トイレに流せる猫砂のメリット・デメリット|注意点も

猫砂には、様々なタイプがあり、処理が楽なのはトイレに流せるタイプですね。今回は、トイレに流せる猫砂のメリットやデメリットを見てみましょう。 2020年11月02日作成

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トイレに流せる猫砂のメリットとデメリット

猫砂に使われている素材は、鉱物、紙、木材、おからなど様々で、トイレに流せるタイプや固まらないタイプなど種類も豊富です。素材は何でも良いからトイレに流せるタイプが良いと考えている飼い主さんもいるでしょう。まずは、トイレに流せる猫砂のメリットとデメリットについてまとめてみました。

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メリット

・処分が簡単
・汚物をためておく必要がない
・臭いがこもりにくい

トイレに流せる猫砂のメリットは、やはり「トイレに流せること」ですね。トイレに流すことができれば、処理もとても簡単ですし、臭いのする排せつ物を溜めておく必要がありません。

デメリット

・自治体や住まいによってはトイレに流せないこともある
・適切に処理しないとトイレに詰まる恐れがある
・固まりが弱めで取り出す時に崩れる可能性がある

トイレに流せる猫砂といえど、その処理は自治体やマンションなどの住まいの決まりを優先しなければなりません。そのため、猫砂の処理の方法が指定されていれば、トイレに流せる猫砂を使っていたとしてもトイレに流して処理することはルール違反になります。

また、特に自治体などの指定がなかったとしても、トイレに流せる猫砂の取り扱いが不適切であった場合、トイレに詰まって大変な事態になることも…。

さらに、トイレに流せる猫砂は基本的に固まる力が少し弱めなので、飼い主さんが処理しようと取り出した時にボロっと崩れてしまうこともあります。

トイレに流せる猫砂を使う際の注意点

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自治体等で猫砂の処理方法に指定がない場合は、トイレに流してスッキリと処理することが可能です。しかし、デメリットにもあったように、扱い方を間違えればトイレの詰まりを起こしてしまうことがあります。

流せる猫砂もトイレに詰まる可能性あり

トイレに流せる猫砂のパッケージには、注意書として扱い方が記載されていますが、あまり注意深く見ていない人もいるでしょう。しかし、トイレを詰まらせてから後悔しないように、事前にきちんと確認しておく必要があります。

実際に、トイレが猫砂で詰まったというトラブルは少なくありません。その多くは、一度に流せる量をオーバーしたことが原因となるようです。

トイレに流せるのは、一度にひとつの塊のみ。そして、水分を吸収して固まっている部分以外は取り除いて流しましょう。もし、一度に大量の猫砂を流してしまうと、排水口や排水管の中で詰まってしまいます。

その他にも、もともと排水管のサイズが狭い、排水管の勾配がゆるい、別のものが詰まりかけていてトドメとなった、なども詰まりの原因となります。猫の便は水に溶けにくいため、便を流した時にも詰まりやすくなると言われています。

さらに、タンクレストイレや節水型のトイレの場合は、通常のトイレに比べてさらに詰まりやすくなるという意見もあります。

水はしっかりと流しながら行う

猫砂をトイレに流す時は、しっかりと水を流しながら行うようにしましょう。「小」と「大」のレバーがあるのなら「大」の方で流します。砂を流す前に一度水を流し、砂を流し、さらにもう一度流すのが良いとされています。

集合住宅では流せるか十分に確認する

マンションやアパートなどの集合住宅であれば、いざ詰まった時に他の住人にも迷惑がかかります。他の階の住人のトイレが溢れてしまうなど、絶対に避けたいですよね。住んでいる地域が猫砂の処理について指定していなかったとしても、集合住宅の決まりで流せない場合もあります。しっかりと確認しておきましょう。

うんちは流さない

猫砂はともかく、うんちなら流しても問題ないよねと思っていませんか?実は、猫の便は毛玉も含んでおり、水に溶けにくいため詰まりの原因になることがあります。

猫砂をトイレ以外で処理する方法

猫砂がトイレに流せない地域や場所に住んでいる場合や、トイレの詰まりが心配な場合は、その他の方法で処理しましょう。まずは、住んでいる地域で定められた方法がないか確認します。指定のゴミ袋や処理方法、指定日などの確認が必要です。

排せつ物を入れた袋はゴミの収集日まで保管する必要があります。臭いが漏れたり、万が一破れてしまっても安心なように袋を二重にしておくことをおすすめします。蓋つきのダストボックスに袋を入れておくと室内に臭いが充満しにくくなります。また、臭いが軽減するペット用の袋や、消臭剤を使うのもおすすめです。

おすすめのトイレに流せる猫砂4選

アイリスオーヤマ お茶の猫砂

お茶の葉には消臭作用があると言われますが、その特徴を猫砂に活用しています。爽やかな香りと多孔質の砂により、おしっこの臭いをしっかり吸収。雑菌の繁殖も防いでくれます。おからでできているためトイレに流すとサッと溶けますが、臭いを吸収してくれるため燃えるゴミとしての処理もしやすいです。


アイリスオーヤマ お茶の猫砂

アイリスオーヤマ 紙の猫砂

トイレットペーパーにもなる、再生パルプが使われた猫砂です。しっかり固まってくれるため、無駄を省き必要な分だけ処理しやすいですね。紙製の猫砂はとても軽く、持ち運びも楽です。


アイリスオーヤマ 紙の猫砂

常陸化工 トイレに流せる木製猫砂

ひのきを使った木製の猫砂です。人工的な香料よりナチュラルな木の香りを好む飼い主さんにも多く選ばれています。しっかりと固まり取り扱いやすく、臭いもしっかりと吸収してくれます。


常陸化工 トイレに流せる木製猫砂

常陸化工 トイレに流せるおからの猫砂

大粒のペレットで散らかりにくい反面、おからの性質上水には素早く溶けます。食品にも使われる高純度のおからが使われており、燃えるゴミとして出すことができる他、堆肥としての再利用も可能です。


常陸化工 トイレに流せるおからの猫砂

トイレに流せる猫砂はトイレの詰まりに注意して

今回は、トイレに流せる猫砂のメリット・デメリットや、トイレに流す際の注意点についてご紹介しました。まずは、住んでいる地域の定める猫砂の処理方法を確認しましょう。トイレに流しても問題ない場合は、パッケージに書かれている注意点をよく確認してから処理されることをおすすめします。

参考サイト

生活救急車(参照日2020-9-3)
https://sq.jbr.co.jp/library/217

キャットランド(参照日2020-9-3)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/a533438/
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/a533439/

よろずやマルシェ(参照日2020-9-3)
https://item.rakuten.co.jp/onestep/pec006/

くらしのeショップ(参照日2020-9-3)
https://item.rakuten.co.jp/e-kurashi/10246/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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