつけるだけでなく、遺伝的に尿結石症を引き起こしやすい犬には、より注意するようにしましょう。
アレルギーに注意
アレルギーにも注意が必要です。犬の中には、豆乳に対してアレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギーを持っているかどうかは、見た目では判断することができませんので、初めて与えるときにはより注意が必要になります。
初めて豆乳を与えるときには、ほんの少量舐めさせる程度にし、1日様子を見ます。問題なければ、次の日少し量を増やし与えます。
初めて与えるときには、アレルギー症状が見られたときにすぐに動物病院を受診できるように、かかりつけの動物病院の診察時間内に与えるようにしましょう。
アレルギーの症状は皮膚のかゆみや赤み、下痢・嘔吐などが見られます。他にも目やにやフケが増えるなどの症状が見られることもあります。豆乳を飲み始めてから体調に変化が見られた場合には、かかりつけの動物病院で相談することをおすすめします。
おすすめ商品をご紹介
犬に豆乳を与えたいときには、ドッグフードにトッピングするのもおすすめですが、犬用の豆乳製品もたくさん販売されています。
ここでは、おすすめ豆乳商品をご紹介します。
オリジナルクッキー 腎ケアプラス
なた豆とクルクミンを配合したやさしいおやつです。砂糖、防腐剤、着色料を一切使用していないので、安心して与えることができるクッキーです。腎臓の負担となるリンやナトリウムなどのミネラルの含有量を抑えているので腎臓にやさしくなっています。
チョイあげ 豆乳ビスケット
おやつやご褒美にちょうど良い、コロコロとした豆乳ビスケットです。安心安全の国内生産で作られているのも特徴の1つです。豆乳をふんだんに使用しており、愛犬の体の大きさに合わせて砕いて与えるなどしてあげましょう。
DOGTREE ボーロ
国産無添加で作られたおやつです。ナチュラルボーロのレギュラースタンド袋、ラージスタンド袋、紫芋スタンド袋、ミニかぼちゃスタンド袋、カルシウムボーロ、ミニかぼちゃスタンド袋、豆乳カルシウムなどたくさんの種類があります。この中から好きな6種類を選ぶことができるので、愛犬の好物に合わせて選ぶことができます。
DOGTREE 豆乳クッキー
栄養価の高い豆乳と野菜をミックスした豆乳クッキーです。手で簡単に割ることができるので、体の大きさに合わせて与えることができます。おやつだけでなく、しつけのときにもおすすめのクッキーです。
豆乳で健康のサポートを
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犬には豆乳を与えても大丈夫ですが、砂糖や調味料が含まれていない無調整調乳を与えるようにしましょう。アレルギーや尿石症などの病気を引き起こす可能性もあるので、与える量には注意が必要です。
豆乳にはタンパク質やイソフラボンなどの犬にとって良い成分も含まれているので、1日の摂取量の範囲内でたまに与えてみるのもいいかもしれませんね。
・文部科学省 食品成分データベース」
https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=11390
・帝塚山ハウンドカム 楽天市場店 (参照日:2021-03-20)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/ashu/
・ペッツビレッジクロス~ペット通販 (参照日:2021-03-20)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/kurosu/
・ひなたぼっこ楽天市場店 (参照日:2021-03-20)
https://www.rakuten.co.jp/hinatabocco-shop/
・チワワ専門店スキップドッグ! (参照日:2021-03-20)
https://www.rakuten.co.jp/skipdog/
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。