雌犬の生理(ヒート)の時期やケア方法とは?

雌犬の生理(ヒート)は、なんだか不安になってしまいますよね。生理について正しい知識を持っていれば、きちんと対処することができ、犬も飼い主も快適に過ごすことができます。生理の時期や期間、おむつなどのケア方法について紹介します。 2018年12月07日作成

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雌犬を飼う時に知っておきたい事のひとつに「生理」があります。
雌犬は発情期を迎えると出血があり、気持ちが不安定になったり、食欲が低下したりすることがあります。出血があるため飼い主も不安に思いますが、飼い主が生理について正しい知識を持ち、きちんと対処すれば快適に過ごすことができます。
生理の時期や期間、おむつなどのケア方法について紹介します。

生理の時期と期間

犬の生理は「ヒート」と呼ばれており、発情がくると陰部が腫れて生理がくるようになります。
生後8ヶ月~1年の間に最初の発情がきて、体の大きさによって個体差はありますが、大体年に2回ほどの発情があります。
1回の発情は「発情前期」「発情期」「発情後期」に分かれており、出血(生理)あるのは「発情前期」の7日~10日ほどです。その後、妊娠可能な「発情期」にはいるため、出血が終わったから発情期が終わったと勘違いして、雄犬と接触させると妊娠してしまう可能性があるので注意が必要です。
1回の発情は20日程で終わりますが、発情中はイライラしたり、食欲が低下したり、だるさを感じるような仕草をすることがあるため、発情中の過ごし方や、ケアの仕方が大切になります。

生理中の過ごし方

出典元:https://www.shutterstock.com/

生理の時に気になるのは、やはり出血ですよね。また、だるそうに寝ている時間が増えたり、食欲がなくなってしまったり、神経質になりイライラしたりすることがあるので、不安に思う人も多いのではないでしょうか。

生理の出血は体の大きさによって個体差がありますが、小型犬などあまり出血が少ないと自分で舐めて綺麗にしてしまうので、生理に気付かないことがあります。普段から愛犬の体の調子や変化を観察し、見落とさないようにしましょう。
室内で飼育していて、出血が多く困る場合は、犬用のおむつやサニタリーショーツを履かせる事もあります。どうしても、おむつなど嫌がる場合は床にペットシーツを敷いたり、ソファーにはカバーをかけて汚れるのを防いだりして対策をしましょう。

生理は病気ではないので、いつも通り散歩に行きストレス発散をしても良いです。しかし発情中なので雄犬と接触すると、離れなくなってしまうこともあるため、散歩コースなどは注意しなければなりません。また、雄犬と接触する可能性があるドッグランなどは控えたほうが良いでしょう。
また、生理中に食欲が低下する事はよくあることなので、無理に食べさせたりせず様子をみてみましょう。発情がすぎれば、また元に戻り食べてくれるようになります。

ケアグッズは何がいいの?

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生理中の出血が気になる場合は、犬用のおむつやマナーパンツ、サニタリーショーツなどを使用するようにしましょう。最近はいろいろな柄や、洋服タイプの物もあり、可愛くケアできるようになっています。
様々な大きさのものがあるので、愛犬に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。また、人間の赤ちゃん用のおむつに、しっぽの穴をあけて使用するのも良いです。犬用よりも比較的安く肌触りも良いので、使用する人も多いようですね。
ダックスなど足が短い犬種はおむつが脱げやすため、サスペンダーなどを使用して脱げにくくすると快適に過ごすことが出来ます。
中には生理中のイライラもあり、おむつを身に着けることを絶対に嫌がる子がいますが、そういう場合は無理をしてストレスを与えるのも良くないので、ペットシーツを敷き詰めて対策をするようにしましょう。おむつを使用したい場合は、生理以外の時からおむつに慣れさせておくようにすると、生理中も嫌がらずに身に着けてくれるようになります。

生理について知っておけば、どう対処すればよいのかが分かり、犬も飼い主もお互いに快適に過ごすことが出来ますね。生理中はいつもより体調が変化しやすいため、よく気を配ってあげるようにしましょう。不調があまりにも続くようだったら、生殖器の病気の可能性もあるため、早めにかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

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UCHINOCO編集部

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