ライオンラビットの飼い方は？飼育に必要なアイテムおすすめ5選

ライオンラビットとは、比較的に歴史の浅い品種です。ですが人に懐きやすく、人気の高いうさぎです。

見た目はライオンのようにたてがみに似た毛が顔周りにあるのが特徴で、他の毛は短めになっています。そして毛質もばらばらで、ふわふわした触り心地から、ごわごわした感じまで様々です。性格面では温厚で人懐こいので、おすすめできる品種です。

寿命は5年〜10年で、一般的な7年〜8年のうさぎからすると、老化の始まる年齢が早いと言われています。快適な環境であれば長生きしますし、今はペットフードの質の向上や、医療技術も向上しているので、10年以上生きるうさぎも存在します。

ライオンラビットは飼い主に自ら甘えてきてくれる品種で、撫でられたがる子も多く、スキンシップを多く取りたい飼い主にとってはとても嬉しいうさぎでしょう。

ライオンラビットはとても飼いやすい品種というのはお話しましたが、実は同時に非常に繊細でストレスを溜めやすいという面も持ち合わせているのです。

そのため、お世話をするにあたって注意しなくてはいけないこともあります。

他のうさぎと同じく、ライオンラビットのごはんも「ペレット」と「牧草」です。「ペレット」は1日2回を目安に、年齢や体重と照らし合わせて量を調節してください。「牧草」に関しては、一日中いつでも食べられる状態にしておくことが良いでしょう。

ライオンラビットはトイレを覚えるのか…という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。結論から言うと、個体差はありますが覚えてくれる子が多いです。
しかし発情期や、縄張り意識が強くなっている時などは、あたりに尿を飛ばしてしまう事があります。これはやむを得ないことですので、叱らないであげましょう。

トイレのしつけ方ですが、まずはトイレをケージの隅に置いておきましょう。

次に尿の臭いのするウェットティッシュをトイレの上に起きます。

そして他の場所でトイレをした時は、その場所はしっかり消臭し、トイレからだけ臭いがするようにしてください。そうすることでその場所を排泄する場所と認識し、自然とトイレを覚えてくれます。

さらに温度調節が苦手なうさぎの中でも、ライオンラビットは特に気温の変化に弱いと言われています。

気温差に耐えられず体調を崩し、最悪ケースに至ることもあるそうですので、室温の管理には十分に気をつけましょう。

適温は16度〜25度ですので、覚えておきましょう。またケージの置く場所ですが、なるべく直射日光があたったり騒音がする場所は避けましょう。

ライオンラビットは毛量が多いため「毛球症」にかかるリスクがあります。これは被毛を飲み込んでしまい、胃腸の働きを悪くさせる病気です。お風呂は必要ないので、しっかりとしたブラッシングが必要です。

他にも「不正咬合」という状態になることもあります。うさぎの歯は伸び続けると言われており、きちんと固いものを食べていなければ削れていかずに、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

また「ソアホック」という病気にもかかる可能性があります。これは足底皮膚炎という皮膚病の1つで、足裏に肉球がついていないうさぎがかかる病気です。

足に負荷のかかる環境下で生活を続けていると、いずれ炎症を起こす可能性があるのです。特に、ライオンラビットのように短毛の品種は注意しなくてはいけない病です。

カーペットでは滑りやすく、怪我の要因になってしまうこともあるため、できれば柔らかなマットを敷いて飼育環境を整えてあげることをおすすめします。

日々のご飯ですが、おすすめはラビットプレミアムフードです。

ペレットは成長期が終わるとベースの切り替えが主流なのですが、これは大人になっても切り替えの必要が無いアルファルファベースのペレットとなっています。

主食は牧草という考えのもと作られているので量は調節しなくてはいけませんが、年齢問わず食べやすい小粒ですし、切り替えのストレスも与えずに済むのでおすすめです。

ライオンラビットは小柄ですので三角形のものをおすすめします。

ケージの隅に設置できるものもあるので場所も取らないでしょう。長方形のものもあるのですが、そちらは体が大きめのうさぎ向けです。

しかし、トイレも快適に過ごさせてあげたいという飼い主は、長方形型のトイレを探すのも良いと思います。

吸水性、消臭性能、どちらも優れた自然の木の香りがするトイレ砂です。水分を吸水すると砂が膨らむので、厚く敷きすぎないようにしましょう。

うさぎのストレス発散にも役立つ他、不正咬合の予防にもなります。さらにうさぎによってはケージを噛んでしまう子もいるので、取り付けを工夫すればその防止にもなります。

また取り付け方によっては1ヶ月もつこともあるので、コストパフォーマンス的にもとても有難い品となっています。

ケージの中は広めで、うさぎがのびのびと過ごせる仕様になっており、掃除も楽にできるよう設計されています。長く使うものですので、できるだけより良いものを選んで買っておきたいですね。

ライオンラビットについて知ることが出来たでしょうか？とても可愛らしい姿をしていますが、ストレスも感じやすいので、愛でるばかりではなくしっかりとお世話をしてあげましょう。その分甘えてくれた時の嬉しさは大きいと思います。