あなたのフェレットとどのくらい一緒に過ごせる?フェレットの寿命について

家族の仲間入りしたおうちのフェレットちゃんと少しでも長く一緒に過ごしたいと思う気持ちは皆さん一緒だと思います。
フェレットの寿命についてお話しします。 2019年05月13日作成

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フェレットの歴史と生態

フェレットの歴史は、
紀元前4世紀以前、古代エジプトやギリシャで
ウサギやネズミを捕るために家畜化されたと言われています。

イタチ科のイタチ属で、
ヨーロッパケナガイタチ・ステップケナガイタチが
家畜用に品種改良され、ヨーロッパやアメリカで
ネズミ駆除・狩猟・毛皮採取・ペットと
幅広い使用目的で流通しました。

他の動物とフェレットの寿命の違い

イギリスでは、
ペット用フェレット→8~10年
狩猟用フェレット→10~12年
日本のペットとして飼われているフェレットは、
6~10年くらいまで生きる事が多いようです。

犬の平均寿命は14.36年
猫の平均寿命は15.04年と、犬猫と比べるとやや短く、
ペット用のフェレットが寿命が短いのは
幼いうちに施す去勢避妊手術も原因の一つと言われています。

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フェレットの歳の取り方。何歳から大人?

人間が一年に一歳の歳を取り、
20年で成人になりますが、
フェレットは人間に比べると著しく成長のスピードが早いのです。

フェレットは4年目で高齢期に入ります。

フェレットの歳の数え方

フェレットの生後の
3か月→人間の5歳
6ヵ月→人間の10歳
9か月→人間の15歳
1歳半→人間の20歳
 3歳→人間の30歳
 4歳→人間の40歳

という風に驚異的なスピードで歳を重ねているのがわかります。

高齢期の症状

フェレットの成長は4年目から高齢期に入ると言われていますが
高齢期の様子や体の変化、
気を付けたい点はどんな事でしょうか。

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高齢期に見られる状態

・食事
高齢期になると少食になる事が多いようです。
日頃からおうちのフェレットちゃんの食べている量を把握して
観察しておきましょう。

・トイレ
高齢期になると、トイレをあちらこちらでしてしまったりと
粗相が多くなる場合があるようです。
無暗に叱ってストレスを与えないようにしましょう。

・動き
運動量が多く、すばしっこさが特徴の一つですが
高齢期に入ると徐々に動きが鈍くなるようです。

・睡眠
元々夜行性で20~22時間寝るフェレットですが、
高齢期には更に寝ている時間が増えるようです。

・体調
体調管理が難しく、調子を崩しやすくなる傾向が多いようです。
新陳代謝が衰え、毛がパサついたり、生え変わりが遅れる場合もあります。

高齢期に気を付けたい事

高齢期になってくると、
ベビーや青年期と比べて様々な事を考慮したいところです。
それではフェレットとの生活の中で、どんな点を注意したらよいのでしょうか。

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・食生活
4年目あたりから、高齢期用の低カロリーなフードを検討しましょう。

しかし、こだわりの強い個体や変化を嫌う個体も多いです。
我が家のフェレットの女の子も、
フードを変えると全く食べずに飼い主がとても困った事がありました。
急な変化はストレスの原因にもなりかねないので
様子を見ながら徐々にシフトして行く方が良いでしょう。

また、可愛さ余って人間の食べ物を無暗に与えるのは控えましょう。
フェレットは肉食動物で、動物性たんぱく質を消化するように出来ています。
人間の食べ物を与えた結果、糖尿病や高脂血症のリスクが高くなります。

・生活環境
高齢期になり、足腰が衰えてくる場合もあります。
そんな時はハンモッグの位置を下げて
昇り降りの負担を減らしてあげる工夫をしましょう。

寒暖差の影響で体調を崩しやすくなります。
特にフェレットは汗腺を持たないので暑さが苦手です。
夏場は27度を超えないなどの工夫や
扇風機やエアコンの風が直接当たらないようにしましょう。

高齢期に気を付けたい病気

フェレットの高齢期に
特に気を付けたい病気はどんなものがあるでしょうか

フェレットは内臓腫瘍が多く、
見た目にはわかりにくい為に見つけにくい事も多いようです。

特に
リンパ腫
副腎腫瘍
膵臓腫瘍の
三大ガンを発症することが多いようです。

中でも副腎腫瘍(インスリノーマ)は、
去勢避妊手術を幼少期に受けている為に
ホルモンバランスを崩していまい、
ホルモン機能を補う為に副腎の機能が活発化し、
その機能が過剰となると膵臓が肥大化や腫瘍化するようです。

インスリノーマ―の症状は、
元気や食欲が低下、よだれ、ふらつき、意識朦朧などがあるようです。

まとめ

フェレットは4年目から高齢期に入ります。
とても賢く、ストレスにも弱いフェレット。

心を込めてお世話したり、
遊んであげたり話しかけたりすると
人懐っこく近寄ってきます。

フェレットの事をよく知り
楽しいフェレットとの生活を送りましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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