愛犬とアイコンタクトができるとしつけのうえで大変役に立ちます。アイコンタクトとは目と目を合わせるということですが、犬とむやみに目を合わせてはいけないとよく言われます。しかし愛犬とは目を合わせたいですよね。そこでアイコンタクトの必要性、犬への教え方、教える際の注意点を説明します。
アイコンタクトの必要性
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この場合のアイコンタクトとはただ単に犬と飼い主が目を合わせることではなく、飼い主が犬の名前を呼んだ時に、犬がなにをしていても飼い主の方に注意をむけることを言います。
危険から守る
散歩中など外出した際に、車の通りが多い道路などを歩く時に車が近づいて来たり思わぬ危険があります。そんな時にアイコンタクトができると犬を車から遠ざけることができます。
落ち着かせる
散歩中やドッグランなどで他の犬とあった時にじゃれあったり、走り回ったりしているうちにどんどん興奮してしまうことがあります。興奮状態が激しくなると相手の犬にケガを負わせてしまう危険があります。そんな時にアイコンタクトで落ち着かせることができます。
しつけがしやすい
アイコンタクトをすることにより犬は飼い主に注目します。しつけるうえで犬に注目してもらわないと上手にしつけることができません。そこでアイコンタクトをすると、指示になるコマンドをしっかりと聞いてもらえることができしつけがしやすくなります。
アイコンタクトを教える時期
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犬にアイコンタクトを教える時期は一般的には犬が自分の名前を覚えた頃に教えるのが理想的です。
犬に名前を覚えてもらうには何回も名前を呼ぶことです。その際気を付けなければいけないことは、正式な名前を短く簡潔に呼ぶことです。名前が〇〇の場合「〇〇ちゃん」などとちゃん付けにすると「〇〇ちゃん」までが名前となってしまいます。また犬にとって嬉しい時に呼ばれると名前を覚えやすいので、おやつや食事の時に名前を呼ぶようにします。
アイコンタクトの教え方
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まず犬の興味を持つおやつやおもちゃを手に持ちます。犬が飼い主の手に注目している時に犬の目と飼い主の鼻の間に持っていき犬の名前を呼びます。その時に犬が飼い主の目を見たらおやつなどのご褒美をあげ褒めてあげます。
これを何度も繰り返しますが、犬が飽きてしまうといけないので、長い時間行わないようにしましょう。あまり焦ることなく気長に行えば簡単にできるようになります。
アイコンタクトを教える上での注意点
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アイコンタクトは気長に教えれば誰にでもできるようになります。しかし注意しなければいけないことがあります。ここでアイコンタクトを教える上での注意点を説明します。
無理に視線を合わせることは避ける
犬と目が合わないからといって犬の顔を覗き込むようにして無理やり犬と目を合わせるのは避ける必要があります。犬にとって目を見ることは敵意があることを示します。飼い主には決して敵意がないと犬にわかってもらいましょう。
アイコンタクトができなくても名前を呼んで怒らない
アイコンタクトが上手にできると良いことがあると犬が認識すると、名前を呼ばれるとすぐにアイコンタクトをしてくれるようになります。
しかしアイコンタクトが上手にできないからといって、犬の名前を呼びながら叱ることはしないでください。犬は名前を呼ばれて叱られるとアイコンタクトで名前を呼ばれることが嫌なことだと認識してしまいます。そうなったら名前を呼ばれても飼い主と目を合わせなくなってしまいます。
アイコンタクトができるようになると、愛犬を危険から守れるようになったり、トレーニングもスムーズに行えるようになります。なにより大切な愛犬との絆がより深まるのではないでしょうか。
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UCHINOCO編集部
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