猫と遊んでいたのに突然ガプッと手を噛まれた経験はありませんか。成猫はアゴの力が結構強くなっているため結構痛いですよね。今回はそんな噛み癖対策についてピックアップしました。
1.どうして猫は噛んでくるの?
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成猫が噛んでしまう原因については大きく3つ考えられます。原因が分かると対処方法が明確になりますので、猫をよく観察してみてください。
まず、運動不足から体力が有り余っているケースです。特に活発な時期である2〜5歳くらいまでの成猫は、十分な運動をしていないと体力が有り余ってしまい、飼い主さんと遊んでいるときについ興奮して噛んでしまうことがあります。
次に飼い主さんの手や足をおもちゃ代わりにして遊んでいるケースです。子猫のときは力が弱いため手をおもちゃ代わりにしていても問題ないと感じるかもしれません。しかし成猫になると力が強くなるため、しっかりと歯型がついてしまうほどになることもあります。猫と遊ぶ時は手や足ではなくおもちゃを使って遊ぶと猫と飼い主さんにとっても安全です。
最後に、猫にして欲しくないことを飼い主さんがしてしまっているケースです。例えば猫が撫でて欲しい気分ではない時に、ナデナデしてしまっていませんか。猫は気まぐれな生き物ですので、最初は喜んでいても気分ではなくなるともう「いいよ!」という意味を込めて噛んでくることがあります。このケースでは必ず猫自身が嫌だという合図を送っていますので、よく観察して構いすぎに気をつけてあげてください。
2.噛み癖を直すにはどうしたらいいの?
子猫の噛み癖と違い、成猫の噛み癖を直すのは根気が必要です。噛み癖が習慣化してしまっている場合はすぐに効果は表れないかもしれませんが、根気強く取り組んでみてください。
噛んだら自分に良くないことが起こるということを少しずつ学習させていきましょう。
霧吹きをかける
猫は水が苦手なため、噛まれたら水をかけてみましょう。霧吹きなどをリビングに用意しておくと噛まれたらすぐ使用できます。ただし沢山の水をかけてしまうと猫が逆に怒ってしまう可能性があるため、吹きかける量は調節するようにしてください。
大きな声や音を出す
音に敏感な猫は大きな音を嫌がります。そのため噛まれたら大きな音や声を出して注意してみましょう。ただし大きな声を出すときは絶対に猫の名前を呼ばないように気を付けてください。名前で注意してしまうと名前を呼ばれるときはいけないことをしているときだと覚えてしまうため、飼い主さんとのコミュニケーションがとりにくくなってしまいます。注意するときは人間と同じく「ダメ!」と低めの声ではっきりと言うように心がけてください。
充分に遊ぶ
1日の運動量を満たせるようにまずはしっかりと遊んであげるようにしましょう。
一緒に遊ぶことで飼い主さんと猫のコミュニケーションにもつながり、信頼関係を高めることもできます。平日お仕事などで忙しい方は上下運動ができるキャットタワーや一人遊びができるおもちゃを用意して、一人でも遊べる環境を作ってあげてださい。
3.繰り返しが大切。根気強く覚えさせよう
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成猫になってから噛み癖を直すのは大変ですが、噛むことはいけないということを愛情を持って繰り返し教えていきましょう。噛まれたときすぐに手を避けてしまったり、ビクビクした態度を取ってしまうと遊んでくれるのかと勘違いして、エスカレートしてしまうことがあります、そのため、しっかりと猫の目を見ていけない行為であることを教えることが大切です。猫は空気をよく読める賢い子のためきっと飼い主さんの熱意が伝わるはずです。
もちろん注意するだけではなく、コミュニケショーンをしっかりとって猫との信頼関係を築いていってくださいね。
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UCHINOCO編集部
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