1.カニンヘンダックス・基本情報
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カニンヘンダックスフンドの特徴は他のダックスフンドに比べて一回り小さい体格をしていることです。原産国はドイツです。超小型犬のグループに分類されます。胸囲は30cm以下で体重も3.5kg未満ですので、一般的な小型犬とあまり変わらない大きさが特徴です。
カニンヘンダックスフンドの被毛のタイプは?
被毛のタイプは短いスムースタイプ、柔らかくて長いロングヘアータイプ、そして硬毛で長いワイアーヘアーに分けられます。被毛の色は、とても豊富で、レッド、チョコレート、クリーム、ブラック、マホガニーレッドが代表的なカラーです。それ以外にはブラックタン、クリームタン、チョコレートタン、レッド、シルバーダップル、チョコクリームダップル、ワイルドボア、という他のカラーが混ざった被毛のタイプもあります。とにかく豊富なカラーはカニンヘンダックスの、もう一つの特徴です。
2.カニンヘンダックスの特徴について
狩猟犬としての快活さを持つカニンヘンダックスフンドは、おっとりしているというよりも、機敏に動き回り脚の短さなどは関係なく俊敏な動作をします。家族に対してはとても忠実に接してくれるのですが、社会化が遅れてしまうと人間や見知らぬ犬に対しては警戒心を出してしまう傾向があります。そこは、飼い主の努力次第で、きちんと躾を行えば、従順ですぐに物事を飲み込める利発さで克服できることでしょう。
毛並みによって性格の違いがある
他の犬種には当てはまらないのですが、カニンヘンダックスフンドの場合、ロングヘアーの子は温厚で扱いやすく、スムースやワイヤータイプは活発ですが警戒心が強く、負けん気も強いということは、愛好家の中で言われていることです。参考にしてみてください。
遊び好きなカニンヘンダックスフンド
遊ぶこと、遊んでもらうことが大好きなカニンヘンダックスフンドは、走り回っていつまでも、遊んでいたいタイプの犬種です。大人しく過ごすというイメージよりも飼い主は時間の許す限り、散歩やドッグランでの遊びを増やしてあげてください。カニンヘンダックスフンドには、それが必要です。
そして利口な気質を持ち合わせていますので、子犬の時期にきちんと躾を行うことで飼い主の指示を守れる良い子に育てられます。人と一緒にいることが大好きなタイプの犬種ですので、甘やかすだけではなく、社会生活において人間と共存するためにも、最低限ルールを守れる子に育ててあげましょう。
3.カニンヘンダックスの歴史
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19世紀にイギリスで発祥した犬種です。小型の生き物を狩猟するために作られたカニンヘンダックスフンドは、主に小さなダックスフンドやミニチュアダックスを掛け合わせて小型化を目指し作られるようになりました。主にウサギを狩猟するために活躍したといわれています。
4.カニンヘンダックス・気を付けたい病気について
カニンヘンダックスフンドは胴長短足の体型からどうしても椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向が強くあります。子犬の頃から段差の激しい場所の上り下りや腰部に負担のかかる運動については、飼い主が注意を払うことで、予防できる病気です。
また、肥満になりやすい傾向がありますので適切なドッグフードの量を守り、おやつも適量に抑えるなど、食事の管理も必要になります。標準体型のダックスフンドに比べると、肥満体型のカニンヘンダックスフンドは心臓に負担がかかりますので、体重管理と食事内容には細かく気を配って日常生活を送ってください。
5.カニンヘンダックス・食べ物について
ダックスフンドという犬種には「肥満」が大敵です。どうしても、太りやすい体質をしています。だからこそ、高たんぱく、低脂質のドッグフードを意識的に選ぶ必要があります。長い背骨を支えるためには、しなやかな筋肉が必要です。それを補うためには高たんぱくなドッグフードが適切なのです。室内で過ごすことが多いカニンヘンダックフンドの場合には、肥満を回避するために、低脂肪のドッグフードやおやつを選んであげてください。目安としてはドッグフード全体の脂質は10%程度の低脂肪のものが、おすすめです。
どの犬にとっても、動物性タンパク質は重要です。良質の肉がしっかりと配合されていることを前提にドッグフードを選ぶことが必要です。迷ったときには獣医師に相談をして体型や体重を加味した内容で、療法食を紹介してくれる場合もありますので聴いてみるのも一つの方法です。
ダックスフンド種に多いアレルギーについて
涙焼けや皮膚炎で動物病院を訪れるダックスフンドは多いことをご存知でしょうか。何も考えずに穀類の多く入っているドッグフードを与えることで、知らない間にアレルギーを起こしている可能性も高いのです。小麦、トウモロコシという穀類は最初から排除して低アレルゲン穀類が配合されているドッグフードを選ぶ方が安全でしょう。最近では「グレインフリー」という表記がされているドッグフードが増えています。アレルギーを予防するためにも自分の目で確かめておくことも重要です。
カニンヘンダックスフンドと楽しく暮らすために
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ミニチュアダックスフンドやダックスフンドに比べると一番小さな体つきをしている、カニンヘンダックスフンドは、とても俊敏に動いて身軽です。肥満にも注意をして、適切な量のドッグフードを与えることが基本です。そして怪我予防のために、飼い主が常に注意をしておかないと急な段差に飛び乗る場合も多く、飛び降りて怪我を負うこともあるのです。安全な場所で十分な運動をさせてあげることに留意をして、安全で楽しい毎日を送ることが望ましいことなのです。
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UCHINOCO編集部
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