猫のしゃっくりは病気の可能性も?

猫はほとんどしゃっくりをしません。しゃくりのような症状がみられたら、念のため病気の可能性も疑いましょう。 2018年06月07日作成

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猫がしゃっくりのようにお腹を「ぴくん!」と動かすことがあります。
数回でおさまる時は特に心配はありませんが、高頻度にみられる場合には念のため病気の可能性も考えましょう。

1.しゃっくりはどのようにして起きる?

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しゃっくりは、横隔膜が痙攣する事でおきます。

しゃっくりの主な原因は食べ物の丸のみ?

エサを一気に沢山食べてしまうことで、しゃっくりを起こす可能性があります。
子猫は歯も発達していないのでエサを丸のみをしてしまうため、そのリスクが高くなるかもしれません。
消化器内にいっきに食べ物が入ってしまうと、急に胃が活発に動いたり、呼吸が一時的に不規則になってしまうこともあるかもしれません。

食べ過ぎや、丸のみが原因の場合嘔吐も見られます。

食べ過ぎや丸のみが原因のの場合、嘔吐がみられることがります。

また、呼吸が荒くなっていたり、苦しそうな場合は肺に誤嚥している可能性も考慮され、すぐに病院へ連れていく必要があります。

神経系の病気の可能性

脳腫瘍など神経系の病気を患っている場合、しゃっくりに似た症状が出る場合があります。
その他の症状として、四肢障害(四肢を突っ張らせるような行動が見られるようになった)、視覚障害、ぼーっとしている、けいれんがみられるなどの症状がある場合は動物病院に相談しましょう。

2.しゃっくりの予防方法。

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・食事の与え方
エサを一気に食べてしまわないように工夫する必要があります。ゆっくりと食べれるように少量ずつ与えるとよいかもしれません。
1日の食事量を減らすと、1日当たりの食事回数が増えます。間隔が大幅に空いてしまうと、ドカ食いの原因にもなりますので注意が必要です。適度な間隔をもって給餌する必要があります。また1回の量を減らしても、一日の量は同じままになるように注意する必要があります。

フードが大きい場合は、小さめのエサに変えてあげるのも効果的です。

飼い主さんの気遣いでしゃっくりを予防する事が出来るまもれません。一度試してみて下さい!

この記事は獣医師が監修しています

本間 克巳

・本間獣医科医院長
・北里大学 獣医畜産学部 獣医学科卒業
・小動物臨床専門
・その他、海外協力事業とNPO法人の活動、アジア諸国への病院設立、人医師との腎臓移植・腹膜透析・細胞再生医療などの共同開発事業など幅広く活動中

著者情報

UCHINOCO編集部

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