犬とインコの同居について
犬から見てインコは左右上下に動く不思議な生き物です。もしも、部屋の中で放鳥をしている場合には、かなりの確率で犬の狩猟本能を刺激してしまいます。インコもかごの中から出られたときの自由な時間は、伸びやかに過ごそうと考えるものです。そこに神経質な犬が同居している場合には、お互いによくない結果が予想されます。
犬は複雑な性格を持っている犬もいれば、あっさりと異種族の存在を認められるようなタイプの犬もいるのです。この場合には、特に何の問題もなく過ごせるのでは無いでしょうか?但し小さなインコの命を守るために、放鳥するときには犬はゲージの中に入れる、犬がフリーになっているときにはインコは必ずかごの中、というあたりまえのルールを守って行動をするようにしてください。
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犬の狩猟本能を刺激しすぎないように
インコが暴れるときや自由に動いている時の様子は犬から見れば少々の恐怖です。そして動体視力の優れている犬から見れば特な動きをしている生き物ということになってしまうのです。それを無理やりに理解させるほうが困難なのです。
インコと犬は極力離して飼育する方が、とっさの時にも対応できます。犬の方の体大きい分、万が一、何か拍子で攻撃を加えてしまうと、インコの方の身も心も傷ついてしまいます。そこを十分に理解をしたうえで同時に飼育するべきでしょう。
自由に遊ぶときには別室が無難
犬とセキセイインコを室内でフリーにすることは、良い写真が撮れるということを除いてはメリットがありません。インコは喋ります。その音に過敏に反応してしまうと犬の興奮を招きます。それがどのような結果になるのか?は飼い主さんの責任の元、見守らないといけません。
インコにも自由が必要です。たまには放鳥しないといけないのは当たり前の理屈です。そこを理解して、双方の心地が良い方法で飼育をしないと飼い主さんとしては問題になります。どうかそこは理解をしてください。インコも犬も、それぞれに生活環境が必要です。お互いを離す場合には当然、部屋を分ける必要性も出てきます。
鳥かごには施錠を
器用な犬の場合には、鳥かごを開けてしまう場合も稀にあります。悪気などなくなんとなく鳥かごに手をかけてしまうと、意外と簡単にインコは逃げ出せるものです。それでも、動画サイトの世界の中で見る犬とインコのように仲良くできることもあるかもしれません。ただそれは相性の関連もあり何と定かなものではないということを知っておいてください。
昨日は仲良くできても次の日は攻撃の対象となる場合も多々あることだけは、飼い主さんは危惧しておくべきでしょう。どうしても小さな動物が被害を受ける場合がほとんどです。小型犬の場合には、くちばしを使ってのインコの攻撃もあり得ます。
たとえしつけをした犬でも獰猛に変わる瞬間がある
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狩猟犬として育てられたルーツのある犬種は基本的に今でも狩猟本能に長けているものです。そこは曲げようのない事実です。一流のトレーナーにしつけをされたとしても、何かの拍子に動物としての本能が動き出す場合もあるのです。これを避けるためには接触を避けて、同じ家の中でもより慎重に飼育するべきです。
インコと犬は別次元で飼育をすることを強く、おすすめします。犬が一度でも噛みつくと、インコの命は一瞬で奪われてしまいます。そこをより強く意識しながら暮らさないと絶対にダメになってしまうので、注意をしておいてください。
犬を過信しない方がインコには安全
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別室で飼うということを大前提にした飼育方法を考えてください。これが犬とインコがそれぞれに幸せな生活を送る秘訣です。不幸な事故を起こさないためにも飼い主さんが配慮をして、生き物の命をそれぞれに守ることが必要なのです。
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UCHINOCO編集部
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