モップみたいな犬！？犬種や魅力をご紹介

まずは、モップみたいな犬種の魅力をご説明します。
日本では珍しい犬種ですが、もしも見かけたら、つい目で追ってしまうでしょう。

モップみたいな犬種の魅力は、何といっても特徴的な見た目でしょう。
全身にスパイラルパーマをあてたような見た目で、道行く人々の視線を集めるはずです。
ちなみに、モップみたいな犬種は長毛であることがほとんどなので、目も隠れるほど全身をモップのような被毛で覆われています。

モップみたいな犬種の特徴的な被毛は、どのようになっているのでしょうか？
実は、粗めのオーバーコートと柔らかいアンダーコートが絡み合うようになっており、ドレッドヘアーのような見た目になるのです。
ちなみにモップみたいな被毛のことは、「コーデッド・コート」と呼ばれます。
子犬の頃からモップみたいな見た目というわけではなく、ほとんどは成犬になってから見た目が完成します。

モップみたいな犬種に、小型犬はいません。
もちろん犬種によってサイズは異なりますが、小さくても15kg前後、大きい犬種であれば60kg前後になることもあります。
そのため、身体の大きなモップみたいな犬種が走り回ると、迫力も凄まじいものがあります。

モップみたいな犬種を飼いたいのであれば、いくつかの注意点があります。
当然ながら、一番の特徴である被毛のお手入れを欠かすことはできません。
モップのような被毛を崩すことなく、被毛を1本ずつ手洗いするのは相当な根気を必要とします。
また、被毛の中が蒸れやすく皮膚炎などを発症するリスクが高いため、面倒であっても被毛のお手入れはきちんとするようにしましょう。
さらに、モップみたいな犬種は先述したように身体が大きいことが多いことから、毎日の散歩も怠ってはいけません。
最低でも、毎日朝晩各30分の散歩時間は確保するようにしましょう。

次に、モップみたいな犬種をご紹介します。
モップみたいな犬種は3種類いるため、特徴や性格の違いについて見ていきましょう。

コモンドールは、モップみたいな犬種でもっとも有名でしょう。
原産国はハンガリーで、もともとは牧羊犬として活躍していました。
性格は頑固でありながらも知的なので、きちんとしつけをすれば良いパートナーとなってくれるでしょう。
しかし、体重が50kg前後になることもあることから、小さな子どもと触れ合わせるのは避けたほうが良いかもしれません。

プーリーも、モップみたいな見た目が特徴の犬種です。
こちらもハンガリーが原産で、牧羊犬として活躍していました。
コモンドールよりも小さく、体重は15kg前後に留まります。
また、頭が良く家族に対しても愛情深く接してくれるため、小さな子どもがいる家庭でも問題なく飼うことができるでしょう。

ベルガマスコ・シープドッグはイタリア原産の、モップみたいな見た目の犬種です。
この犬種も牧羊犬や番犬として活躍していたため、しつけに対してとても集中力があり頭も良いでしょう。
身体の大きさはコモンドールとプーリーの中間といったところで、約30kg前後になります。
性格的に飼いやすい犬種ではありますが、警戒心が強いため子犬の頃からきちんと社会化を学ばせる必要があるでしょう。

最後に、おすすめのリードや首輪をご紹介します。
モップみたいな犬種の被毛にリードや首輪が絡まらないようにするためにも、リードや首輪選びもきちんとしなければなりません。

オーソドックスで、使いやすい犬用リードです。
反射材が使用されているため、夜間の散歩も安心して行えます。
また、さまざまなカラーバリエーションがあるのも嬉しいポイントです。

使い勝手の良い、犬用リードです。
ナイロンオックスフォードとメッシュ素材を使用しており、持ち手部分の負担も少ないでしょう。
また、亜鉛合金素材でできたナスカンは大型犬の衝撃に強く、耐腐食性があり錆びにくく雨の日のお散歩でも安心して使用できます。

被毛が蒸れやすいモップみたいな犬種のために、通気性の良い首輪を用意してあげましょう。
内側にはふかふかのクッションが付いているため、長時間首輪を付けていても犬の負担になる心配は少ないです。
また、リング部分がアルミ合金でできており、軽量かつ強度が高いのも嬉しいポイントです。

通気性に優れた、犬用首輪です。
耐久性に優れているため、使用していて壊れる心配も少ないでしょう。
また、反射材が付いており夜間の散歩も安心して行えます。

モップみたいな犬種は特徴的な見た目をしているため、飼ってみたいと考える人もいるでしょう。
しかし、もともと牧羊犬として活躍していたこともあるため、ある程度犬の知識がなければ、しつけに苦労することが予想されます。
また、コモンドールやプーリーなど、日本では珍しい犬種で専門としているブリーダーも少ないのが現状です。
もし、モップみたいな犬種を飼いたいのであれば、事前にきちんと特徴や性格を理解しておき、信頼できるブリーダーから迎え入れることをおすすめします。