歯周病になる前に対策を!猫のオーラルケアの仕方と予防方法

猫は歯周病になりやすいので、日々オーラルケアが必要になってきます。今回は猫の歯の磨きの方やその他どんなオーラルケア用品があるかなどについてご紹介します。

2018年03月08日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の健康ケア猫のカテゴリ - 猫の健康ケア

猫は虫歯にはならないですが、歯のケアを怠ってしまうと歯周病になってしまいます。歯周病にならないためには、しっかりとオーラルケアをしていく必要があります。今回は、歯周病になる前にオーラルケアの方法についてご紹介します。

猫は虫歯にならないが歯周病になる

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猫の歯は虫歯菌が発生する酸性ではなく、アルカリ性なので虫歯にならないと言われますが、虫歯以外の口内の病気はたくさんあります。その中でも「口内炎」や「歯周病」はかなりの確率でかかってしまいます。特に歯周病は、3歳以上の猫であるなら8割ほどとかなりの確率です。
放っておくと細菌が溜まり骨が溶けてしまったり最悪の場合、菌が血液の中に入ってしまい全身に疾患を伴う恐れがあるなど、意外と恐ろしい病気が潜んでいるのです。そうならないためにも、常日頃からオーラルケアをして予防をしていく必要があります。

歯周病の原因と歯周病になりやすい部位

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猫の歯周病の原因としては、初期の歯周病になる一歩手前の歯肉炎の段階で細菌が更に繁殖することによって引き起こります。歯垢は細菌が口の中の食べカスを栄養素としてどんどん繁殖していきます。その結果、歯垢が歯石化していき歯肉炎になり、そして更に菌が繁殖していくと歯周病になります。
猫の歯周病となりやすい部位は主に奥歯になります。特に上の奥歯は、唾液が分泌される唾液腺がそばにあり、唾液が歯垢に付着し、歯石の原因になるので他の歯より歯垢がつきやすくなっています。そのため、上奥歯は特に念入りに磨き、そして全体をオーラルケアしていきましょう。

オーラルケアの基本は歯みがき!

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歯周病の予防の基本は、やはり歯磨きを定期的に行うのが一番です。磨き方としては、歯ブラシが乾いていると歯肉を傷つけてしまうので、まず歯ブラシを濡らしておきます。 そして歯ブラシで左右に小刻みに動かしながら磨いていきます。
ここで注意してほしいのは、大きな動きでゴシゴシと動かすとあまり細かい汚れが落ちず、効果が薄れてしまうので、なるべく小刻みに動かして磨きましょう。歯垢がたまりやすい歯と歯肉の境界線の歯周ポケットの部分を45°の角度で歯ブラシを当て磨くとより良い効果が得られます。
ただ、歯磨きを嫌がる猫も見えると思います。そんな時は無理に歯磨きをしようとせず、ブラッシングやマサージをしてリラックスさせてから歯ブラシを口に当ててみたり、指やブラシを口に入れる週間を作って徐々に慣らしたり、好きな缶詰の汁を歯ブラシにつけたり、歯磨きペーストを塗り込んだり、歯磨きおやつを与えるなどいろんなオーラルケアの方法を試してみると良いでしょう。

歯磨き以外のオーラルケア用品

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猫にも歯磨き以外にもさまざまなオーラルケア用品があります。猫がいちばん積極的にオーラルケアをするグッズはオーラルケアおやつです。食べることで歯垢を落とすことができるので、猫も嫌がることなくオーラルケアをすることが出来ます。
他にはデンタルケアのおもちゃなどもあります。種類もさまざまあり遊びながら歯垢を落とすことが出来るものもあって歯磨き嫌いの猫にも優しいデンタルケア用品になります。
オーラルケア用品も沢山ありますので、いろいろ試してみて、家の猫に合ったデンタルケア方法を見つけてあげられるといいですね。

猫は歯石が歯周病になるまでの進行が早いので、デンタルケアは病気を引き起こさないためにも必要不可欠な予防になってきます。最低でも1週間に1回はデンタルケアをしてあげましょう。歯ブラシで磨くことを嫌がる猫も多いので、無理に磨こうとせず、いろんなオーラルケアの方法を試してみるのも良いかもしれません。猫の健康維持のためにも日々オーラルケアをしていきましょう!

著者情報

UCHINOCO編集部

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