猫を飼っている方であれば、寝る時に猫が同じ布団に入ってくるという経験をしたことある方がほとんどなのではないのでしょうか。
そこで、ここでは寝る位置でわかる猫の気持ちについてご紹介をしていきます。
猫はなぜ布団に入るのか
猫も人間と同様に色々な猫がいます。
警戒心が強い猫もいれば甘えん坊な猫もいますし、他にも様々な性格の猫がいます。
このことから、猫が飼い主の布団に入ってくる理由としては、それぞれの猫によって大きく違ってきます。
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顔付近
猫にとって顔は愛情を表している部分です。
それは猫同士でのコミュニケーションに顔が用いられるからです。
このことから、顔付近へ猫が寝ていた場合には、飼い主のことを親としてみているのです。
また、このときにあなたの顔に背中が向いている場合には、危険から守ってくれる人とも思われています。
猫が子猫のような気持ちで、飼い主のことを親だと思っているということでもあります。
股の間
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布団の中や外に限らず、飼い主の股の間に入ってくる猫は、飼い主のそばに居たいと思ってくれています。
また、下半身は飼い主の手の届かない位置ということから、あまり飼い主に触って欲しくないがそばにいたいという意味になります。
股の間に入ってくる時には、その気持ちを察してあまり触ってあげないようにすると良いです。
お腹の上(お腹周辺)
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猫が布団の中に入ってきたうえにお腹の上で寝ている場合には、飼い主に甘えたい気持ちが強くなっています。
これは、飼い主の顔の付近で寝ることとほぼ同じ意味を示しており、飼い主のことを大変慕っていたりと、猫が飼い主への警戒心がほぼゼロのときです。
足元
足元は飼い主の顔や手などから1番遠い場所でありながらも、布団の中には違いないポジションです。
何かあった時にすぐ逃げれるようにと思いつつ、布団の中は暖かいから入っているとも言われています。
警戒心がまだまだ猫にある場合には、この足元で寝ることが多いです。
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布団とは離れている場所
ここまで布団の中や傍などをご紹介してきましたが、中には飼い主の布団の中に一切入ってこず、離れた場所で寝る猫もいます。
そんな猫は、とにかく警戒心が強かったり、布団の中が暑いから嫌だと思っていたりする場合があります。
他にも飼い主に寝る時になんらかの不満(寝相など)を持っているなど、様々な理由が挙げられます。
中には飼い主側が「一緒に寝てくれないということは私のことを信頼していなかったり不信感をもっているのかな」と思うこともあるでしょう。
でも決してそういう訳ではありませんので安心してください。
布団中に入らないが近くにいる
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布団の中には入ってこないが寝る時に、上に乗ってきたりそばにくっついてきてから寝てくるという猫もいます。
その場合には、様々な気持ちを読み取ることができます。
例えば警戒心がある猫は布団に入りたがりません。
その場合には、無理に布団の中に入れるのではなく、そっとしておくことが大切です。
猫が布団に入ってくるメリットとデメリット
ここまでは、猫の視点で猫の寝る場所についてみてきましたが、では、私たち人間にとって猫が布団の中に入ってくる時のメリットとデメリットについてそれぞれ紹介します。
メリット
大きく3点あげられます。
暖かくなる
猫の平熱は人間の体温より高く、平熱で38~39℃といわれています。したがって、暖かい猫と寄り添うことで人間も温まることができます。
睡眠の質が向上する
ある調査では、寝る時や寝ている間に猫との触れ合いがあることにより、猫が予測不能な行動をすることへの興奮、愛着のある猫とのリラックス効果を得ることができ、睡眠の質にプラスの効果がもたらされることが証明されています。
猫と親密になる
猫側にとっても、人間との睡眠においては、猫が愛情表現を増やすなどの調査結果が出ています。また人間が使用する寝具に関しても愛着がわいて、夜間以外の時間帯での利用も増していく傾向があります。
デメリット
一方で、猫が人間の布団に入ることの3つのデメリットもあります。
睡眠妨害になる
猫が昼間に活動が不十分な場合など、夜中でも活動量が多くなる場合があります。
猫へのケガのリスクがある
飼い主が寝返りをうった場合など体重が重い人間が猫に重なることで、猫の骨折などを引き起こしてしまう可能性があります。寝相が悪い場合には、猫と寝ることを諦めることも大事なことです。
猫アレルギー発症のリスクがある
猫が布団の中に来ると、抜け毛やフケなどが付着してしまいます。これにより、飼い主の中には猫アレルギーを発症してしまう可能性があります。
猫と一緒に布団で寝る際の注意点
猫と一緒に布団で寝ることのメリットはある一方で、注意点があるため3点解説します。
安全に猫と一緒に寝るためのポイント
猫と一緒に寝る場合、すでに述べた通り、寝返りなどで猫を怪我させてしまうリスクがあります。したがって安心して眠るために、双方にとって、十分なスペースを取れる場所で寝るようにしましょう。
衛生面で気をつけるポイント
布団は猫の粗相や毛で汚れてしまいます。また、すでに述べた通り、アレルギーリスクなどの可能性も考えられます。特に羽毛布団は、猫が粗相をしやすいといわれているので、使用しないほうが無難です。なお、汚れてしまった布団はそのままにせず、すぐに洗濯をするなど、常に清潔な環境を保てるようにしましょう。
快適な睡眠環境を整えるポイント
猫のおしっこ対策も快適な睡眠環境のためには重要なポイントです。マーキングで布団に粗相をすることや、部屋のドアが閉じているためトイレにたどり着けずにトイレではない場所で粗相をするなどを避けるために、2つの方法が考えられます。1つは、寝室にトイレを移動する。2つ目は、ドアを固定せずいつでも入れるようにするなどの配慮です。
あなたの愛猫はどこで寝ていますか?
いかがでしょうか。
猫の寝る位置によって、様々な意味があるということをわかりましたね。
あなたの飼い猫はどの場所で寝るのか、今晩にでも試してみてはいかがでしょうか。
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UCHINOCO編集部
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