初めての場所に行ったときや、動物病院などの苦手な場所や、初めて会う人の前などでは、犬も緊張している事があります。ですが犬は緊張を伝えることが出来ず、気づいてあげられないとストレスが溜まり体調を崩す原因となる可能性もあります。緊張のサインを知り、愛犬の気持ちに気付いてあげましょう!
あくびをする
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私たちは眠たい時などにあくびをすることがありますが、犬は緊張しているときに頻繁にあくびをすることがあります。人間でいうところの「生あくび」に近い感覚ですね。緊張している時は、短時間で何度もあくびをする傾向にあります。そのような場合は、眠いのではなく緊張しているサインなので、間違えないようにしましょう。また、口の中に違和感がある場合なども、口を大きく開けてあくびのような仕草をすることがあるので、異変を感じたら動物病院で見てもらいましょう。
舌をペロペロする
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ごはんを食べたい時やおいしいものが目の前にある時など、舌をペロペロとすることがります。いわゆる「舌なめずり」ですが、緊張している時も舌なめずりのような仕草を見せることがあります。こうした仕草をすることで、自分自身を落ち着けたり、相手がいる場合は相手のことも落ち着けているともいわれています。
また、口の中の違和感や吐き気がする場合、気持ち悪い場合も舌をペロペロとする事があるので、緊張しているんだと思い込み見逃さないようにしましょう。
体の一部を舐める
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手や足など体の一部を舐める仕草も緊張しているサインの場合があります。極度の不安や緊張が続くと、体の一部分をしつこく舐め続けてしまうため、皮膚炎の原因になる可能性があります。緊張のためにこうした仕草が続く場合は、緊張や不安の原因を取り除き、落ち着かせてあげる必要があります。
震える
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よく動物病院の診察台の上で、体をぶるぶると震わせている姿を目にすることがありますよね。こうした仕草も緊張している時にみせるサインです。しかし、何も緊張する原因がない時に体を震わせている場合は、具合が悪い可能性が高いので動物病院への受診をお勧めします。震える仕草は、比較的緊張のサインと分かりやすいので声をかけてあげたりして落ち着かせてあげると良いですね。
呼吸が荒くなる
人間も緊張すると呼吸が浅くなったり荒くなることがあります。犬も同じように緊張から、ハァハァと口を開けて呼吸をすることがあります。初めて行く場所などで、ソワソワしてハァハァと呼吸をしている場合は緊張しているサインなので、声をかけて落ち着かせてあげましょう。
緊張をほぐすにはどうしたらいい?
犬が緊張していると感じた場合は、まずは緊張の原因となるものを取り除くか、遠ざけると良いでしょう。しかし、どうしても遠ざけることが出来ない場合は、できるだけ優しく声をかけてあげたり、体をさすってあげるのも効果的です。また、遊んであげることが出来るのであれば、遊びをして気を紛らわすのも良いですね。
こうした緊張のサインの一部は「カーミングシグナル」と呼ばれる仕草で、犬が自分の気持ちを伝えるための仕草であるといわれています。こうした仕草をすることで、緊張しているよ、自分を落ち着けているよ、といった気持ちを伝えています。愛犬の気持ちに気付き、なるべく落ち着かせてあげられるようにしたいですね。
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UCHINOCO編集部
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