犬が拗ねるということについて
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犬は無視をされるということを、比較的強く認識します。飼い主さんに対して拗ねるという行為をするときには、何らかの状態で飼い主さんが犬を無視した時に多い状態です。忙しく正当な理由があったとしても、無視をされることは非常に辛いことなのです。そして気分が滅入るとついつい拗ねたくもなるのです。
なにもかもが思い通りになるとは限りません。ただ、好きなおもちゃや好きなおやつをもらえないときや、犬が何かの要求をしているのに、それがなかなか通らないときには、つまらない気持ちになって拗ねてしまうのは無理のないことです。飼い主さんが思わせぶりにおやつを見せているのに、実際には与えないという意地悪な感じの行為をすると、最も犬は拗ねたくもなるのです。
あまり犬をじらすということは好ましくありません。犬の感情をそこで折ってしまうようなことにつながるからです。拗ねるということが、犬に良い影響を与えるわけもありません。だからこそ、犬が拗ねるということをできるだけ少ない環境を整えてあげるのも飼い主さんの役割なのです。
犬が拗ねる理由①飼い主さんが遊んでくれない
期待一杯で飼い主さんの帰りを待っていた犬は、必ず飼い主さんが遊んでくれるということを心待ちにしているものです。ところが、飼い主さんの事情ですぐには、構ってもらえないことが分かった場合には、犬は拗ねます。期待を裏切られたような気持になるのです。散歩やおやつを期待しているのに、すべてが後回しになると気づいた瞬間に犬は茫然とします。
そのあたりの心の機微は人間レベルだと思ってください。つまらないな・・という遠い目をして飼い主さんをみあげるようになります。そんな様子に気づいたときには、飼い主さんの時間の許すタイミングでたくさん、構ってあげてください。そうすることで犬はまた飼い主さんのことが好きになるはずです。
犬が拗ねる理由②飼い主さんにアピールしたら怒られたとき
今なら遊んでもらえる!と期待を胸に飼い主さんに甘えに行った時に「ダメ」と言われたときには悲しみのどん底にいるような気持に犬はなりやすいと言われています。飼い主さんの方に理由があっても、犬はそこまで読み取れないからです。そんな場合にもとても気持ちが塞いでしまい、拗ねてしまうのは仕方のないことです。
まるで飼い主さんから邪険に扱われたと思い、悲しい表情を見せるものです。できるだけそのような場面の内容に飼い主さんも時間のやりくりをして犬との時間を持つようにしてあげてください。拗ねることが少しでも減るような接し方を考えてみましょう。
犬が拗ねている時の行動について
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犬が拗ねるときには、フセの姿勢になり口元は結んでいることが多いのです。笑顔でもなく、穏やかな表情でもない、このどこか緊張感の漂う表情こそが犬が拗ねている時の瞬間なのです。挙句の果て犬は、飼い主さんに呼ばれても、平気で無視をするようになります。犬なりに、小さな反抗を開始していると捉えた方が良いでしょう。
そして不機嫌そうな表情を見せる犬や、物悲しく鳴き声を上げる犬もいます。日頃は見せないような表情が、犬の拗ねている時の行動であり、何とかその瞬間に犬に手を差し伸べられる飼い主でいたいものです。
犬が拗ねた時に飼い主の取るべき行動は?
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犬の気持ちを一つずつ、汲み取って拗ねてしまった気持ちを治められるように、時間の許す限りで犬に接してください。やはり犬も家族同様の存在です。飼い主さん側の事情だけで、散歩を制限されたりスキンシップが激減すると、どうしても拗ねたくもなります。この気持ちをきちんと理解したうえで、犬との信頼関係を取り戻せるようにしてください。それが犬との生活に欠かせない飼い主としての責任です。
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UCHINOCO編集部
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