根強い人気を集める大型犬ですが、飼育するにはいくつかの条件を満たす必要があります。今回は大型犬を飼うための条件、人気の種類などをご紹介します。
1.大型犬の基準
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大型犬と分類されている犬は、体重が大体25~40kgの範囲になります。日本では小型犬、中型犬、そして大型犬というように区分されていますが、実際のところ区別する定義は設けられていません。小さい、大きいはあくまでも感覚であって、きちんと分類することは難しいとされています。
しかし、日本のペット保険では体重を基に分類を作っています。これは料金設定をするために、分類が必要だからです。この程度の定義しかないため、はっきりと「ここからが大型犬」というラインは引けませんが、今回は体重を基準にして大型犬を紹介していきます。
2.大型犬を飼える環境
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大型犬は朗らかで穏やかなイメージがあり、飼いやすい印象がありますが、実際に飼うには環境を整えておかなければなりません。まずは、室内で飼うことができるのかを確認しましょう。大型犬は暑さに弱いため、温度の管理された室内で飼うのがスタンダードになります。
また、1日の運動量が多く、室内でもなるべく放しておくことが大事です。それに加えて、毎日の散歩も欠かさず行う必要があります。散歩の時間は1時間を目安に行なっていれば十分でしょう。たくさん運動すると、食事の量も多くなるため、食費もそこそこかかるもの。このように、大型犬を飼う場合は、それなりの覚悟をしなければなりません。
3.優しい性格のラブラドールレトリバー
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日本で人気の高い大型犬といえば、ラブラドールレトリバーでしょう。見た目通り穏やかで優しく、とても性格の良い犬として有名です。頭が賢いので、きちんとしつけておけば悪さをすることはありません。
ただし、幼い頃のしつけを適当にしていると、頭が賢いがゆえにすぐ間違った行動を覚えてしまうことも。ラブラドールレトリバーを飼う時は、特に上下関係を明確に示しながらしつけていくことが大切です。あまり叱り過ぎるといじけてしまうので、上手に出来た時はたくさん褒めちぎってあげてください。
4.子どもがいる家庭にも人気のゴールデンレトリバー
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ゴールデンレトリバーも、非常に人気の高い種類でしょう。ラブラドールレトリバーと似ていますが、比べるとゴールデンレトリバーの方が毛が長いことが特徴です。大人しい性格でとても利口なので、日本では盲導犬としても活躍しています。
落ち着きのある風貌ですが、実は遊び好きな一面も持っているため、子どもがいる家庭では良い遊び相手になってくれるでしょう。元々猟犬だったこともあり、とにかく運動することが大好き。たくさん散歩に連れていってあげてください。また、毛が長くふさふさしているため、ブラッシングと週に1回シャンプーをしてあげるのが理想的です。
5.人懐っこいバーニーズマウンテンドッグ
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体の大きなバーニーズマウンテンドッグは、人懐っこい性格でパートナーにするにはピッタリの種類です。少々人見知りする性格ではありますが、信頼関係を築いて親しくなった相手にはとても従順になつきます。そのような性格から、番犬にはうってつけかもしれません。
またバーニーズマウンテンドッグは、やんちゃで怖いもの知らずな性格をしているので、気に食わないことがあると飛びかかってくることもあるかもしれません。しかし、きちんと愛犬と向き合ってしつけていくことで、やんちゃをすることも少なくなっていくでしょう。やってはいけないことも遊びながら学んでいくので、飼い主さんは最初は少し大変かもしれません。
6.信頼を築いて大型犬と良きパートナーへ
大型犬はどの種類も性格が穏やかなのが特徴です。体が大きい分、食費や運動など手間がかかることも多いですが、信頼関係を築いていけば良きパートナーとなってくれるでしょう。
飼いきれなくなり飼育を放棄することだけは絶対に止めてほしいので、家に迎え入れる前に自分の家で本当に飼い続けることができるのか、よくよく考えてみてください。その上で、ぜひ大型犬との生活を始めてみましょう。
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UCHINOCO編集部
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