犬が喜ぶ時に飼い主に見せるしぐさと見分け方

犬は気持ちを言葉で表すことができない分、しぐさで表してくれます。そのサインの見極めポイントともにご紹介します。

2021年01月05日作成

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犬が喜ぶ時に見せる代表的なしぐさ

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犬にもそれぞれ個性があり、喜びの表現方法は違ってきます。そのため、全ての喜びのしぐさをあげることは難しいですが、多くの犬に当てはまる代表的なものをいくつか見てみましょう。

目を細める

飼い主さんとリラックスタイムを過ごしている時などに、目を細めることがありますね。これは、「安心している・気持ちが良い」というサインです。

ただし、威嚇や恐怖を感じた時の緊張状態にある時も、まばたきが増えたり目を細めたりすることがあります。目を細めていても体がガチガチに緊張しているなどが見られれば、喜びとは違う気持ちの表れなので注意しましょう。

飼い主に体をくっつける

飼い主さんに体をくっつけるしぐさは愛情表現の1つでもありますが、その他の意味も考えられます。甘えたくて体をくっつけてくる時は、思いっきり撫でてあげると良いでしょう。

しかし、体をこすりつけて自分のにおいをつけようとする時は、その相手を見下しているサインとも言われています。寝ている飼い主さんの頭や顔に体をこすりつける様子が見られたら、見下されている可能性が濃厚です。今一度、しつけの方法を見直して飼い主さんとの関係性を正す必要があるかもしれません。

初対面の人に対しても、犬は体をこすりつける様子を見せることがありますが、これは犬なりの挨拶の仕方だと言われています。

前足を伸ばしてお尻をあげる

前足を伸ばして頭を低くし、お尻を高くあげた「プレイバウ」と呼ばれるこのポーズは、遊んでほしい時によく見せてくれるしぐさです。飼い主さんにおもちゃを持ってきて「早く遊ぼう!」と誘ったり、遊んでいる最中に興奮して「もっともっと!」と求めたりする時に見られます。

このポーズが見られた時は、犬がとても楽しんでいるサイン。しかし、興奮がエスカレートするようであれば、ケガや事故を防ぐために一旦休憩をして落ち着かせてあげる必要もあります。

お腹を見せる

飼い主さんが近寄ったり帰宅したりすると、すかさず走ってきてゴロンと横になりお腹を見せる行動をする犬もいますね。犬にとって、本来は最大の弱点であるお腹を見せるというしぐさは、相手への服従や信頼を伝える強い愛情表現とされています。

嬉しそうにお腹を見せてくる時は、飼い主さんへの愛情や喜びを精一杯伝えようとしている証です。子犬は、母犬に対して甘えたい時に見せるしぐさでもあるため、そんな時は優しくお腹を撫でてあげると良いでしょう。

顔や口を舐めてくる

飼い主さんの顔をペロペロと舐めるのが好きな犬もいますね。多くの場合、愛情表現や信頼を示す表現で、喜ぶ時のしぐさでもあります。

その一方で、犬がストレスを感じた時に、自分自身を落ち着かせるために飼い主さんの顔を舐めるケースもあるようです。また、お腹がすいたときの合図とも考えられており、必ずしも喜びの表現ばかりではないと言えます。

後ろ足で顔をかく

後ろ足で顔をかく時は、満足した気持ちを示すしぐさだと言われています。美味しいご飯でお腹がいっぱいになった時や、飼い主さんとたくさん遊んで満足した時などによく見られるしぐさです。

一方、前足で顔をかく時は、構ってほしいのに構ってくれないなど、不満の気持ちを表すしぐさです。前足と後ろ足とで、意味が全く違ってくるのは不思議ですね。

犬が喜ぶのはどんな時?喜びの感情が与える影響とは?

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犬は、飼い主さんと良い関係ができていると、ただ一緒にいるだけで嬉しい、楽しい、幸せ、落ち着くといったような良い気持ちになります。幸せを感じるきっかけは日常のありとあらゆるところにあります。

例えば、散歩に出掛ける、一緒に遊ぶ、ほめてもらう、撫でてもらうなどのコミュニケーションは、犬にとっては大好きな出来事があった時です。

「イイコだね!」「おりこうだね!」「かわいいよ」「おいでおいで」など、飼い主さんからほめられたり、誘われたりするワードは、犬にとって喜びにつながる言葉とも言えます。こうしたプラスの言葉は、犬にもその意味が伝わり、何か良いことがあると理解してくれます。普段のコミュニケーションの中で、積極的に使っていれば喜びのしぐさを見せてくれるかもしれません。

犬が喜ぶ機会が増えることは、飼い主さんとの良い関係を築く上で大切です。これは、信頼関係にも関わることで、当然ですが信頼関係がしっかりと築けていた方が犬にとってはストレスの少ない環境と言えるでしょう。ストレスが少なければ、それだけストレスが原因となる病気や症状を起こしにくくなります。

また、飼い主さんとの信頼関係ができることで、普段困っている問題行動が減ったり、しつけがしやすくなるといった良い効果も得られるでしょう。

そのしぐさ、本当に喜びの表現?

犬が喜ぶ時に見せるしぐさとして代表的なものをいくつかご紹介しました。これらのしぐさも、時と場合や飼い主さんとの関係性によっては、違う意味を持つ可能性があることも忘れてはいけません。

犬が喜んでいるように見えても、実は違う気持ちを伝えようとしていることもあります。今回は喜ぶ時に見せるしぐさに注目してご紹介しましたが、犬が私たちに見せるサインやしぐさは様々です。時には、不調を訴えるサインも隠れているかもしれません。

寝ている飼い主の顔や頭に、体をこすりつけるしぐさは、喜びではなく見下しているサインの可能性があることをお伝えしました。このように、一見微笑ましいしぐさの中には、飼い主さんとの関係性の修復やしつけの見直しが必要なものもあります。

犬が喜ぶしぐさをしたらその気持ちに応えよう

今回は、犬が喜ぶ時に見せてくれるしぐさについてご紹介しました。言葉で知ることはできませんが、犬は様々なしぐさを通して気持ちを伝えてくれています。これは、世界共通のもので日本で飼われている犬に限らず、もともと本能として備わっているものです。ただ、幼少期にその他の仲間と過ごした犬とそうでない犬とでは、習得に時間差が生じると言われています。

飼い主さんは、日々のコミュニケーションの中で、犬の見せるしぐさを敏感にキャッチし、喜んでいるのか、それとも悲しんだり不満を抱えたりしているのか意識することが、犬の気持ちに寄り添う一歩となるのではないでしょうか。もし、今回ご紹介したような喜びのしぐさを見せてくれた時には「どういたしまして」と応えてあげましょう。

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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