愛猫にフケが出ているのを発見してしまったという方もいるかとおもいます。人間であれば不潔にしている人がよく頭髪にフケが出ているようですが、猫の場合はどうなのでしょうか?検証してみましょう。
猫のフケの原因は?
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まず猫のフケのメカニズムは、古い皮膚が剥がれ落ちたものです。これは人間と一緒でしょう。古い皮膚ですので、季節の変わり目などに少量見られる事があるかとおもわれます。人間の場合と同様にこのフケの原因で一番多いのが乾燥によるものです。室内猫に見られるフケは大体乾燥によるものと考えていいでしょう。
家の中はエアコンの影響で夏・冬と乾燥しがちです。人間でも乾燥で頭皮がピリピリとかゆくなります。これは猫も一緒の事です。その猫によって体質の違いもあり、乾燥しやすい子とそうでない子がいるので、とても乾燥しやすい冬でもフケが出ない子もいます。
感染症によるフケ
家の中だけで飼われている室内猫の場合、感染症の疑いはあまりありませんが、外にもお散歩に出る猫の場合は、ノミ・ダニの感染症の疑いもあります。ご存知のとおりノミ・ダニに感染してしまうと痒みを伴います。痒いと猫はしきりに自分の体を掻いたりするので、皮膚が剥がれ落ちフケが毛の上に浮いてくるのです。感染症になるとフケだけでなく、大量に毛も抜けるでしょう。
この様な状態になったら放置しておくとますますひどくなり、掻くことによって皮膚炎になってしまいます。掻きむしるようになってしまう前に、お医者さんに早めの受診をおすすめします。ノミ・ダニ避けの薬を付けるなどして対処しましょう。
フケが出ないような対策は?
普段からフケが出ないように防止できる対策としてブラッシングがあげられます。ブラッシングで期待できる効果は、血行促進と抜け毛の除去です。その他ブラッシングすることで猫の地肌のチェックもできます。フケが多く出ているなと感じたら早めに対処する事もできるでしょう。
ブラッシングの際に爪が伸びているかも同時にチェックしましょう。爪が伸びて不潔な状態になってしまうと、ツメダニ症という病気になる可能性があります。それだけでなく、長い爪で体を掻く事で傷をつくってしまい、炎症もおこしかねません。爪切りは猫は嫌いますが、根気よく後ろ足まできちんと切ってあげましょう。
フケ防止に普段から気を付けること
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室内猫であってもフケに悩まされている猫ちゃんは、普段から室内の湿度を保つ事をおあすすめします。湿度計を置き、乾燥しているようであれば加湿器を置くなどしましょう。寒い冬などは室内を暖かくする事に気を取られがちです。しっかりと保湿にも心がけましょう。
最後にフケ防止には清潔にすること、これが基本です。被毛や皮膚が汚れていては人間同様もちろんフケが出るでしょう。いつも清潔に保つためにシャンプーしてあげましょう。フケ専用のシャンプーも販売されています。それからシャワーが苦手な子にはペット用のウェットティッシュで体を拭く、流さないシャンプーで拭くなども良いでしょう。
このシャンプーは神経質にしょっちゅうしなくても構いません。逆にシャンプーし過ぎる事で猫自身の匂いを落とし過ぎてしまうと、それがストレスになる場合があります。頻度の目安は短毛種であれば半年に一回、長毛種なら月一回位が良いでしょう。
スキンシップが大事
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愛猫のフケについては、普段からスキンシップをしっかり取っていれば、すぐに気付ける事です。ブラッシングをしながら皮膚の状態のチェックや抜け毛の量、爪の長さ、皮膚炎にかかっていないかなど、気にかけてあげながら行う事をおすすめします。大事な家族の一員として、いつも清潔を保てるよう心がけましょう。
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UCHINOCO編集部
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