猫用食器を選ぶポイントは?おすすめの猫用食器もまとめてご紹介!

猫の食事に関して、フードはともかく食器にまでこだわっている方はどのくらいいるのでしょうか。実は、何を選ぶかによって、食欲や吐き戻しのリスクが変わってくるとも言われています。ここでは、猫用食器の選び方やおすすめについてご紹介していきます。 2024年08月09日作成

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猫にとっての理想的な食器とは?

猫にとっての理想的な食器は、体格などによって異なります。そのため、それぞれに合うものを選ぶことが大切です。ここで見ておきたいポイントは、以下のとおりです。

・食べやすい深さであること
・食べやすい高さであること
・ヒゲが縁につかないこと
・猫の好みに合致し衛生面が保ちやすい素材であること
・機能的であること

それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

食べやすい深さであること

一般的に、猫が食べやすいとされる食器の深さは3cm~5cm程度です。しかし、エキゾチック・ショートヘアなどのように、短頭種の猫には、これよりももっと浅い食器の方が適している場合もあります。

食器が浅すぎた場合、フードが動きすぎて食べにくいという問題があります。逆に、深すぎるとヒゲがあたってストレスになります。

食べやすい高さであること

床に近い位置にフードがあると、そのぶん頭を下にして食べなければなりません。この姿勢は、特に足腰の弱い猫にとっては負担が大きく、若い猫でも食道に負担がかかり、吐き戻しの原因にもなります。

一般的には、床から5cm~10cm程度の高さの位置で食べられる食器が理想とされていますが、これも足の短い猫種であればその部分を考慮しなければなりません。

ヒゲが縁につかないこと

猫のヒゲはとても敏感です。食事をとる際に、ずっと食器の縁にヒゲがあたり続けると、強いストレスを感じる可能性があります。実際に、こうした状態を「ヒゲ疲れ」などと言うように、十分に注意しなければなりません。ヒゲ疲れを起こすと、食欲がなくなったり、食べ残しが多くなったりする可能性もあります。

猫の好みに合致し衛生面が保ちやすい食器であること

猫用食器に用いられる主な素材は、陶器・ステンレス・プラスチックではないでしょうか。一番は、猫の好みに合うものを選ぶことですが、特に好みがはっきりしない場合は衛生面が保ちやすいものを選ぶのがよいでしょう。

陶器は、適度に重みがあり倒れにくく、洗いやすい・熱に強いといったメリットがあります。しかし、落下によって割れるリスクがあるため、洗ったり持ち運んだりうする際には注意が必要です。

ステンレスは、傷がつきにくく丈夫で、軽く扱いやすい点がメリットです。フードの匂いが移りにくいのも嬉しいポイントですね。もし、万が一落としてしまっても、陶器のように割れる心配は少ないでしょう。しかし、いざ食べようとする時に、猫ちゃんの姿が食器に映りこんで落ち着かなかったり、冬季は冷たくなったりして嫌がる子もいるようです。

プラスチックもまた、軽く扱いやすく落としても割れにくい点がメリットです。さらに、リーズナブルな価格のものが多いという点も特徴でしょう。しかし、傷がつきやすいぶん雑菌の繁殖が心配です。陶器やステンレスほど長持ちはしにくいため、時間がたてば劣化しやすいのもデメリットでしょう。フードの臭いや色がつきやすく、お手入れに時間がかかる可能性もあります。

機能的であること

必ずしも、すべての猫ちゃんに必要とは限りませんが、機能面に着目して選んだ方がより良い場合もあります。

例えば、早食い傾向のある子には、敢えて食べづらい形状をした早食い防止食器が良い場合もあるでしょう。肥満傾向の子の健康管理にも役立ちます。

ボウル部分が傾いている形状のものは、顔が入れやすく食べやすいとされています。特に短頭種の子は、浅くてもフードが散らばりにくいため、食べやすいでしょう。

猫用食器におすすめの商品15選

猫 食器 フードボウル

吐き戻し防止を考えて獣医師監修のもと作られたフードボウルです。高さは11cmのものと10cmの2種類があります。素材はセラミックで、傷がつきにくく、ぬめりもサッと流せる点が特徴。やや傾斜があり、フードが散らばらず食べやすくなっています。また、使用後にも返金保証があるため、もし猫ちゃんが気に入ってくれなかった場合も安心です。


猫 食器 フードボウル

フードボウル

浅広口でヒゲが当たらず、ストレスなく食べやすい設計となっています。傾斜があり、自然とフードが手前に集まります。たとえエリザベスカラーをつけていても、食べられるのが嬉しいポイント。陶器製で、鉛やカドミウムは不使用の安全なつくりとなっています。

