猫の色柄はとても奥が深いのです
https://www.shutterstock.com/ja/home
猫の色柄を決める遺伝子は今、わかっているだけでも20種類を超えるのです。これだけの遺伝子のために、同じ色柄の猫はあまり存在しないということになります。正しく繁殖した猫でも、父母の猫から受け継ぐものがそれぞれにあるので、同じお腹の中っから生まれた猫でも微妙に色柄が違う場合も多いのです。
ただ、親が単色の猫であればあるほど、生まれてくる猫の毛色や柄も親に似たような感じになります。柄がある場合には、個性的な柄になることも多くどんな子猫が生まれてくるのかがわからない場合も多いのです。
猫の毛柄の種類について
https://www.shutterstock.com/ja/home
毛柄はしま柄、組み合わせた柄、単色柄、変わり柄の4種類にわけられています。多くの猫はこの4種類のグループのどれかに属していると言えます。単色以外では、しま柄や組み合わせ柄が多いのも特徴です。猫の種類の中で、柄を調べてみると一番多いのが、キジトラという種類です。誰もが見かけたことのあるキジトラです。被毛は茶色がベースになっていて黒のしま模様が入っているタイプの猫です。
毛柄の種類は実際に猫を見ても、なかなか呼び名などはわかりづらいのですが、インスピレーションで好みの色柄というものが愛猫家にはあるようです。
キジトラの猫とは?
一番ポピュラーなキジトラタイプの猫は、性格的にもワイルドなタイプの子が多いのです。猫の野生を一番受け継いでいる関係上、警戒心もそれなりに強く、かなりの運動能力に長けているタイプの猫と言えます。野性的なとても、しなやかな動きをするのも特徴的です。
茶トラ猫とは?
オレンジ色に近い被毛に、さらに濃いオレンジ色のしま模様がチャーミングな猫です。比較的体が大きめで育てやすいタイプの猫が多いのです。性格的にはとても猫らしく扱いやすいのも魅力です。
猫の色柄には多くの種類がある
https://www.shutterstock.com/ja/home
シルバー色のボディーに黒のしま模様が入った猫は「サバトラ」柄と言われています。まだ日本では歴史も浅い猫柄ですが、かなり個性的です。そして渦巻のような太いしま模様があるのが、クラシックタビーと呼ばれる種類です。猫の種類で言えば、アメリカンショートヘアーが、このクラシックタビー柄の猫です。
そのほかにも、スポッテッドタビーという方は斑点模様が全身に入っているタイプの柄で、ベンガル猫が一番有名です。このように猫の柄は本当に種類が多く個性的なものばかりなので、世界に一つの愛猫の柄、というのも十分にあり得る話なのです。
猫の毛色について
猫の毛色は大きく分けて白黒、三毛、サビの三種類に分かれます。白黒猫は2色の柄で構成されています。三毛は白、黒、オレンジの3色で構成されている毛色が特徴です。サビと呼ばれる色は黒とオレンジ2色の組み合わせの毛色になっています。
単色では白、黒、グレー、チョコレート、レッド、シナモン、フォーンが有名です。一色の毛色の覆われた猫も多く、とても高貴なイメージを抱きます。毛色によって性質が偏るということはありません。
猫の毛色や柄はとても奥の深い世界
大まかに分けてご紹介してきましたが、猫の柄と毛色には本当に多くの種類が存在します。その中でも、普段はあまりに見かけないというものも、あります。いわゆる希少カラーや希少柄と呼ばれるものです。純血種ならではのスタンダードな柄の魅力と、雑種特有の模様や毛色にもユニークさを感じ、同時に愛着をもつほどです。
猫を飼育するときには、相性は勿論大事ですが、好みの毛色や柄を選ぶというのも一つの選択法です。長年暮らす猫だからこそ、好みの色柄の猫に出会いたいと思うのはどの飼い主さんにとっても同じです。また、それを猫を選ぶポイントにしても良いのではないでしょうか?
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。