ドッグショーとは?犬の品評会の概要や楽しみ方をご紹介

愛犬家が集まる犬の品評会、ドッグショー。
ドッグショーとは、どんなイベントなのでしょうか?
この記事では、ドッグショーの基礎知識や楽しみ方をご紹介します。 2024年06月10日作成

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ドッグショーってどんなイベント?

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まずは、ドッグショーの概要について見てみましょう。
どんなイベントかがわかれば、楽しみ方もわかってくるはずです。

犬の姿形を審査する「犬の品評会」

ドッグショーは、犬の姿形を審査する、いわば犬の品評会です。
犬種ごとに理想像を定めており、それを専門用語で「スタンダード」と呼びます。
犬種にとって、スタンダードを維持することはとても大切です。
外見はもちろん、能力や性質など犬種特有のものを保存、維持していくために、ドッグショーは開催されます。

ブリーダー自身も繁殖の正しさを証明することになる

ドッグショーは、ブリーダーの自信にも繋がります。
当然ながら犬種を維持するためのものなので、ドッグショーは犬が中心となっていますが、チャンピオン犬を育て上げたブリーダーは、自身の繁殖が正しかったことが証明されます。
もちろんチャンピオン犬の子犬となると、子犬の市場価値は上がります。
しかし、ブリーダーとしてのレベルが上がっていくことにも繋がるでしょう。

一般社団法人ジャパンケネルクラブが主催している

日本のドッグショーは、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が主催しています。
JKC傘下のクラブが開催するものを含めて、全国各地で年間300回以上もドッグショーは開催されています。
2022年5月時点でJKCに登録されている犬種は207種もあるため、それらの犬種を審査するには各地で行わないと間に合わないのかもしれません。

ドッグショーの歴史

ドッグショーは、もっとも古いものでは1775年にイギリスで開催されたハウンドショーの記録が残っています。
その後は鉄道の発達とともに、全国的に大きな規模のドッグショーが行われることになり、1873年にはドッグショーの管理や規則の作成のために、イギリスでケネルクラブが設立されました。
日本では、1950年11月3日に、東京の上野公園池之端でドッグショーが開催されたのが始まりになります。

ドッグショーの基礎知識

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次に、ドッグショーの基礎知識をご説明します。
どんな犬が入賞することができるのか、ドッグショーのルールについても知っておきましょう。

基本的にトーナメント方式

ドッグショーは、性別や犬種、年齢別でクラス分けをして、トーナメント方式で進んでいきます。
性別と犬種、年齢別の1位を選出して、そこからさらにグループ分けをして、オスとメスの1位を選出していきます。
そして最終的に、1位となったオスとメスで最終審査が行われて、ドッグショーの頂点に立つ犬が選ばれるのです。

審査は6つの項目で評価していく

ドッグショーは、6つの項目で評価をしていきます。
まずは犬種の特色である「タイプ」で、これは例えると「ダックスフンドはきちんと胴長短足になっているか」などです。
次に、犬種の質の充実度や洗練度を見る「クオリティー」です。
また、健康状態や精神状態をチェックする「コンディション」や、精神の安定性や肉体的な健全性を審査する「サウンドネス」、全体的な調和が取れているかを審査する「バランス」も、大切な審査項目です。
そして最後に、その犬の魅力である「キャラクター」も審査項目として挙げられます。
この6つの項目をひとつずつ審査していくのが、ドッグショーの基本的なルールです。

ハンドラーの存在が重要

ドッグショーは、犬だけでなく犬をエスコートするハンドラーの存在が重要です。
ハンドラーは、犬の魅力を最大限に引き出さないといけないため、とてもプレッシャーとストレスがかかります。
ちなみに、ハンドラーは飼い主でなければならない決まりはなく、ハンドラーとしてのプロも多くいます。

チャンピオン犬になる道は険しい

ドッグショーで一度入賞したからといって、すぐにチャンピオン犬となるわけではないことを覚えておきましょう。
チャンピオン犬になるためには、ドッグショーで一定以上の成績を収めると付与される「CCカード」と、「MCCカード」を合計4枚獲得しなければなりません。
そのため、多くのブリーダーやハンドラーは、いち早くチャンピオン犬になるために、全国各地で開催されるドッグショーに足を運ぶ必要があります。
当然ながら毎日のトレーニングも欠かすことはできないため、ドッグショーに参加しているブリーダーやハンドラーは毎日忙しい生活を送っています。

ドッグショーの楽しみ方

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ドッグショーを楽しむ上で、どこに注目すれば良いのでしょうか?
最後に、ドッグショーの楽しみ方をご紹介します。

犬の美しさを楽しむ

ドッグショーの魅力は、何といっても犬の美しさを楽しめる点でしょう。
その犬種ならではの姿形、特徴などが全面に出た犬を見られるのは、愛犬家としてこれ以上の楽しみはないかもしれません。
また、すべての犬はドッグショーの日のために手入れやトレーニングがされているため、「この犬種って、こんなに迫力があったの?」と思わず美しさに驚いてしまうほどです。

見たい犬種を決めておく

ドッグショーは、同じ時間に複数の場所で審査が行われます。
そのため、早めに会場入りして1,000~2,000円で販売されている出陣目録をチェックしてみると良いでしょう。
出陣目録には、出場するすべての犬の名前や生年月日が掲載されています。
また、ドッグショー中に気になる犬がいた場合も、出陣目録に掲載されている番号から調べることが可能です。

拍手などで自分自身も楽しもう

ドッグショーは、程良い緊張感に包まれています。
観客もその雰囲気にのまれてしまうかもしれませんが、気になる犬や感動した犬がいたら、拍手などで盛り上げてあげましょう。
拍手などで会場を盛り上げることで、ハンドラーの自信にも繋がるはずです。
ただし、当然ながらハンドラーや犬に声をかけたり、フラッシュを使用した撮影をしたりなど、マナー違反になるようなことはしないようにしましょう。

ドッグショーは犬と人間のための品評会

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ドッグショーは、長い歴史がある犬の品評会です。
犬種の維持や保存を目的として、ブリーダー自身の繁殖の正しさを証明させるための大切な場所でもあります。
もしもドッグショーを観てみたいのであれば、事前に気になる犬種をチェックしておいて、マナーに配慮した楽しみ方をしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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