【獣医さんが考えた食器シリーズ】CAT FOOD BOWL

絶妙な高さと角度で食べやすい、大阪府立大学の獣医さんと共同開発した陶器製のフードボウルです。すべり止めシリコーンマットも付き、転倒や床のキズ防止にもなります。食洗器対応もしているため、毎日綺麗に保ちやすいのも嬉しいですね。


【獣医さんが考えた食器シリーズ】CAT FOOD BOWL

フードボウル

高さ11cm、間口12cmとなっており、容量はたっぷり400mlまで入れることが可能です。傾斜はありませんが、水分の多いフードを食べる猫ちゃんには使いやすそうですね。可愛らしいくすみカラーのバリエーションにも注目です。

フードボウルスタンド

高さ13cmと11cmの傾斜のあるスタンドに、フードボウル2つをセットすることができます。フードボウルも一緒のセットになっているため、これ1つ購入すればお水用の食器もまとめて揃えられる点が嬉しいですね。スタンドには猫モチーフのくぼみがあり、そこにボウルがすっぽりおさまります。取り出しは、猫の耳の部分に手をかけて行えるため簡単。


フードボウルスタンド

ペット用食器台

2種類の高さの脚が同梱されているスタンドで、猫ちゃんの反応を見ながら組み立てられるのが嬉しい商品です。さらに、傾斜があるものと、ないものの2種類から選べます。食べ残しが多い子や、マズルが短い猫ちゃんには、傾斜のあるスタンドが使いやすいそう。お皿の容量はなんと600ml。お水をたっぷり入れておくことができるため、留守の時間が長い日も安心ですね。


ペット用食器台

益子焼 ねこ・小型犬用 フードボウル kinari

焼き物の器が好きな飼い主さんなら、猫ちゃんの食器も焼き物で揃えたくなるかもしれません。ナチュラルな風合いはインテリアにもなじみやすく、おしゃれです。陶器の良さが存分に感じられ、猫ちゃんにとっても食べやすい機能性の高さが魅力です。


益子焼 ねこ・小型犬用 フードボウル kinari

スタンド付きバンブーフードボウル

斜め15°の傾斜があり、絶妙な高さで吐き戻しを予防できるフードボウルです。お皿の部分は陶器製、スタンドは竹でできています。食洗機が使えるお皿なので、洗うのも楽チン。付属のラバーマットで、すべり防止をすることができます。


スタンド付きバンブーフードボウル

ネコボウル

竹製のスタンドにお皿が2つセットできるようになっています。高品質な竹素材は、抗菌・防染みとなっており、お水がこぼれてしまっても清潔さを保ちやすくなっています。傾斜は斜め15°、脊髄が圧迫されにくく猫ちゃんの自然な姿勢に近い状態で食べられるようになっています。

猫 フードボウル

涼やかな藍色の柄が可愛い、陶器製のフードボウルです。単色のシンプルなものよりも、少し個性的で可愛いものを探したい方にぴったり。もちろん、食べやすい角度と高さ、重さで使いやすいでしょう。


猫 フードボウル

フードボウル

食洗機で洗えて、電子レンジでの使用も可能なフードボウルは、手作りごはんや少しだけ温めて提供したい時に役立ちます。傾斜は15°、汚れが落ちやすい高強度なセラミック製です。

選べる6デザイン フードボウル

シングルか、ダブルかを選ぶことが可能です。また、お皿のデザインは6種類から選ぶことが可能。全8カラーのマットも付けると、滑り止めも同時に揃えることができます。猫ちゃんが食べやすいことはもちろんですが、デザインもとても可愛いためプレゼントにもおすすめです。


選べる6デザイン フードボウル

セラミック ペットボウル

2つの高さから選ぶことができる、8色展開のフードボウルです。暖かみのある色から渋いシックな色まで揃っており、インテリアの雰囲気に合わせやすくなっています。


セラミック ペットボウル

ペット用食器

猫用フードボウルとしては珍しい、角形タイプです。シンプルでモダン、白と黒の2色があり、落ち着いた色調の部屋にぴったり。1つのお皿の容量は約300mlで、陶器のためお手入れもしやすいです。

ハッピーダイニング 脚付フードボウル

肉球デザインが愛らしいですね。滑り止めのシリコンがついており、倒れにくくなっています。大きめなサイズなので、ヒゲ疲れを起こしやすい子や元気にたくさん食べる子にもぴったり。


ハッピーダイニング 脚付フードボウル

猫ちゃんの健康を考えて食器も見直してみよう

吐き戻しの防止やヒゲ疲れによる食欲不振が考えられるなら、今一度、猫用食器を見直してみてはいかがでしょうか。特に、床にフラットに置くタイプのお皿を適当に選んでいる、という方は、高さのあるフードボウルがおすすめです。デザインだけでなく、素材にも目を向けて、安心して使えるものを見つけましょう。

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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