雌犬のさかりと聞いて、?となる方もいらっしゃるかと思います。
具体的にさかりとは何なのか、どういった行動をするのか、対策はあるのかということについてお話しさせて頂こうと思いますので、是非参考にして頂ければ幸いです。
雌犬のさかりとは?
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雌犬のさかりとは発情を指しているもので、発情している期間を発情期と言います。
発情という言葉で理解している場合は、さかりと言うとピンとこないことがあるかもしれませんが、さかりは発情と同じ意味と思ってもらえると良いかと思います。
雌犬のさかりの時期の見られる行動について
雌犬がさかりの時期になるとみられる行動には、普段と違う変化がいくつかあります。
例えば、
・雄犬の近くに寄りたがる、行きたがる
・落ち着きがなくなる
・食欲がなくなる
・不安そうな動きを見せる
ということが挙げられます。
これらの行動は、雌犬の体が繁殖の為に妊娠に向けて準備をしている中でホルモンバランスに変化が起こってしまうために、雌犬自体にも変化が出てしまっているために見られる行動になります。
もちろん、個体差があるため、全ての雌犬に見られる変化ではないかと思いますが、見られる変化が多いものにはなります。
雌犬のさかり時期に注意してほしいこと
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雌犬のさかり時に注意してあげてほしいことがあります。
それは、免疫機能の低下による感染症です!
なぜ、さかり時に免疫機能が低下してしまうのかというと、
発情期には、ジェスタージェン、コルチコステロイドというホルモンが分泌されます。
コルチコステロイドはストレスなどからも分泌されますが、これらのホルモンは免疫抑制作用があり、このホルモンの影響を受けてしまい、犬の免疫機能が低下してしまうのです。
さかり時にはいつも以上に体調管理をしてあげる必要があります。
また、他の犬とも共同で使うドッグランやトリミングサロンでも注意が必要です。
雄犬を刺激してしまい、喧嘩などに巻き込まれてしまうかもしれませんし、免疫低下により、いつもよりも細菌やウィルスに感染しやすくなっているからです。
共同で使用する施設などには、さかり時は使用を禁止するような張り紙などが貼ってあることも多くなってきています。
雌犬のさかり時の対処法
雌犬のさかり時の対処法としては、まず、さかり自体を減らす、無くす目的の避妊手術が代表的です。
避妊手術をすることで、発情も来なくなるため、発情期に見られる変化がなくなったり、他の犬への影響も少なくなります。
ですが、個体差もありますので、完全に行動をなくすことは難しいと言われています。
また、不安そうになる犬もいるため、飼い主は優しい対応を心がけましょう。
むやみに散歩に連れ出すこともトラブルを招いてしまうこともありますので、他の犬がいないような時間に散歩をしてあげたりと飼い主側が配慮してあげることも大切です。
さかり時には飼い主側が配慮してあげましょう!
いかがでしたか?
雌犬のさかり時に見られる行動変化や気を付けてあげて欲しいこと、対策についてご紹介させて頂きました。
人間でも不安定な時期があるように、雌犬にもそういう時期があります。
そんな時は、飼い主側が広い心を持ち、犬側に配慮した行動をしたり、周りへの影響を考えて行動するように心がけましょう。
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UCHINOCO編集部
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