ドッグランで考えられるトラブルについて
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ドッグランは楽しむために行く場所ですが、トラブルが起きてしまうこともしばしばあります。おこりやすいトラブルにはどんなものがあるのでしょうか?事例を知っておくことで、なにか起きても早急に対処できるようになるはずです。
犬同士の喧嘩
一番のトラブルは、犬同士の喧嘩でしょう。
ドッグランにはさまざまな性格の犬が集まるため、喧嘩は避けられないといっても過言ではありません。
ですが、犬同士の喧嘩を放っておくと流血はもちろん、最悪の場合犬の命に係わることもあります。
死に至らないまでも、数針を縫う大怪我をすることも多いです。
そのため、犬同士の喧嘩はなるべく早く止めなければなりません。
喧嘩を止めないと犬はさらに興奮してしまい、手がつけられなくなってしまいます。
人が噛まれる
犬同士の喧嘩はもちろん、犬が興奮して人に噛みついてしまうこともあります。
そうなると、責任はもちろん噛んだ犬の飼い主です。
噛まれてしまった人への治療費を負担する必要があるでしょう。
また、噛まれた側でも犬の飼い主との連絡がつかなくなるなどのトラブルに見舞われる可能性があります。
そうなるとかなり面倒なことになりますので、しっかりと対処をしなければなりません。
飼い主同士が喧嘩になる
実は意外と多いのが、飼い主同士が喧嘩になることです。
犬に粗相をされてしまったり、愛犬に嫌なことをするためその犬を叱ったりすることなどが、喧嘩の原因としてあげられます。
犬が脱走してしまう
ノーリードで犬を放せるドッグランでは、脱走してしまう可能性があります。
もちろんドッグラン内では、脱走しないように最善の策をとっていますが、なんらかの手違いで脱走してしまうこともあるでしょう。
ドッグランでトラブルが起きたときの対処方法
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ドッグランでのトラブルは、後々さらに大きなトラブルに発展する可能性もあります。
対処方法を理解しておくことで、トラブルを最小限に抑えましょう。
足で犬同士の喧嘩を止める
まず、犬同士が喧嘩をしているのであればすぐに止めましょう。
手を使って喧嘩を止めると、手が噛まれて怪我をしてしまう可能性が高いです。
そのため、犬同士の喧嘩を止めるときは足を使って止めましょう。
足であれば、もし噛まれても大きな怪我に繋がる可能性が低くなります。
水をかける
犬同士が喧嘩をしているところに、大量の水をかけてしまいましょう。
すると犬はびっくりしてしまうため、自然と喧嘩は収まるはずです。
興奮している犬を冷静にさせるためにも、水をかけてしまうことは効果が期待できるでしょう。
愛犬にリードを付ける
もしかしたらほかの犬同士の喧嘩を見て、愛犬も興奮してしまうかもしれません。
そのため、ほかの犬同士が喧嘩しているのであれば、冷静に愛犬にリードを付けましょう。
そうすることで、ひとまずは愛犬が喧嘩に巻き込まれてしまう可能性は低くなるはずです。
加害者になってしまった場合
ドッグランで愛犬がほかの人や犬を怪我させてしまった場合は、ただちに適切な応急処置をするようにしましょう。
これはドッグランのマナーではなく、法的に義務づけられています。
その後は、お互いの連絡先を交換しましょう。
まれに連絡先に誤りがあることがありますので、かならずその場で携帯電話を鳴らし確認をするようにしましょう。
その後は動物病院へ連れて行くなど、請求書に沿ってしっかりと支払いをしましょう。
今後もそのドッグランを楽しく利用するためにも、加害者になってしまったときにしっかりと対応しなければなりません。
ドッグランでトラブルを起こさないためには
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ドッグランでトラブルを起こさないためには、マナーを守ることが大切です。いくつのかのマナーをご紹介します。
利用者全員が楽しめるように、私たち飼い主ひとりひとりが意識をもつようにしましょう。
犬に首輪を付けておく
当たり前のことですが、ドッグランに行くときは事前に犬に首輪を付けておきましょう。
そうすることで、万が一犬が脱走してしまっても見つかりやすくなります。
電話番号や住所などの連絡先を記入しておくことで、さらに犬は見つかりやすくなるでしょう。
愛犬から目を離さない
もし愛犬が大人しく人懐こい性格であっても、ドッグランにいる間は愛犬から目を離してはいけません。
愛犬を信用していようが、万が一ほかの犬や人に怪我をさせたら大事になります。
怪我であればまだ良いかもしれませんが、ほかの犬の命を奪ってしまう可能性もあるかもしれません。
最悪の事態になるのを避けるためにも、ドッグランにいる間は絶対に愛犬から目を離さないようにしましょう。
居づらければ帰る
せっかくドッグランに行ったのに、すぐに帰るという選択肢はとりにくいかもしれません。
しかし犬同士の相性もありますし、もし愛犬が居づらそうにしているのであれば、勇気を出して帰るのもひとつの手段です。
また、もし苦手な犬がいるのであればドッグランのスタッフに相談しても良いでしょう。
そうすることで、別のフロアで犬を遊ばせることができるかもしれません。
犬同士、飼い主同士のトラブルを避けるためにも、ドッグランから帰宅するという選択肢も頭に入れておきましょう。
しつけをする
愛犬が興奮しても落ち着かせることができるように、日頃からしっかりとしつけをしなければなりません。
特に犬を落ち着かせる効果のある、「伏せ」と「待て」は教えておくことをおすすめします。
マナーを守りドッグランを楽しみましょう
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ドッグランは、飼い主や犬同士のマナーがなければ楽しむことはできません。
誰かひとりでも意識の低い人がいれば、周りの人たち全員が居心地の悪さを感じることもあります。
犬も人も楽しむためには最低限のマナーはもちろん、ドッグラン内でのトラブルの対処方法も覚えておく必要があるでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。