猫と一緒に生活していると夜鳴きが多くて困ってしまう事もあると思います。こちらでは、猫がケージの中で夜鳴く理由など猫の鳴き声についての情報をご紹介します。
ケージがストレス
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猫は個体差によってケージに対する異なる反応を見せます。一部の猫はケージの中で安心感を感じて落ち着くことがありますが、別の猫はケージを嫌うこともあります。特に保健所などで過ごしてきた猫は、ケージに対して嫌悪感や不安を抱いていることが多く、ケージに入れる瞬間に悲しそうに鳴くこともあります。
ケージが苦手な猫の場合、事前に充分に遊んで疲れさせることが大切です。そうすることで、猫はリラックスしやすくなり、ケージに入れる際にもストレスを軽減できます。
猫が夜鳴きする原因は本能
猫の夜鳴きは、多くの飼い主さんにとって悩みの種です。しかし、猫はもともと夜行性の動物で、夜に活動することが本能的です。日中はゆっくりお昼寝をし、夜になると元気になるのが一般的です。そのため、夜鳴きが起きるのは猫の自然な行動なのです。
夜鳴きを減らすためには、夜に猫のエネルギーを消費させることが大切です。寝る前に猫じゃらしやおもちゃで一緒に遊んで、猫を疲れさせてから一緒に眠ることをおすすめします。これによって、夜鳴きを減少させることができるかもしれません。
もしかしたら怪我や病気かも……?
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猫が通常と異なる状態でケージ内で鳴く場合、怪我や病気が原因かもしれません。まず、猫の外見や行動に変化がないかを確認しましょう。足を引きずったり不自由そうに歩いたり、トイレの回数が異常に多かったり少なかったり、ウンチの色や量に異常があるか、下痢をしていないかなどをチェックしてください。普段から猫の排便やトイレの状態を把握しておくことは重要です。これにより、猫の健康状態に異常がある場合にすぐに気付くことができます。
異変を感じたら速やかに動物病院へ
もし猫の様子に異常を感じたら、迷わず獣医師の診察を受けることをおすすめします。病気や怪我が見つかれば適切な治療を開始できますし、異常がない場合でも夜鳴きの原因について相談できます。どちらにせよ、獣医師の診察は有益ですので、迅速に対応するようにしましょう。
発情期
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メス猫は不妊手術を受けない限り、発情期を経験します。この期間に、通常の「ニャ~」という鳴き声が、低くかすれた「ナ~オ」といった独特の鳴き声に変わることがあります。この発情期の鳴き声を和らげたい場合、最も効果的な方法は避妊手術を受けることです。
一部のウェブサイトでは、マタタビを与えたり、シャワーを浴びせたりする方法が有効だと紹介されていますが、これらの方法の効果は個体によって異なり、確実ではありません。発情期の鳴き声が気になる場合は、不妊手術を検討することをおすすめします。
要求鳴き
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猫は自分の欲求を伝えるために、飼い主に鳴き声を使います。これには、もっと食べたい、おやつが欲しい、外に出たいなどの要求が含まれます。しかし、これらの要求は人間から見るとかなりわがままに思えることもあります。こうした要求鳴きには、無視することで猫に「この方法では効果がない」と気づかせることができます。
叶えてあげるべき要求鳴きもある
一方で、要求鳴きの中には、叶えるべき要求もあります。たとえば、食事を忘れたり、水が切れていたり、トイレが汚れていたりする場合は、猫にとって深刻な問題ですので、適切に対処する必要があります。また、トイレ周りの騒音や不快な状態が要求鳴きの原因となることもあります。この場合、トイレを別の場所に移動するなどの対策を講じてあげることが大切です。
猫の一部には、飼い主に撫でてほしい、抱っこしてほしい、遊んでほしいなどの希望を伝えるために、要求鳴きをすることがあります。これは、猫と飼い主の関係を良好に保つ上で重要な要素です。猫の要求に応えて、しっかりと甘えてあげることが大切です。
猫がケージの中で鳴く時の対策
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猫がケージの中で鳴く理由はさまざまですが、まずは、ストレスや不安を感じさせないように、環境を整えてあげることを考えてあげましょう。猫が快適に安心してケージで過ごせるようになれば、夜鳴きや要求のために鳴くことがなくなるかもしれません。
ケージの中のトイレを清潔にする
ケージの中にトイレを入れている場合は、できるだけすぐに片付けてあげるようにしてみましょう。猫は綺麗好きですから、特に神経質な子であれば、排泄物が近くにあるだけで不快を感じてしまいます。ケージの中を清潔に保ってあげることを心掛けましょう。
ケージの中におもちゃなどを入れる
愛猫がケージの中で快適に過ごせるように、おもちゃを入れたり、お気に入りのタオルなどを入れたりして、安心させてあげましょう。特に、ケージの中でお留守番させる時などは、おもちゃで遊んで楽しく過ごせますし、安心できるタオルの上で気持ちよくお昼寝して、飼い主の帰りを待っていられるかもしれません。
できるだけ短時間にする
ケージに入れてすぐに鳴き始める場合は、ケージの中に入れる時間を短くして、徐々に慣れさせてみてください。初めは5分や10分などから試し、安心できる場所であることを教えてあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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