「ボロニーズ」とは?

ボロニーズは豊かな被毛を持つビション系の犬です。日本では珍しい犬種ですが、古くから王族や貴族に愛された犬種として言い伝えられています。今回の記事では、ボロニーズについてお伝えします。 2018年06月01日作成

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1.ボロニーズの基本情報

ボロニーズは体高が25~31cm、体重3~4kgの小型犬で、まるで綿あめのようなむく毛を持った犬です。また、思わず触れたくなるような愛らしい雰囲気があります。そんな被毛はまるでシルクのようで、形状はシングルコートです。被毛は抜けにくく、体臭も少ない犬種ですので初心者でも飼いやすい犬と言われています。

「ピュアホワイト」の毛色だけが純血種と言われています。子犬の頃には耳や体などに薄い模様があるのですが、成犬になるにつれて美しい純白の被毛に変化していきます。

2.ボロニーズの特徴や性格について

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ボロニーズは、飼い主に従順でとにかく素直で落ち着きがあります。高貴な雰囲気が漂うので、気位が高くてわがままと思われがちですが、実際はとても控えめな性格をしています。また、内面はとても陽気でおもちゃで遊ぶことと、飼い主とじゃれることが大好きな犬種です。

ボロニーズは飼い主に対しても深く愛情を持って接してくれるので、お互いに強い絆を築くことができます。優しくて温厚であることは最大の魅力で、家族には甘えん坊な一面を見せてくれます。さみしがり屋な面もありますが、飼い主や家族と一緒に過ごしたいと感じている犬種なのだと理解してあげましょう。

博愛主義で他の犬種やお子さんに対しても優しく接することができます。ただ、慎重で臆病な部分を持ち合わせますので、大きい犬種を苦手としている傾向が強いです。またボロニーズは、年配の人とでも暮らしやすいと言われています。

やんちゃな性格ですが、実は飼い主にかまってもらいたくていたずらをすることもあります。いつでも飼い主に褒めてもらいたいと望んでいますが、強く叱責されるとストレスに感じてしまう繊細さもあるのです。してはいけないことはじっくりと教えて、何か一つでもできたときには褒めて育てるという方法が一番向いています。

3.ボロニーズの歴史について

昔、スペイン国王のフェリペ2世が献上の品としてボロニーズを受け取りました。貴族から国王へ献上されたそのボロニーズは、皇帝にも送ることができる素晴らしい犬として寵愛されました。

ボロニーズの起源は明確には伝えられていないのですが、その容姿からはおそらくビション・フリーゼ系の先祖を持っているのではないかと考えられています。

4.ボロニーズの気を付ける病気について

遺伝性の病気を多く抱えることがない犬種ですが、主に白内障や尿毒症、そして膝蓋骨脱臼には用心してください。異変に気がついたら早めに動物病院を受診するようにしましょう。また、涙やけにも注意してください。これは日々のケアで十分に予防できるものです。屋内で遊ばせる時は滑りやすい床には気を付けて、関節を痛めないようにしてください。

5.ボロニーズの食べ物の注意点

ボロニーズの特徴として膝蓋骨脱臼を発症しやすい傾向があります。栄養が偏り肥満になると関節への負担が増えてしまいます。そのため、消化吸収の良いドッグフードで適正体重をキープすることが大切です。

生肉や生サーモンなどの良質な動物性タンパク質が豊富に含まれるドッグフードが一番おすすめです。少量で十分な栄養を摂取できれば肥満を防ぐことができるからです。また足腰のためには、グルコサミンやコンドロイチンを含んでいるドッグフードが必要です。

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UCHINOCO編集部

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