1.タイニープードルの基本情報
稀に見かけるトイプードルよりもさらに小さな体つきをしているプードルを「タイニープードル」と呼びます。まだまだ歴史は浅いのですが、トイプードルの小さな親同士を掛け合わせるなどして産出されたのがタイニープードルと言われています。
2.タイニープードルの特徴や性格について
とても小さなという意味を持つ「タイニー」という言葉通りの体格をしているタイニープードルは実際にはジャパンケンネルクラブや国際畜犬連盟が定めるプードルとしては認められていません。血統書記載上ではトイプードルの一種という記載になるのです。まだまだタイニープードルとしての基準自体は定められていない部分もあります。ブリーダー世界では、タイニープードルを専門に扱う人も居てタイニープードルの繁殖に注力している犬舎も徐々に増えてきている傾向もあります。
タイニープードルの大きさや性格は?
タイニープードルは体高25cm以下で体重は2~3kgと言われています。小型犬のチワワとほぼ同じサイズです。成長過程で特に特徴があります。生後6か月までは通常のトイプードルと同じような成長過程をたどり体重も順調に増えますがその後は生後8か月程度で成長はほぼストップします。つまりそれ以上は大きくならないタイプのプードルを「タイニープードル」と呼びます。
劣悪ブリーダーに要注意
タイニープードルはきちんとしたタイニープードル同士の掛け合わせで生まれた犬種ですが、故意に食事量を減らすなどして小さめに生まれた純血の「トイプードル」をタイニープードルと名付けて儲けのために利用する場合もあるようです。正式に運営しているブリーダーからタイニープードルをお迎えすることが健全な子犬と出会える方法です。
3.タイニープードルの歴史について
タイニープードルはフランスが原産国です。まだ歴史は浅く小さなトイプードル同士を掛け合わせて偶然生まれた小さなプードルを元にして繁殖を続けて現在に至るのです。アメリカで産出されたタイニープードル自体の歴史はまだ短いので、今後長年に渡って歴史が刻まれるか否かは、ブリーダーたちの意識に左右されるのではないでしょうか?
4.タイニープードルが気を付ける病気について
体格的に小さく華奢ですので骨折や膝蓋骨脱臼には基本的に気を付ける必要があります。また小さな犬種で好発すると言われているのが、副腎由来の病気でクッシング症候群です。これは免疫が関係する病気です。また免疫疾患としては免疫介在溶血性貧血という根治が難しい病気へのリスクも高いことを覚えておいてください。
5.タイニープードルの食べ物に関して
小型犬の中でも特に小さなタイプの子は口も小さく消化機能も未熟出ることが多いのでふやかしたフードを根気よく与える必要もあります。そして食べが悪いときにはウエットフードを与えるなど、飼い主側が常に食べる量をチェックして柔軟に対応することが求められます。どうしても食事の量が一定しないと低血糖症を引き起こす場合もあります。ここは要注意です。
小さなことは可愛く愛らしいという反面、体力のなさにもつながってしまいますので、長い時間の単独での留守番やタイニープードルを連れての長時間の外出などはくれぐれも注意を払ってください。飼い主の注意一つで一つの命を守ることに繋がるのです。底を慎重に見守る意識を持つことが大切なことを理解してください。楽しく暮らすためには、食事の管理、病気怪我の予防に努めることが最初の第一歩です。
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UCHINOCO編集部
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