犬が死んだらすること
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まずは本題である、犬が死んだらすることをご説明します。
これらのことを迅速に行い、犬が安心して天国に行けるようにしましょう。
バイタルチェックをする
犬が動物病院以外の場所で死んでしまった時は、バイタルチェックをしましょう。
バイタルチェックとは、簡単に言うと本当に死んでいるか確認をするということです。
犬は、ショックや失神によって仮死状態になることもあるため、呼吸をしているか、心臓の鼓動があるか、体温が低くなっていないかなどをチェックする必要があります。
もしも犬が動かなくなったというだけで死んだと判断してしまったら、火葬などをした時に後悔する可能性もあるでしょう。
ペットの葬儀会社に連絡をする
これは任意にはなりますが、愛犬を火葬してあげたいのであればペットの葬儀会社に連絡する必要があります。
ペットの葬儀会社では、火葬や返骨など人間の葬儀を同じように愛犬を送り出してくれるでしょう。
また、自治体に連絡をしても犬の火葬をしてくれることもあります。
しかし、自治体による犬の火葬は、さまざまなペットとともに火葬され遺骨が返ってくることはありません。
遺体を安置する
犬が死んでしまったら、死後硬直後にお尻の穴などから体液があふれ出てくることがあります。
体液があふれ出てくると、当然ながら遺体の状態が悪くなってしまうので、きちんと安置をしなければなりません。
なお、詳しい安置方法は後述します。
市町村へ届け出をする
愛犬が死んでしまった時は、しばらく精神的に立ち直れない日々が続くでしょう。
しかし、どんなことであっても時間が解決をしてくれるはずです。
愛犬の死の悲しみを乗り越えることができたら、市町村へ愛犬の死の届け出をしなければなりません。
これは狂犬病予防法によって義務づけられているため、かならず行いましょう。
また、ペット保険に加入していた場合は、解約の手続きを進める必要もあります。
ちなみに、お世話になった動物病院へ連絡する義務はありませんが、気持ちに余裕があればお礼の連絡をしても良いでしょう。
犬が死んだ際の安置方法
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犬が死んでしまいペット葬儀会社に愛犬の供養の依頼をしても、すぐに来てくれるわけではありません。
正しい安置方法を知っておくことで、安心して愛犬を送り出すことができるでしょう。
エンゼルケアを行う
犬が死んだ際は、エンゼルケアを行いましょう。
エンゼルケアとは、遺体をきれいに整えるために行うものですが、体液などがあふれ出ることによる感染症の予防にも繋がります。
犬のエンゼルケアは、死後硬直が始まる前に行う必要があるため、犬が死んでしまってから2~3時間以内に行うようにしましょう。
まずは、犬の目を閉じてあげたり、舌を口の中にしまって口を閉じてあげたりします。
そして、手足の関節を優しく折り曲げて、身体にくっつけるような姿勢にします。
その後は、お湯で湿らせたタオルやガーゼで犬の口元や鼻、お尻などを優しくきれいに拭いてあげましょう。
その後はしっかりと絞った濡れタオルで、犬の身体全体を拭いてブラッシングをします。
もしも犬の爪や被毛が伸びているようであれば、爪切りやハサミなどでカットしてあげましょう。
犬の安置に必要なもの
犬の安置に必要なものは、段ボールや木箱などの棺になるものとタオル、ペットシートやバスタオル、そして保冷剤です。
ペットシートを敷いた上にタオルなどを敷いて、犬の遺体を優しく寝かせてあげましょう。
その後は犬の腐敗が進まないように、タオルで包んだ保冷剤やドライアイスを、犬のお腹や頭部、背中にあてます。
ちなみに、犬の遺体は外気に触れると腐敗が進んでしまうため、安置が終わったらバスタオルなどで犬の身体を包んであげて、涼しい部屋に安置してあげましょう。
犬の安置中にすること
犬の安置中に、お尻や鼻などから体液や排泄物が出てきてしまいます。
その都度きれいに拭いてあげることはもちろん、必要に応じて脱脂綿をお尻に当ててあげると良いでしょう。
もちろん保冷剤はこまめに取り換えることで、腐敗の進行を遅らせることができます。
犬の供養の方法
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犬の供養の方法は、いくつかあります。
飼い主として、どの供養方法が良いのかしっかりと考えてみましょう。
火葬
犬の供養をするのは、ペットの葬儀会社による火葬が多いです。
ペットの葬儀会社による火葬は先述したように、人間と同じような供養をしてくれます。
また、こちらも先述しましたが自治体に連絡をしても火葬をしてくれますが、燃えるゴミとして処理されてしまいます。
ちなみに、民間によるペットの葬儀会社は、出張サービスを行っているところが多く、愛犬をお迎えにきてくれます。
ペット霊園
犬の火葬をする際は、ペット霊園による葬儀もおすすめです。
ペット霊園では、出張火葬をしてくれるところもありますが、基本的にはペット霊園に出向いて葬儀を行います。
ちなみに価格は民間のペットの葬儀会社よりも高価であることが多いですが、全体的なサポートを見ると満足度はペット霊園のほうが高いかもしれません。
土葬
自宅に庭がある場合は、愛犬を土葬することも可能です。
しかし、土葬をする場合は小型犬でなければ難しいでしょう。
大型犬を土葬するとなるとかなり大きな穴を掘らなければなりませんし、自然に還るまでは10年以上の歳月がかかることから、においや害虫が発生する原因にもなります。
もしも土葬を検討しているのであれば、最低でも1メートル以上の穴を掘るようにしましょう。
犬が死んだらやることはたくさんある
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愛犬の死は、家族が亡くなるのと同様に、悲しみを乗り越えるにはかなりの時間を要します。
愛犬がきれいな姿で埋葬できるように、飼い主としてエンゼルケアなどの最期の作業を、愛犬のためにしてあげましょう。
また、ペットの葬儀会社やペット霊園に連絡して、愛犬が天国に行く手伝いをしてあげる必要もあります。
長い間いっしょに過ごしてきた愛犬だからこそ、最期も気持ちよく送り出してあげるのも、飼い主としての努めだといえるでしょう。
ペトリィ(参照日:2024-04-30)
https://petlly.jp/column/pass-away/pet-pass-away
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。