犬が唸るときの心理状態とは?
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飼い主さんと犬との理想的な関係は主従関係です。そんな中、何かの拍子に犬が飼い主さんに対して唸る行動をする場合には、立場が逆転していることになります。なぜそうあんるのか?を冷静に考えてみてください。犬が毎日お世話をしている飼い主さんに対して唸るのは、いけない行動なのです。そのあたりはシビアに捉えてください。
そしてあまりにも何をするときにも唸るようになった場合には問題行動として捉えないといけません。唸ることはいけないこと、という認識を飼い主さんが最初に持つことが重要です。特に食事関係の時に唸るのは、早急に解消しなければいけない犬の間違った行動だと知っておいてください。
誰も取らないのに唸るのはどうして?
犬の中には「餌」が絡むと異常に唸る場合があります。これは興奮しているなどという安易な気持ちではないことを知っておいてください。とにかく餌への執着の強さや、誰かに取られるのでは?という恐れを勝手に考えてしまう場合に起きる行動です。あまりにも大げさに唸り、思い余って飼い主さんに噛みつくような場合にも、大きな問題です。唸ることはまず、辞めさせるように躾を入れなおす必要があります。犬の行動は本来、飼い主さんが正さなければいけません。
本当に食事中に唸ると、謝って誤飲に繋がる場合もあります。出来るだけ食事の最中というのは穏やかに過ごさせたいものです。そのために唸ることを辞めさせる方法を考えてみてください。どのような場合でも飼い主さんがその場にいる状態で、犬が唸っているという光景はうよくないことと認識しておいてください。
唸る犬を叱ると余計に唸る?
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犬の行動を制止するためには、何もかもを犬に合わせていては全く進歩がありません。それよりもまずは、犬に対して声を荒げるようなことはしないようにしてください。食事を与えている時に激しく唸り始めたときには、黙ってひとことだけ「いけない!」と伝えて、ひたすら飼い主さんは感情を殺して平静を装ってください。唸っても何も良いことが起きないと、学習をさせる必要があるのです。
食事についても決して飼い主さんが横取りするわけではありません。もしも多頭飼いをしている場合には、食事の時間帯にはそれぞれ離れた場所で食事を食べさせるなど、唸るような原因を取り除く必要があります。まずは飼い主さんが出来る努力をしてみてください。決して犬が唸ってもそれに臆病にならないでください。
唸ることは噛む直前の行為
子犬の頃から不必要に唸る犬は、早い段階から躾をきちんと入れなおさないといけません。そうでもしないと、必ず後から後悔をする羽目になります。なぜ飼い主さんが犬に唸られないといけないのか?と冷静に考えてみてください。それは絶対に道理が通らないことなのです。だからこそ、唸ることを早急に辞めさせないと悪い癖が習慣化してしまいます。
餌を出した時に唸るのは、それを取られるかもしれないという恐れからです。そんなことは絶対にない、ということを犬にわからせないといけません。とにかく何もかもが自分のものという独占欲や所有性の唸りについては、改善しないといけません。
食事がらみの唸りは対処していく
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飼い主さんが餌を与えようとするだけで唸っているようでは、これから長く生活を送るうえでいろいろと不具合が出てしまいます。唸らなくてもきちんと食事は貰えるということや唸らない方が良いことが起きると、教え込んでください。飼い主さんの手に対して唸る場合にも根気よく躾をするべきでしょう。
日頃から飼い主さんの手からおやつを食べる訓練や犬にとって飼い主さんの手は、優しく温かく、そして何かがもらえるかもしれない手でもあるのです。そのあたりをきちんと認識させて、改めて根気よく犬に接してあげてください。
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UCHINOCO編集部
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