ジュウシマツの飼い方とは？特徴や性格に合わせた飼育グッズもご紹介

ジュウシマツの飼い方を説明する前に、まずは特徴や性格を紹介します。飼育は江戸時代から行われ、古くから親しまれていた鳥です。体の大きさは約12cm、体重は12～15g程度。白地に茶、全体的に白色、または茶色など色は様々です。
寿命はだいたい3年から8年程度と言われています、

もともと野生のジュウシマツはいません。ペットとして飼われてきているので、飛ぶ力も弱く、屋外にでて自力で生活することは困難です。

同じケージで多頭飼いしても争いごともなく、比較的穏やかに過ごすことができます。臆病なところもありますが、基本的には明るい性格で、初心者の方も飼いやすい鳥といえるでしょう。十姉妹（ジュウシマツ）という名前の由来も、たくさんの個体が仲良くしているところから来ています。

鳴き声は「ぷっぷっ」「ジュジュ」、オスは求愛ソングも歌います。鳴き声を学習する小鳥で、鳴き声には文法や規則性があることから、言語の起源を探る研究に使われることもあります。

ジュウシマツは比較的飼いやすいと言われていますが、飼育環境はしっかり整える必要があります。群れで生活するので、むしろ複数の方が飼いやすい場合もあります。多頭飼いする場合は、大きめのケージを用意してください。

飼い方はケージの中に餌入れ・給水器・止まり木などを入れます。巣箱や巣ツボを入れっぱなしにすると、メスが無精卵を産んだり卵つまりを起こしたりしやすいので気を付けてください。

水浴びが好きなので、水浴び容器を入れると喜びます。部屋の中で放鳥するときは、家具などのすき間に入り込まないよう十分注意してください。手乗りにすることも可能です。

ここからは、ジュウシマツの飼い方や習性に合ったおすすめの飼育グッズをご紹介します。古くから日本人に愛されてきたジュウシマツ。必要なグッズを揃えて、ジュウシマツが快適に過ごせるような環境を整えてからお迎えしてあげましょう。

正面と後ろが透明樹脂のクリアパネルなので、中がよく見えるケージです。かつては観賞用とされてきたジュウシマツをじっくり観察するにもぴったりです。

クリアーパネルなので、餌や餌殻などがお部屋の周囲にも飛び散りにくい構造です。正面だけでなく、天井・両サイドにも扉が付いているので、お世話やお手入れが楽にできます。

天井にリングがついていて、おもちゃを付けるのも簡単。最初から止まり木と専用の透明食器がセットになっているのもポイントです。

ジュウシマツは水浴びが好きなことが多いので、水浴び器も用意しておきましょう。奥行150mm、高さ140mm、幅115mmと余裕のある大きさの水浴び器です。

ケージの外側に取り付けられるタイプなので、ケージ内が狭くなることがありません。出入口のふちも、ジュウシマツが止まりやすい造りです。薄い水色の透明容器で、水の汚れや量の確認がしやすくなっています。水浴びをする部分とふた部分は分けられるので、洗いやすく清潔を保てます。

ジュウシマツが食べやすい浅型の食器です。食器のふちは丸く加工してあるため足でつかみやすく、食器のふちに止まっても自然な姿勢で食べることができます。透明なので、餌の量、食器の汚れ具合のチェックも簡単です。

手前と奥の方で食器の深さが異なり、餌が奥に溜まっていくようになっています。そのため餌が残り少なくなっても最後まで食べやすく、餌のロスが少ないのもおすすめポイント。ケージへの取り付け・取り外しも簡単な形状です。

ジュウシマツに新鮮な野菜を食べさせてあげたいときにぴったりのベジタブルポットです。野菜をそのままケージに入れるとしおれやすく、傷んでしまうこともあるため、専用の野菜入れを用意するのがおすすめ。本体をキャッチャーという取り付け容器に差し込んでケージに取り付けるので、食べていてもひっくり返りにくい造りです。

挿し口が花型になっているので、野菜が少量でも入れやすく、食べやすいのが特徴。キャップの取り外しで容量を調節することもできます。透明容器で野菜の状態や汚れのチェックも簡単です。

ケージの外側に設置できるジュウシマツ向けの給水器です。給水や洗浄のたびにいちいちケージを開けずにすみ、こまめな取り替えもしやすくなっています。ケージが広々使えるのもメリット。

半透明の飲み口で、汚れがわかりやすいのもポイントです。飲み口にはメモリが付いているので、飲んだ水の量が管理しやすい給水器です。皿型など口が広い水入れはジュウシマツ自身が入ったり糞が入ったりして汚れやすくなりますが、飲み口だけがケージ内にあるので汚れにくいのもポイントです。

江戸時代から日本人に親しまれてきたジュウシマツ。性格が温和なので初心者も比較的飼いやすい小鳥です。群れで仲良く過ごす姿は、見ているだけでも癒されそうですね。鳴き声でのやりとりも興味深いものです。適切な飼育環境を整えて、飼い方をしっかり学んでからお迎えしてあげましょう。

最初は複数飼っても狭くないケージ、食べやすい餌皿、こまめに取り替えられる給水器、しっかり立つ野菜入れ、たっぷり遊べる水浴び器などを用意するのがおすすめです。