犬にも人間の様に様々な性格があります。
臆病な性格だったり、やんちゃだったり、興味が強いなど人間と同じなのです。
子犬の時は有り余るエネルギーで、落ち着きのない子犬がほとんどですが、成長とともに落ち着いてくる犬が多いものです。
でも、大人になっても落ち着きが全く感じられなかったりする場合はどういう状態なのでしょうか?
今回は犬の性格についていろんな方面からお話しさせて頂きます。
落ち着きのない原因とは?
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性格以外の問題で大人になっても落ち着きのない犬の行動の原因としては、
①犬の興奮と期待からの場合
②犬自身に不安要素がある場合
③犬に考えさせようとしていない場合
ということが大きな項目と分けられます。
①の興奮と期待からの場合は、
・ごはんやおオヤツを犬に与えられるときに嬉しくて落ち着きがなくなってしまう。
・大好きな犬や人間に出会った時に嬉しい気持ちが大きくて落ち着きがなくなってしまう。
ということが挙げられます。
②犬自身に不安要素がある場合は、
・乱暴だったり、声が大きかったりとするために子どもが苦手で、子どもを見ると落ち着きがなくなってしまう。
・犬にとって外の世界が怖く、散歩に行こうとすると落ち着きがなくなり、散歩中もそわそわしてしまう。
ということが挙げられます。
③の犬に考えさせていない場合は、犬に対して
・目的をどうしたら達成できるのか
・したいことが出来ない場合はどんな状況なのか
を考えさせることはとても大切なことなのですが、落ち着きがないからとその行動に流されて、犬の言う通りにしていると、犬は勘違いして、これでいいんだと思ってしまいます。
犬に落ち着いて欲しいと思うのであれば、すぐに答えるのではなく、犬が落ち着くのを待てあげましょう。
そして、犬の目的を叶えるようにしてあげましょう。
犬を落ち着かすことは出来るの?
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飼い主としては、やはり大人になっても落ち着きがないのは心配なことだと思います。
そこまで気にすることはないと考える方もいらっしゃると思いますので、これは飼い主の考え方の違いはあるのは当然のことなのです。
人間の子供の育て方に親同士でも教育方針がちがうようなものだと思います。
ですので、気になる方の為に犬を落ち着かせる方法をいくつかご紹介致します。
良くあるのが、散歩時の落ち着きのない行動です。
犬が走ったら飼い主も走る、犬が止まったら飼い主も止まるということをしていると主導権は犬になってしまいます。
この場合の対処法としては、
犬が普通に歩いているときは、飼い主も一緒に歩き犬の喜ぶご褒美を与えてあげます。
これを繰り返すことで、普通にあるいていればご褒美がもらえると思い飼い主のペースで散歩をするようになるのです。
そして、もう一つは餌やおやつ時に興奮して吠えたり、回ったりする犬の場合です。
催促されているから、欲しがっているからと、興奮時にそのまま餌やおやつを与えてしまうことは飼い主が犬の言う事をきいてしまっていることになるので、さらに落ち着きをなくしてしまいます。
きちんと、待て!などの指示を出し、飼い主の言う事をきくように導いて下さい。
病気の可能性も
落ち着きが犬で一番心配なのは、多動障害です。
人間にも多動といった障害があるように犬にも存在します。
多動障害の犬の特徴としては、
・静かな環境でも落ち着いたり、休んだりが出来ない
・過剰な活動性や反応性がある
・心拍数、呼吸数が高くなっている
ということがあります。
病気かもと決めつけるのは良くはありませんが、こういう場合もあると思っていてもらえれば幸いです。
犬の気持ちを尊重して
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いかがでしたか?
落ち着きの犬の原因や対処法についてご紹介させて頂きました。
性格か何か原因があるのか、病気なのかというのは飼い主でも判断しにくいところだと思います。
ただ、愛犬を良く見ている飼い主だからこそわかる部分もあると思いますので、受け入れることも大切だと思います。
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UCHINOCO編集部
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