犬のカーミングシグナルその意味
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わんわん!と吠えるときには犬の色んな感情が想像できるのですが、黙って音声を使わない状態で送っているシグナル=仕草には重みがあります。そして、それに気づいてあげられることは犬とのコミュニケーションをさらに深めることになります。正直なところ、カーミングシグナルは楽しい、嬉しいという意味を持つものとは少し違った感情が入り交ざるのです。
「いやだな~」
「だいじょうぶかな~」
「もう降参です~」
このような気持ちを示すときに使うのがカーミングシグナルなのです。
犬がカーミングシグナルを発するのは具体的にどんなとき?
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家族が何か言い争いをしているとき、犬同士がケンカを始めたとき。どうすれば良いのかわからなくなった犬は、必死に自分の焦る気持ちを抑え込もうと努力をします。つまり自分に「落ち着け、自分」と言い聞かせるような仕草をします。
また飼い主さんに強く叱責されたとき。他の犬に強く威嚇されたときにも、降参という気持ちを込めてカーミングシグナルを送るのです。大きく分けると、自分を落ち着かせたいとき、相手に落ち着いてもらいたいとき、それがカーミングシグナルを発信するときです。
カーミングシグナルはどのように身につけるもの?
生まれつきカーミングシグナルを身につけている犬もいます。自分の気持ちをさりげなく表現することができるタイプの犬です。逆になかなか、自分の思いを相手に伝えられない犬もいます。ここには個体差があります。同居犬がいれば、仲間と過ごすじょとで徐々に、社会化をしていきます。そして徐々にカーミングシグナルを覚えていくのです。これは自分の身を守るという意味と、相手を鎮めるという気持ちとはうまく交差したものです。カーミングシグナルがあるだけで、犬同士の関係はうまくいく場合も多いのです。
あくびをしているのは眠いからではありません
犬やよく、あくびをします。例えば飼い主さんは、愛するわが子をきちんんとしつけようと、奮闘するものです。犬に対して懇々と話し込んでしまう場合もあります。その時になんと!あくびをしている犬がいたとすれば。飼い主に対して失礼なことをしているのでは?と思うところですがこの時のあくびは眠いという意味ではないのです。
飼い主さんに叱られていることは心に響いているのです。そのことでストレスを感じ始めた気持ちがいっぱいになってしまい出てしまうのが「あくび」なのです。自分のストレスを軽減しようと必死になっている証拠なのです。
視線を逸らすのも、顔をそむけるのもカーミングシグナル
犬は何かストレスを受けることがあればダイレクトにそれを素直に表現します。なんとも思わないというような図太い犬は少ないのです。そこで、カーミングシグナルとして思わず、視線をそらして顔をそむけるというシグナルを送ります。
「もう叱らないで」「ストレスを感じています」という気持ちを素直に示している時だと理解してあげてください。そう考えると犬は、健気な生き物だと思いませんか?
あなたには敵意はありませんというカーミングシグナル
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お尻を持ち上げるようなポーズやお腹を見せているのは、相手に対して一切の敵意がないということを示すカーミングシグナルです。そして相手の周り(飼い主さんの周り)をぐるりと弧緒を描くようにゆっくり歩く仕草も、敵意がないということを相手に示すためのシグナルです。舌をペロッと出しているのも同じです。
犬なりの生きる工夫がカーミングシグナル
飼い主さんとしては犬が特有のポーズを取りときに、どんな心理状態なのか?に気づいてあげられるのがカーミングシグナルなのです。瞬きは多くなり、目を細めているのはまぶしいからではないのです。「構わないで」というストレートなカーミングシグナルなのです。こうして、円滑に生活を送るために犬なりに考えてシグナルを送り続けているわけです。犬のカーミングシグナルに飼い主さんが気づくということはまた一つ絆が深まるということになります。よく観察しておいてください。
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UCHINOCO編集部
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