犬の身体に関する雑学
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まずは、犬の身体に関する雑学をご説明します。
実は、愛犬の身体のことをわかっているようでわかっていない部分もあるのかもしれません。
犬は猫舌
実は、犬は猫舌です。
猫舌は、猫だけではありません。
猫や犬を含めて、ほとんどの動物は猫舌です。
なぜなら、動物は人間のように温かいものを食べる機会がないからです。
基本的に野生動物はほかの野生動物を捕食しますが、どんな動物も熱いものはありません。
そのため、基本的に動物は体温以上の食べ物を口にすることに対する免疫がないのです。
嗅覚は人間の100万倍
犬の嗅覚が優れていることは有名な話ですが、なんと人間の100万倍も優れているといわれています。
特に、汗のにおいなどに含まれている「酸臭」を感じ取ることが得意で、酸臭の場合は人間の1億倍優れています。
犬の嗅覚が優れていることにより、どこにほかの動物がいるかなどを知ることができるほか、当然ながら警察犬による犯人の追及にも役立っているといえるでしょう。
味覚は未熟
犬は、嗅覚や聴覚は優れていますが、一方で味覚は未熟です。
これは人間に比べると約5分の1程度しか味を感じることができないといわれており、特に旨味をほとんど感じ取ることができません。
この旨味を感じ取れないということは、一見するとかわいそうに感じるかもしれませんが、犬が毎日同じドッグフードを食べても飽きないのは、味覚が未熟だからともいえます。
ちなみに、犬は人間のように食べ物を味わい、満腹になれば食事を残すということは犬にはあまり見られません。基本的に犬は、満腹を感じる満腹中枢の働きが弱く、食べ物を食べてから満腹だと感じるまで時間を要するからです。
犬の行動に関する雑学
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犬の行動には、さまざまな秘密が隠されています。
次に、犬の行動に関する雑学を解説します。
犬は眠い時以外にもあくびをする
犬があくびをしていると、「眠いのかな?」と感じる人は多いでしょう。
しかし、犬は眠かったり暇だったりする時以外にも、あくびをすることがあります。
それは、不安やストレスを感じた時です。
犬が不安やストレスを感じた時にあくびをするのは、こわばっている身体をリラックスさせようとしているのだと考えられます。
飼い主に叱られている時に犬があくびをすることがありますが、これは飼い主の説教を退屈に感じているのではなく、緊張しているからでしょう。
犬が排便時にクルクル回るのは外敵に攻撃されないため
犬は、排便時にその場をクルクルと回ってから排便を行います。
これは野生の習慣によるもので、クルクルと回って見渡すことで、外敵がいないか確かめているためです。
なぜなら、排便時のポーズは完全に無防備であるため、外敵に襲われた時に即座に対応できないからです。
ちなみに、一説では犬は排便時に身体を南北に向けるという習性があるともいわれており、愛犬の排便時に方角を気にしてみるのも面白いかもしれません。
犬の反省したような顔は、反省しているわけではない
犬を叱った時に、犬が反省したような悲しい顔をしていることがあります。
飼い主としては、「少しは反省したのかな?」と感じるかもしれませんが、実は犬の反省したような表情は、反省しているわけではありません。
犬の反省したような表情は、飼い主に対して困惑していたり怖がっていたりするだけのようです。
犬に関する雑学
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最後に、犬全般に関する雑学をご紹介します。
愛犬家でも、「知らなかった!」というような雑学もたくさんあるはずです。
飼い犬は世界に約4億匹存在する
毎日を生活していて、犬を見かけない日はまったくないと言っても過言ではありません。
それほど世界中には犬がたくさんいますが、すべてを合わせると2019年の統計では、約4億匹の飼い犬が存在しているといわれています。
犬種でいうと、非公認の犬種も含めて約700~800種類の犬種がいると考えられており、人間の生活に犬が深く関わっていることがわかるでしょう。
ちなみに、猫は犬よりも多く、世界で約6億3千万匹います。
ダルメシアンは産まれた時は真っ白
白黒のブチ模様でお馴染みのダルメシアンですが、実は産まれて間もない時は全身が真っ白です。
その後数週間から数か月経つことで、徐々に黒や茶の水玉模様が出てきます。
もっとも長寿な犬は29歳5ヶ月
犬は、個体差はあれどだいたい15歳前後で寿命を迎えます。
20歳を過ぎればかなりの長生きだといえますが、ギネスに記録されている犬の最高齢は、1931年に記録されたオーストラリアン・キャトルドッグの「ブルーイー」という犬で、なんと29歳5ヶ月。
ちなみに犬の29歳5ヶ月は人間に換算すると130~140歳ということから、想像を絶する長生きぶりを見せてくれたことになります。
ペット先進国には「犬税」がある
ドイツやスイス、フィンランドやオーストリアなど、一部の国では「犬税」が導入されています。
これは当然ながら、犬を飼育することで発生する税金です。
犬税があることにより、犬のむやみな繁殖が減るなど犬の不幸が減ったというデータもあるようです。
犬の雑学はほかにもたくさんある
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今回は、犬の雑学のほんの一部をご紹介しました。
愛犬家の人も、「これは知らなかった!」というような雑学があったのではないでしょうか?
もしも、他にも犬の雑学を知りたいのであれば、ネットサーフィンなどやギネスブックを読み漁ったりしてみるのも愛犬のへの理解を深める意味でも面白いかもしれません。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。