狂犬病に感染するという恐ろしい状態
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狂犬病とは感染をすると致死率が非常に高いと言われている病気です。狂犬病予防をしていない犬に人間が噛まれた場合には、潜伏期間としては2週間から80日程度で症状が出始めます。最初は風邪ひきのような状態ですが徐々にけいれんを起こすようになり、神経症状も出始めます。
そこまで行くと明らかに普通ではないということがわかります。犬が狂犬病にかかってしまうと、犬の性格が豹変するほどに顕著な状態に陥ってしまいます。
〇何かに無性に噛みつく
〇やたらと歩き回る
〇遠吠えが止まらない
〇真っすぐに歩けない
〇よだれを大量に垂らす
これが狂犬病に感染した犬の状態です。このようにならないためにも狂犬病のワクチン接種は不可欠になります。今では動物病院で日常的なケアを受けている患者さんには動物病院からも案内のはがき等が届きます。そしてきちんと市町村に犬の登録を行っている場合にも、案内が届くようになっています。犬を飼うということにあたっては狂犬病の予防接種は当たり前の義務として考える飼い主さんが増えていることは喜ばしいことなのです。
狂犬病ワクチンの値段について
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狂犬病ワクチンをどこで受けるのかによって費用は若干違ってくるのをご存じでしょうか?かかりつけの動物病院でも接種は可能ですが、どの地域の動物病院によっては金額が違っていますので、直接問い合わせをしておく方が安心でしょう。案外と動物病院によって値段の差があるのも確かなことです。
〇住まいの地域での委託動物病院の場合→鑑札、注射済票の交付 3000円+済票代500円+消費税
〇住まいの地域を超えての接種の場合→飼い主が住まいの地域の役所に申請の必要性がある。費用は上記と同様
〇集団接種の場合→概ね2700円+注射済票交付手数料550円
新規の接種の場合には登録費用として3000円の費用が別途かかります。
獣医師会に所属しない獣医による接種の場合
各地域のホームセンターなどで任意で行われる狂犬病ワクチンの予防接種については、ほとんどの場合が公的な集団接種よりも3割程度格安で、接種が出来るという利点もあります。但し、獣医師同士の内紛があり獣医師会の所属している獣医師が実施している接種と何ら成分などに変わりがないのに値段だけがそこで格差があることに、反発が広がっているのも事実です。
ただ飼い主側が接種をする場所を選び、接種を選択する場合にはその価格で受けられるということなので、特にデメリットは感じないと言う人も大勢います。こちらは特に年間を通じて持病もなく、健康体の犬に限ってのことです。何かトラブルを抱えている場合には、到底、かかりつけの動物病院以外の場所での接種は容易ではありません。
狂犬病の予防接種の値段が一番高い場合
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狂犬病の予防接種は地域の集団接種やホームセンターなどでの接種が一番コストが低く済ませる方法です。それ以外に、どうしても普段から、かかりつけの動物病院がある場合には、そちらでの接種が一番、経費がかかりますが安心して接種できるというメリットも感じられます。どうでしょうか?このあたりは犬の持病や体調、体質にもよりますが、高い金額を出すだけの恩恵を受けることが明白ですので、値段よりも安全を取るという人も多いのは事実です。
万が一、何らかの副作用が起きた場合でも普段からのかかりつけの獣医ならば、対処も早く、その犬の体質を把握してくれている分、重篤にならずに済むという安心感もあります。ここは、予防接種の抱えるリスクをどう考えるのか?によって判断をすべき部分でもあります。
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UCHINOCO編集部
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