成長の過程で必要になる離乳食。愛猫のために正しい与え方、気をつけるポイントを覚えておきましょう。
離乳食を与える時のポイント
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食事の回数は1日に3~4回を目安に、少ない量に分けて与えてください。子猫のうちは消化器官が十分に発達しておらず、そこまで胃が大きくありません。一度に多くの量を与えてしまうと、体に負担がかかってしまうため気をつけましょう。
最初はミルクを混ぜて慣れさせる
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離乳食のみでもきちんと食べてくれるならば心配はいりませんが、どうしても離乳食を食べてくれない子猫には、離乳食とミルクを混ぜて与えてみてください。
子猫用の粉ミルクをかけることで、いつも口にしている味に安心して食べてくれるかもしれません。いずれ、ミルクから離乳食に切り替えなければならない時期はやってきます。子猫が離乳食に慣れるよう、与え方を工夫していきましょう。
どんな離乳食がいい?
市販の離乳食や、子猫用ドライフードをぬるま湯やミルクで柔らかくしたものが良いでしょう。子猫に必要な栄養をバランスよく満たしている「総合栄養食」と記載してあるものを主食に選ぶのがおすすめです。一般食と記載してあるものはあくまで副食やおやつとして与えるようにします。また、おやつをあげるのは1歳以上の成猫になってからにしましょう。健康のためにはカロリーを守ることも重要です。肥満にならないよう、子猫の様子を見ながら与えすぎには気を付けましょう。
市販のものでおすすめはピュリナの「フィリックスやわらかグリル子ねこ用ゼリー仕立てチキン」です。
離乳食を食べない時はどうするの?
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離乳食に少しずつ慣れてきたら、お皿から直接離乳食を食べる機会も増えてきます。手からあげると食べてくれるのに、お皿では食べてくれないという子猫には、お皿への盛り方も工夫してみましょう。
とんがった山のようにこんもりと離乳食を盛ることで、子猫が離乳食を食べやすくなります。そもそも、猫は平らなお皿から餌を食べることが苦手な生き物。それに子猫は咀嚼もまだ上手にできないので、周りに食べ散らかしてしまうかもしれません。綺麗に食べられるような与え方をしつつ、こぼしたらかき集めてあげるなど手助けしてあげましょう。
また、離乳食の温度にも気を遣うことが大事です。ミルクと同じように人肌程度の温度に温めましょう。冷たいと子猫がびっくりしてしまうので要注意です。
離乳食の完了時期までに食べ物を調整する
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大体生後2ヶ月後にはドライフードが食べられるように、成長に合わせて食事内容を調節していきましょう。最初はドロドロのペースト状の離乳食から始めて、徐々に固さのある離乳食へ。それにも慣れてきたら、水を含ませて柔らかくしたドライフードなどに切り替えるなどして与え方を変えてください。
この方法ならば、含ませる水の量で食事の固さが調節できるためオススメです。ドライフードになった途端食べなくなる子猫もいるかもしれませんが、ここは焦らずに前に食べていたものを組み合わせながら与え続けましょう。
人間用の食べ物を与えるのは絶対NG!
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離乳食の与え方だけではなく食べ物にも気を遣ってください。特に、子猫に人間の赤ちゃん用のベビーフードをあげることは止めましょう。
少量なら大丈夫だろうと思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、人間用の食べ物には子猫にとって有害な成分を含んでいることがあります。人間の赤ちゃんと子猫は必要とする栄養が違うため、同じものを与えると子猫の発育に影響を及ぼしかねません。
さらに、子猫の時期に食べたものが今後の病気発生率にも関連していきます。当たり前ですが、子猫には子猫用の離乳食を与えるように気をつけてください。
与え方を工夫しながら離乳食を食べてもらおう
子猫ははじめ、離乳食をなかなか口にしてくれないかもしれません。しかし、これはどの子猫にもあり得ることです。離乳食の与え方さえ工夫すれば、子猫もきっと食べてくれるようになります。それぞれの子に適した与え方を心がけましょう。
また、子猫だけではなく慣れるまで飼い主さんの負担も大きいでしょう。大変かもしれませんが、短い期間ですので根気強く頑張ってください。
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UCHINOCO編集部
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